383番 バンコク首都圏不完全地方バスガイド

2018年5月24日

これはバンコク首都圏でのBMTA(バンコク大量輸送局)管轄以外の路線バス(以下、地方バス)についてのエントリーです。路線案内だけではなく、周辺の見所などを書いています。バンコクっ子と同じ目線で街を行くショートトリップ、路線バスの旅です。

バンコク首都圏の路線バスは非常に複雑です。BMTA管轄路線バスは直営と委託があって(私の経験で)205の系統番号があります。同じ番号でも短区間運転や枝線もあり、直営と委託会社、バスの種類別、行きと帰りルートが異なるのは普通です。全く同じ番号で行先が5カ所と全く異なるケースすらあって、それらを数えたら300以上の路線があると私は思っています。

何の資料も見る事無く、その路線全てを全区間・行き帰り・会社別・ルート別で全て乗って、それをブログで全て書くのに2年半かかりました。複雑で変化が激しいタイの路線バスだからこそ自らが実際に全ての区間に乗って経験する事に拘りました。

BMTA管轄路線バス以外に、首都圏には地方バスもあります。

ネットで調べるのを避けている私にとって地方バスは暗闇で手探り状態です。BMTA管轄路線バス以上に自由ですし、地方バス故になかなか乗ること自体が難しく、乗ったら何もない田舎の野原に着いた・・・なんて事もあって、「分からない」「乗れない」「つまらない」の三重苦でブログに書かないつもりだったのですが・・・

地方バス全ての路線を書けません。全区間・往復乗らない路線もあります。中途半端になるのは分かっていますが、私の経験をブログと言う形で記録に残せたら・・・もしかしたら他人様の何かのお役に少しはなるかも知れないと思うようになりました。

地方バスは特にですが、変更も多く交通事情や運転手の気分でも変わります。時間帯による運行の違いもあるかと思います。ですからこれはいつまで経っても不完全バスガイド、路線の概略ぐらいにお考えください。

路線番号順のインデックスを作っています。このブログ画面左にある「カテゴリー」から「バンコク路線バス・番号別インデックス」を選ぶと、目次のように番号順表示されます。地方バスはBMTA管轄路線バスの下にあります。

また、入門編「路線バスの初歩」、そして「ご質問専用室」も作ってあります。どこで質問してよいか分からない時、バスでの行き方、バスに限らバンコクの公共交通機関に関するなら何でも構いません。ご利用下さい。ブログ画面左にある「カテゴリー」からアクセス出来ます。


基本情報

行先表示:
ランシット รังสิต ~スンシンラパチー(アートセンター) ศูนย์ศิลปาชีพ

ルート
ランシットRangsit ~ 346号線 ~ 347号線 ~ 3309号線 ~ バンサイ・王立郷土工芸センターBang Sai・Royal Folk Arts and Crafts Center

Bus383 Map

パトゥムターニ県ランシットからアユタヤ県バンサイにある王立郷土工芸センターまでの路線です。

ノンエアコンバスですが車掌さんに行先を告げる必要があります。私の場合はタイ語で「バンサイ」と言ったものの、何か言い返されたので、英語で「アートクラフトセンター」とゆっくり言ったら通じました。

本数は普通より少し少な目の20~30分に1本のイメージですが、渋滞するような所がない為か、間隔が安定しているように思えます。


バス車種

ノンエアコンバス

Bus383

Bus383 Inside 1


ルート周辺

出発はパトゥムターニ県ランシット地方バス発着所からの出発です。ランシットの中心となっている巨大ショッピングモール「フィーチャーパーク」から900m西になります。大通りから一歩奥に入ったビルに囲まれた広場です。

Rangsit Local Bus Depot 181

ブログ上復路(ランシット行)ではランシット・パトゥムターニ通りを西からフィーチャーパーク前(パホンヨーティン通りを挟んで反対側)の陸橋下まで来て、多くの乗客がそこで降りてからUターンして発着所へ向かいます。もちろん発着所までも乗れます。

Bus383 Rangsit

「フューチャー・パークFuture Park Rangsit」はアジア有数の巨大ショッピングモールでバンコク周辺でおそらく最大規模ではないでしょうか。「フューチャー・パークへ 最大級ショッピングモール」で詳細を書いています。

Future Park 181

フィーチャーパーク周辺は商業施設が集中し、BMTA管轄路線バスに他の地方バス、ロットゥーも非常に多く集まるので県内で最も人が行き来する所です。ここで降りる場合は良いのですが、ここからバスに乗りたい時はいったん発着所まで乗る事になります。

Local Bus ap Rangsit 181

他の路線も同じルートなので陸橋下へ来たバスに乗れば発着所まで行けます。行先を告げずに4バーツです。そして発着所で出発待ちをしている目的のバスへ乗り換えるわけです。発着所で383番は(大通りから入って)左から2~3番目で待機しています。

Bus383 Bus Depot 1

ランシットは他の地方バス以外にも多くのBMTA管轄路線バスに接続できます。

以下はフィーチャーパーク前での乗り換えです。
 39 タラートタイ~ランシット~サパーンマイ~戦勝記念塔
187 シープラヤ~戦勝記念塔~ランシット~クローン3
510 タマサート大学ランシット~ドンムアン空港~戦勝記念塔
520 タラートタイ~ラックシー・ロータリー~ミンブリー
538 ラチャモンコン大学~ドンムアン空港~高速経由~戦勝記念塔

以下は地方バス発着所前を通るBMTA管轄路線バスです。
 29 ランシット~ドンムアン空港~戦勝記念塔~ファランポーン駅
 34 ランシット~バンケーン~戦勝記念塔~ファランポーン駅
 59 ランシット~ドンムアン空港~戦勝記念塔~王宮広場
 95n ランシット~ドンムアン空港~バーンカピ(ハッピーランド)
185 ランシット~ラチャダピセーク通り~クロントゥーイ
503 ランシット~パホンヨーティン通り~戦勝記念塔~王宮広場
504 ランシット~ドンムアン空港~伊勢丹前~タノントック
522 ランシット~ンガムウォンワン通り~高速経由~戦勝記念塔
555 スワンナプーム空港~ラマ9世(高速)~ドンムアン~ランシット

さて、画像下のようにバスは発着所を出てすぐランシット・パトゥムターニ通りを西に向かいます。そしてすぐタイ国鉄ランシット駅の上を陸橋で渡ります。

Bus383 Bus Depot 2

その陸橋すぐ上には建設中のこれも国鉄ダークレッドラインの高架があり、少し北側にランシットの高架駅が造られています。ダークレッドラインに関しては「ダークレッドライン全て見せます⑩ 最終回 ランシット駅」で全てのエントリーにたどれます。

SRT-Rangsit ST 181

バスはランシット・パトゥムターニ通りを北西に向かい、チャオプラヤー川の東を沿うように南北に走る「ティワノン・パトゥムターニ通りTiwanon-Pathum Thani(国道306号線)」との「バンクラン交差点Ban Klang」で右折しますが、この交差点手前が「プーンサップ市場Poonsap Market」です。

Poonsap Market 181

プーンサップ市場はバイク(車も)のパーツで有名ですが、(私は詳しく無いのですが)首都圏最大の車関係のパーツ市場ではないでしょうか。って言う事はタイ最大ですね。見ていると改造用のパーツも多くあって、客層もだいぶ市井の市場とは異なります。

Poonsap Market 182

Poonsap Market 183

この市場があるバンクラン交差点にある大きな病院「聖カルロス病院Krung Siam Saint Carlos Hospital」と隣のマツダのディーラーの間の路地奥には、「ワット・サーンチャオ水辺マーケットWat San Chao Market」があります。

San Chao Floating Market 181

バス通りから歩いて20分弱ですが、ソンテウなどの情報も含めて「偶然見つけた水辺マーケット、ワット・サーンチャオ」で詳細を書いていますが、地元の方々で賑わいがある所です。

San Chao Floating Market 182

バンクラン交差点からティワノン・パトゥムターニ通り(346号線)に入ってすぐ「パトゥムターニ橋Pathum Thani Bridge」下でUターンしますが、復路(ランシット行き)はパトゥムターニ橋へ行きません。

Bus383 Map 1

Bus383 Bridge 1

この橋の開通は1984年で外務省の資料によると1981年の円借款58億円が使われ、施工は住友建設などが行ったようです。「チャオプラヤー名橋奇覧ついに最終回⑱パトゥムターニ橋」で詳しく書いています。

Pathum Thani Br 181

パトゥムターニ橋下でのUターン後にすぐ347号線に入ります。347号線はチャオプラヤー川に沿って南北に走る幹線道路です。チャオプラヤー川東側から途中で西側になりアユタヤ、アントンへと通じます。

Bus383 347-1

Bus383 347-2

やがてバスは347号線から3309号線に入りますが、地方道路そのもので周囲は緑多く水田や樹木の続く中で時々集落が見えるぐらいです。

Bus383 3309-1

3309号線でアウターリングこと9号線を横切りますが、往復とも直進出来ません。そこで往路(王立郷土工芸センター行き)はアウターリングがチャオプラヤー川を渡る橋の下まで行ってUターンします。

Bus383 3309-2

Bus383 Map 2

チャオプラヤー川に架かる橋を河口から一つ一つ歩いたシリーズ「チャオプラヤー名橋奇覧」がありますが、一番上流はパトゥムターニ橋で終わったのでアウターリングのこの橋は書けていません。人が歩けるか微妙なのですが(作業用?なのか30㎝幅ぐらいの歩くスペースはある)、トライしたものです。

Bus383 3309-3

Uターンを終えて3309号線に戻ると、すぐに王立郷土工芸センターの看板が出て来ます。またこの辺りは水田続いています。そんな中で突然に立派な建物が現れますが「SACICT(The Support Arts and Crafts International Centre of Thailand)タイ王国アート&クラフト国際支援センター」です。

SACICT

SACICTが過ぎたらすぐに終点の王立郷土工芸センターです。バスはその前で停まり終点です。その後バスは少し先まで行って脇道に入って休憩のようです。

Craft Center 1

Bus383 Bang Sai 2

王立郷土工芸センターはチャオプラヤー川に面して広大な敷地を持つ施設です。タイ工芸品の技術継承な販売促進などを目指したように思えますが、一言で現わせばそのメインの機能は失われつつあるように思えます。詳しくはまた別に詳しく書く機会があるかと思います。

Craft Center 2

現在このセンターで機能しているのはエキシビションホール、タイビレッジ、淡水魚水族館、バードパークの4つです。本来メインとなるべき工芸別に製作過程などが見られる会社や職人さが引き上げてしまったのか、廃工場のようになっています。

Craft Center 3

ただし非常によく整備されて美しい公園としての機能は素晴らしく、小さいながらも水族館とバードパークも家族連れには一日遊べる施設なのかも知れません。

Craft Center 4

Craft Center 5

Craft Center 6

復路のバスは緑の木陰で休んでいただろうバスが突然現れて、王立郷土工芸センター前から出発します。

Bus383 Bang Sai 1

この辺りのバスはこの383番のみの独自路線です。バス以外では3309号線をチアンラックノイChiang Rak NoiとバンパインBang Pa Inを結ぶソンテウ2188番が走っているはずなのですが、私は40分待って来なかったので諦めてバス383番で戻ってしまいました。

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2018.05.24 | コメント(0) | 首都圏地方路線バス

最高のお気に入り、ルアンペーン百年市場② アクセス術

観光地や日本人が多い所にメディアやネットで書かれているだろう事とは距離を置くブログですが、ただ街を歩くだけで多くのお気に入りの出合いこのブログで紹介して来ました。

その中でも最も気に入っている所で、間違いなくネットでは書かれた事がないと思います。それがバンコク都の東の端っこで「ルアンペーン百年市場 Luang Phaeng Market 108Years」です。正確には百八年市場ですが、それがいつから言われているのか謎です(笑)

20180518 LP 1

ここには独特の雰囲気があるので好きなのですが、それは何て表現するのか・・・・『賑わっていた時が去ったのを受け入れている』と私は思うのですが、寂れているのとは異なります。ただ、寂れていると感じる人は多いでしょうし、そう思う方はここは面白くないはずです。

20180510 LP 2

前回の第1回目はこの市場が出来た頃の時代背景を主に書きましたが、第2回目の今回はアクセスから始めましょう。ご安心ください!『簡単』です・・・って私が書くと余計に不安になるでしょうが(笑)

日本人ブログやフリーペーパーにありがちだろう都会目線の(タイの庶民が暮らす所を)『ローカルな…』と何でも付けるのが大嫌いで、『タクシーでローカルな○○へ』なんて絶対に書かないブログなのを読者はよくご存じかと思います。

そのアクセスは公共交通機関の路線バス、タイ国鉄、エアポートリンク、運河ボート、ソンテウなどで行けますが、最後は画像下のソンテウに乗る必要があります。

20180518 LP 2

色々な行き方を書くと読者を惑わせる事になるので、最も簡単は方法は・・・私からすれば行き交う人々まで眩しく思える大都会の「オンヌットOn Nut」から70~80分でしょうか。バスに乗って一回だけソンテウに乗り換えるだけです。

しかも初心者用内容は避けるブログですが、バスの初歩の初歩から路線も詳しくこのブログで書いていますし、ソンテウの乗り方まで書く破格のサービスです(笑)
  路線バスの乗り方
  路線バス1013番
  ソンテウの乗り方

まず画像下のオンヌットのBigC前から地方バス1013番に乗ります。このバスは区間運転や枝線もなくて簡単です(帰りはシーコンスクエアへの枝線がありますが)。行先を言う必要がありますが「フアタケー Hua Takhe」と何度か言うと通じるかと思います。

Bus1013 Onnut 2

このバスはオンヌット通りから「ラートクラバン通りLat Krabang」と真っすぐ西へ向かうだけの簡単な路線です(シーナカリン通りとの交差点で変な動きをしますが)。ラートクラバン通りSoi20のショッピングモール「ザ・パセオ・モールThe Paseo Mall」過ぎから、フアタケーを過ぎて終点になるまでの間の好きな所で降ります。

まぁ、バスの方が乗り心地が良いのでフアタケーぐらいまで乗った方が良いでしょう。ザ・パセオ・モールは「パセオ・ショッピングモール三都物語」で、フアタケーは「フアタケー古市場④」で詳しく書いています。

Bus1013 Paseo 1

20171106 Hua Ta Khe 1

そして最後に乗るのがラートクラバン通りでのソンテウで、西端はザ・パセオ・モールあたり(ナームチャイ市場 ตลาดน้ำชัย )からずっとラートクラバン通りを東に向かい、フアタケー、「サイアム・サーペンタリウム Siam Serpentarium」前を通り終点が「ワット・ラチャコーサー Wat Ratchakosa วัดราชโกษา 」までの路線です。(画像下はフアタケーでこのソンテウに乗った時のものです)

20180518 LP 3

実はこのソンテウも1013番系統です。オンヌット通りで日本人の方々が多く住むエリアでは親切に前面に1、2、3、4・・・のように番号が書いてあるソンテウと同じ系統ですが、オンヌット通りも東に行くと番号は書かずに行先表示になります。ちなみにこのソンテウは1013番系統の222番です(笑) 驚く事はないです。この地区には777番も888番もありますから(大笑)

行先表示の一番下がワット・ラチャコーサー(上はナームチャイ市場)ですが、同じようなデザインで走って来るソンテウの行先表示なんて私にはとっても読めません。って言うか、最初からタイ語は読めずにパーターン認識しているだけですが(汗) ご安心ください。ラッキーな事にこのソンテウだけは「ザ・パセオ・モール」英語のロゴマークが前面にあるのです。ちなみにこのラートクラバン通りは色々なソンテウがうじゃうじゃ走っています。

20180518 LP 4

1013番系統222は本数が普通で10~15分に1本程度ですが、バンアップ案でもう一つだけソンテウ路線があります。赤いソンテウで1270番がワット・ラチャコーサーの少し先(東)の免税商品(倉庫か研修所)の「キングパワーKing Power คิงเพาเวอร์ 」(前面行先表示一番下)まで行くソンテウですが、これはかなり分かり難いです。

20180518 LP 5

本当は・・・BMTA路線バス517番がワット・ラチャコーサー近くの「トゥータイ市場Therdthai Market」と北バスターミナル間で運転しているはずですが、日中は1時間経ってもあるかないかで、たまに乗ってもラートクラバンかフアタケーで降ろされてしまいトゥータイ市場まで行けた事がありません。(現在の日中では)実質的にただのUターン場所か休憩所だと思うので無視です。

情報が多すぎて・・・やはり難しく感じさせてしまいますね(汗) 住んでいるアパートの隣の区(ラートクラバン区)なので、地元情報ばかりでご勘弁を(笑)

20180510 Map

要はオンヌットから地方バス1013番に乗って、フアタケー(乗客のほとんどが降りるので終点のようなもの。別に終点まで行っても良いし)で降りて、降りた場所から動かないでパセオマークがあるソンテウに乗って終点まで行けば良いだけです(苦笑)

ついでに書いてしまうと・・・上記ソンテウで途中に通るサイアム・サーペンタリウムですが、サーペンタリウムとは英語で「ヘビ園」の事です。ソンテウのステップから撮ったので変な画像ですが・・・

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「何でこんな所に・・・」と思わずにはいられないのですが、実はスワンナプーム周辺の幹線道路沿いは何だか分からない大型施設やレストランが多く、周囲は漢字だらけで大型観光バスがよく駐車しています。中国人団体ツアーの抱え込み施設に思えますが、ここもそれっぽい感じになっています。

20180518 LP 8

まぁ、入場券(大人)が550バーツと異常に高いので無縁ですが(笑) 公式サイトの画像だとショーなどもあるようです。ヘビ好きな方は是非このソンテウに乗って遊びに行って下さい。ちなみに私のアパートでも緑のきれいなヘビが見られます(笑)

20180518 LP 7

ラートクラバン通りはサイアム・サーペンタリウムの西でルアンペーン通りと名を変えます。

さて、ソンテウの終点ですがですが画像下(2枚合成で変ですが)がルアンペーン通りを東向きに撮ったもので、交差点の右のテントがトゥータイ市場で左角にあるセブン・イレブンがありますが、多くの1013(222)番はこの交差点角のセブン前が終点です。

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セブンの角を左折するとすぐにワット・ラチャコーサー前でそこまで乗れる場合もありますし、この交差点でUターンするソンテウもあります。

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上記交差点を左折(北方向)して300mぐらいで「プラウェートブリーロム運河 Prawet Burirom」を渡る橋です。その手前左(西側)がワット・ラチャコーサーです。

20180518 LP 11

このお寺自体はどこにでもあるようなお寺ですが、学校があるのか送り迎えの車が行き来していますし、人もそこそこいるお寺です。その境内を通り運河に出ます。運河の東側に見える橋は歩いて来たルアンペーン通りの交差点に通じる道です。

20180518 LP 12

その橋のこの運河沿いに人が歩ける小道があるので、東に向かいます。橋の下を通ると・・・さらに先に運河沿いに赤茶けたトタン屋根が並んだ集落が見えて、そこまで行けそうです。そして運河沿いの小道を人が歩いています。慌ててその人を後を追いました(笑)

20180510 LP 8

実は・・・最初にここを知ったのは全くの偶然です。事前に何か知っていたわけでもなく、街歩きで看板を見たわけでもありません。Google Mapsでバンコク都とチャチェンサオ県にサムットプラカーン県と1都2県が接する所があるので、そこを見ようかと・・・行っても何もない所だと思っていました。

それがこうして偶然にもルアンペーン百年市場に行き着いたわけです(笑)

そして運河両側に並ぶ集落に入ると・・・「なんだこれは!」と思いましたよ。あまりの寂れようではありませんか! ちょっと集落の中に入るのをためらいました。板を張っただけの足元が心配だったのもありますが、物珍しさに入って良いのか? そんな思いがしたのです。

20180518 LP 13

最初は人の気配すら感じなかったのですが、壊れそうな板張りの上を歩いて行くと・・・(私が言うのもおかしい気がしますが)ご老人たちが、何をするわけでもなくこの板張りの運河沿いで時間をつぶしておられます。

20180510 LP 9

過ぎ行く時を静かに見つめて齢を重ねる、ここに住む老人たちが「観光客なんて要らない」と言わんばかりに、ここに入り込んだ私を見つめています。

20180510 LP 6

何かをしゃべらずに通れない気がして、下手なタイ語で「こんにちは、暑いですねぇ・・・」なんて声をかけながら奥に入って行きました。いやぁ~色々な町や路地裏を歩きましたが、この感じは・・・場違いな所へ迷い込んだようで、最近の言葉で言えばアウエー感いっぱいです(汗)

20180518 LP 14

挨拶が返らないまま歩いて行くと・・・やがて声がおじいさんやおぼあさんからかけられて来るようになりました。きっと私の事を見ていたのでしょう。あるいは、私が持った事もないスマホであっと言う間に皆さんの間で「タイ語が変なアジア人の年寄りが来るぞ」と情報が飛び交ったのかも知れません。あれって、LINEって言うのですよねぇ・・・

さて、この先・・・いったいどうなるのでしょう。次回に続きます。

20180518 Map

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2018.05.22 | コメント(0) | マーケット

初めての一人旅① 序章&北バスターミナルへ

昨日、初めての一人旅のタイ北西部からバンコクに戻りました。

「カンペーンペット Kamphaeng Phet」と「ナコーンサワン Nakhon Sawan」ですが、南北に長いタイ全土やバンコク都からの目線でも北部と書くのが正しいのかも知れません。ただ、私的には「北部」と書くとチェンマイやチェンライを思い浮かべてしまい、少し異なります。(画像下はカンペーンペットのワット・プラケオです)

20180526 KPP 1

エントリー予定には無かった新シリーズの始まりですが、ナコーンサワンは「チャオプラヤー川 Chao Phraya River」が始まる所です。そしてカンペーンペットはそのチャオプラヤー川に繋がる「ピン川 Ping River」が流れ、スコータイ王朝の要塞都市でした。

本ブログ読者はご承知でしょうが、チャオプラヤー川を遡りながらも歴史と王朝をも遡る旅の一つです。画像下はナコーンサワンの昭披耶河源(チャオプラヤー源流)です。

20180526 NS 1

結局・・・本ブログの中で現チャックリー王朝(ラッターナコシン王朝や(外国人には)バンコク王朝とも呼ばれる)からトンブリー王朝、そして今はアユタヤ王朝へ遡っていますが・・・現実の旅としてはチャオプラヤー河からピン川へと入り、スコータイ王朝へと繋がる旅をしています。

スコータイ王朝 1238年~1448年 鎌倉時代から室町時代
アユタヤ王朝  1351年~1767年 室町時代から江戸時代中期
トンブリー王朝 1768年~1782年 (1776年アメリカ独立宣言)
チャクリー王朝 1782年~     江戸時代中期から現在

このブログは「○○遺跡。すごかった・・・」などと短文で写真をベタベタと貼って行く旅行記?でもありませんし、ネット情報とは距離を置いて自分がただ街歩きをする中で、人々の暮らし、そして路地や運河に橋などを丁寧に見て感じ思う事を書いているブログです。画像下は夕暮れ後のナコーンサワン市内です。

20180526 NS 2

旅行記的ブログをちゃちゃっと書くのは苦手と言うか出来ませんので、いつものように饒舌で、押しつけがましい、面倒くさい・・・内容になるかと思います。ブログランキングを止め、検索アクセスに繋がるmetaタグすら気を付けているので、情報だけを求めて検索で初めて来る方は少ないかと思いますが、ご承知おき下さい。

また、ブログ上は現在「バンコクからソンテウだけで行くパタヤ」「チャオプラヤー元流を歩く」「バンコク首都圏不完全地方バスガイド」に、「最高のお気に入り、ルアンペーン百年市場」などのただの近所の街歩きの別シリーズがエントリー中です。

複数の別々なシリーズを同時進行でエントリーしていて、進行が遅いし分かり難いと思います。ごめんなさい。(画像下はカンペーンペットの城壁です)

20180526 KPP2

さてタイトルの『一人旅』ですが・・・もう20年以上海外での一人暮らしなので「一人旅」は基本ですし百回以上で数えた事もないのですが、「初めて」の意味は「リタイア後の泊りがけの旅」の意味です。

リタイア後に娘とニューヨークに行きましたし、息子ともドイツやフランスなどヨーロッパ各国を巡りました。タイには娘が遊びに来てプーケットにも行きました。ただ、タイでは毎日が一人旅のようなものですが、バンコクを離れて一人で泊まるような旅は初めてです。

20180526 NY

ロングステイの今までの3年半、持病があるので無理せずに夕暮れ前にはアパートに戻る・・・そんな日々でした。事情を知っている家族が一緒なら遠くへ旅行に出ても安心と言うか、少しは無理してでも家族をどこかに連れて行きたいと常に思っています。今は家内とイタリア旅行を計画中です。

20180526 EU

まぁ、そんな私的過ぎる話は別にして・・・

チェンマイには飛行機以外に鉄道でも何度か行っていますし、スコータイにも長距離バスで行った事があってカンペーンペットとナコーンサワンは何度か通った事はありますが、滞在して街歩きをするのは初めての事です。

20180526 Sukhothai

画像上は17年前に行ったスコータイですが、この時は全くタイ語を話せないのに(今も同じようなものです)地方路線バスで「シーサッチャナーライ Si Satchanalai」まで行って、車掌さんに言われるままに降りたものの周囲は危険な吊り橋しかなく・・・

20180526 SS 2

吊り橋近くの小さな店で四苦八苦して、荷物運び用のサムロー(人力ではありませんが、現地ではこれをサムローと呼びます)に乗せてもらって遺跡公園に向かったものの、いきなりサムローで吊り橋を渡り大変驚きました。って言うか恐怖でした・・・今とあまり変わらない旅のスタイルですねぇ~(笑)

20180526 SS 1

このようにスコータイとシーサッチャナーライは行った事があるのですが、カンペーンペットはただ通り過ぎただけ。それでずっと行きたかったのです。そしてそんな想いが募ったのは、チャオプラヤー川源流からピン川へとブログで関係した事を書いたからでしょう。

20180526 Map

そして・・・バンコクの北西360㎞にあるカンペーンペットに向かう為、バンコクのアパートを出たのは今週火曜日の朝6時半頃でした。幸いアパートすぐのバス停からBMTA路線バス145番で北バスターミナルまで一本で行けますし、すぐに来た145番は枝線のメガバンナー発で空いていました。

20180526 Bus

時間は1時間以上かかりますが、アパートの部屋を出てほとんど歩く事もなく北バスターミナルまで6.5バーツで行けるので助かります。

20180526 Mochit 1

初心者用の説明まですると、大変くどくなるのですが基本だけ書くと・・・バンコクから出る長距離バスは目的地別に3カ所のバスターミナルに基本的(パタヤ、カンチャナブリー、プーケットなど有名観光地は特に例外が多くあります)に別れます。南方と西方が「新南バスターミナル(サイタイ・マイ)」、東方が「東バスターミナル(エカマイ)」で北方と東北が「北バスターミナル(モーチット2とかモーチット・マイ)」です。中距離のロットゥー(ミニバン)も基本は同じですが、上記以外に旧南バスターミナル(サイタイ)が加わり、さらに近距離ロットゥーは無数に発着場所はあると言えます。

残念ながらタイでは何事も変化が激しく例外も多いので、ネット情報には多くの不足があるのが普通かと思います。臨機応変に動けないで心配性な方は事前に十分に調べるか、本ブログでもご質問ください。

20170411 Mochit Map 3

えっと・・・多くの方々は高架電車のBTSか地下鉄のMRTで北バスターミナルへ向かうと思いますが、画像上の通り電車の駅からは歩いて行くには辛い距離があります(当然荷物もあるので私でも歩きません)。

お金持ち日本人が書くネット情報に従って「タクシー」で行かれる方は別にして、一番多いだろうBTSモーチット駅からは多くの路線バスで行けますが、バス停がちょっと異なるので注意です。普通のネット情報だと間違えが多い「○番出口ですぐのバス停」なんて書いてあるのは信用してはなりません。渋滞さえ無ければ所要時間は10~15分です。

詳細マップB
20170411 Mochit Map 4

 96 ミンブリ~バーンカピ~ラップラオ~北バスターミナル
134 バーンブアトーン~ンガムウォンワン通り~北バスターミナル
136 北バスターミナル~ラチャダピセーク通り~クロントゥーイ
138 プラプラデーン(枝線あり)~高速経由~北バスターミナル
145 プレークサ(パークナム)~バーンカピ~北バスターミナル
182 モール・ラムカムヘン~セントラル・ラップラオ~北バスターミナル

他に517番(ラートクラバン~北バスターミナル)も通りますが、本数が激少なので待ってはいけません。ドンムアン空港から北バスターミナルへ行くA1が停まりますが、乗ろうと思ったら出来るかも知れません。ただバス側はそれを意識してないので多少難しくなります。

またバス停に書いてある路線番号は10年以上メンテナンスされていないので、「通るのに書いてない」「通らないのに書いてある」のが普通なので、100%無視すべきです。これもネット情報に間違いが多い例かと思います。

上図の路線バス以外に道路反対側(公園側)のバス停で3番と77番も北バスターミナルまで反時計回りで行けますが、(これもネット情報にあるだろう不十分な事で)バス側がBTSモーチット駅横のバス停が混むので素通りする傾向があるので注意です(私は非推奨です)。

  3 北バスターミナル~王宮広場~BTSクルン・トンブリー駅
 77 北バスターミナル~シーロム~サトーン~セントラル・ラマ3

詳細マップA
20170411 Mochit Map1

画像上の通り、BMTA路線バスで行った場合は終点の北バスターミナルが長距離バスターミナルと徒歩5分ほど離れています。道を知らない方は多くの人が行くだろう露天商が並ぶ暗黒の道に入らず、大通りから行った方が無難です。

と言う事で(私の場合はアパートからほとんど歩く事なく北バスターミナルへ行けますが)、この機会に慣れていない方用に簡単な行き方を記しました。実際は読むより簡単ですが、手順として理解しておくと旅の最初にくじける可能性は低くなるかと思います。また多くあるだろう不十分か誤ったネット情報例も記しておきました。

20180526 Mochit 2

蛇足ですが、2人か3人ならBTSモーチット駅(あるいはMRTカンペーンペット駅)からタクシーに乗るのは十分に考えられますが、(よほど時間と他の手段がない限りは旅行者には危険な)モタサイ(バイクタクシー)に(旅行者と見れば割高な料金を要求する)トゥクトゥクは非推奨です。それらを推奨するネット情報も疑問大です。

と言う事で、バンコクへの旅行者が多く使うだろう北バスターミナルへのアクセス方法を書きました。

さて・・・このバンコクの北バスターミナルに限らず、タイ各地だけでなくアジアや中南米のバスターミナルの多くは多くの運行会社が入っているので、チケットを買うにもその売り場(カウンター)ば別々で分かり難いのが共通点です。その中でも北バスターミナルはタイ国外を含めて行先が多く、運行会社も多いし、長距離バスとロットゥーの両方が行く目的地(ナコーンサワンもそうです)もあって、慣れていない方々には厳しいバスターミナルです(笑)

20180526 Mochit 3

空港のように・・・運行会社関係なしに全部をまとめて発車時刻順に目的地に中継点、そしてバスのクラスにチケットカウンターや発車場所を記した電光掲示板があると良いのですが、なぜか私は見た事がありません。画像下の新宿のバスターミナル「バスタ」みたいに、こんなのがあれば良いのですが・・・

20180526 BUSTA

一応、(ロットゥーを別にして)長距離バスのチケットカウンターは行先別におおよそ別れています。今回の私のタイ北部行きは一階の表側(東向きのターミナル正面一階のターミナル内に入らない外と言うか、庇の下)です。

どうしても分からない方は一階の中央でターミナル内に入ってすぐに「インフォメーションInformation」があるので、そこで行先を言うとカウンター番号を教えてくれます。ただ・・・私的にはその選択基準が分かりません(笑)間違っているわけではないのですが、別な選択肢も多くある中で、なぜそのカウンター(運行会社)を言ったのか理解できないのです。とにかく急ぎたい時、バスのクラスは気にしない時などはこの方法が一番間違えはないかとも思います。

出発をそれほど急がないなら、行先はもちろんですが、価格の差はそれほど大きな差があるわけではありませんから、出発時間とバスのクラス(VIP、1st Class、2nd Classなど)で選べば良いかと思います。

20180526 Mochit 4

その場合はカウンターを順番に見て行っても(地名の英語が読めれば)5分もあればその方面だけは見られるかと思います。

出発時間は書いてある場合と書いていない場合があります。カウンターに人がいなければしばらく出発しない意味で、人がいて行き先が合致すれば、出発時刻とクラスを聞くのを繰り返すしかありません。

20180526 Mochit 5

ちなみに(地方都市のバスターミナルでは特に)「どこへ行く?」と声をかけて来る客引きがいたり、自ら行先を言いながら歩く手段もあります(笑)ソンクランなど長期休暇前などで利用客が増える時にその客引きは増えます。

私的経験で言えば、10年以上前ですが年末の北バスターミナルでチケットカウンターに並んでいたら声をかけられ、それについ答えたら別な場所で数人まとまるまで待たされ、さらにタクシーに押し込まれて10分程度離れた場所に連れて行かれ、バスに乗ったもののそのバスを変えられたり右往左往した経験があります。もぐりの会社だったのかも(汗)まぁ、最終的に目的地には行きましたが・・・

もちろん、地方都市のバスターミナルではインフォメーションはまず無いですし、行先に英語が無い場合も多くなります。これはまた別に書きましょう。

北バスターミナルは多くの旅行者が通過する所なので、1回、あるいは数回利用しただけでもネットに「北バスターミナルへの行き方とかバスの乗り方」を書く人が多いかと思います。それだけに不十分な内容が多いのが実際ではないかと思います。

私がリタイアしてから公式サイト以外はネットで何かを調べたり検索しないのは・・・そんな誰もが自由に(間違えでも、不十分でも)アクセス稼ぎで検証もされない内容をネットに書くのに強い懸念を感じているからです。遠回りし、間違え、迷い、苦労しても、それが異国での旅と思える年齢ですし、そんな事が当たり前だった頃からの旅人だったからでしょう。

くどくなりましたが、このブログ内容も変化が激しくコロコロ変わるタイではすぐに古くなりますし、私の勘違いもあるかと思います。慣れていない方々が多く利用するだろうバスターミナルだけに、私の懸念を例で書いてしまいました(汗)

次回はいよいよバスに乗って出発です。

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2018.05.20 | コメント(0) | タイ・トラベル

バンコクからソンテウで行くパタヤ② パークナム~チョンブリー

バンコク都心部からソンテウだけを乗り継いでパタヤまで行く・・・ソンテウを乗り継ぐ途中の町が主役の「ソンテウで行くパタヤ」シリーズの第2回目です。

前回の第1回目は「都心部オンヌット~パークナム」で、チャオプラヤー河口の町まで来ました。

20180508 Songthew 7

私自身はパークナム中心部に入らず、シーナカリン通りとスクムビット通りの交差点で次のソンテウに乗り換えますが、これは乗り慣れているソンテウで遠くから走ってくるソンテウでも見間違う事がないからです。

20180508 Map Pak Nam

ソンテウ1196番の終点は建設中のパークナム展望タワーのすぐ横でワット・ピチャイ・ソンクラームの横でもあるので、上の地図のように終点まで乗ってそのすぐ近くから出発する次のソンテウに乗った方が分かり易いです。

パークナムからはスクムビット通りをずっと走る事になりますが、前回のソンテウをまとめてみましょう。

オンヌット~シーコンスクエア  1013番系統4番 8バーツ 50分
シーコンスクエア~パークナム  1096番系統    8バーツ 80分

20180426 Map4

次のソンテウは1140番系統の「クローンダン Khlong Dan คลองด่าน」行きです。1140番系統も多くの異なる路線があるので行先表示に注意ですが、画像下のように色などはクローンダン行き全車同じです。

Songthew 1140 PN 181

ソンテウが出発してすぐの県庁前の交差点で右折してスクムビット通りへと入ります。ここからはBTSスクムビット線の延伸工事区間になり延伸区間の最南端と車両基地入口前を走ります。

BTS延伸区間の全てを詳細に見たくてサムロンからこの辺り(ケーハ・プラット・プラカーン)まで歩いた事があります。「全て見せますBTS延長部と新駅4」でその時のエントリーにたどれます。

20180305 BP 18

ソンテウは観光客に人気の小型化した古代都市テーマパークの「ムアン・ボーラーンAncient City (Mueang Boran)」や「バンプー保養所(バンプー・リゾート)Bangpoo Resort」や前を通ります。もっともこの辺りまではパークナムから別なソンテウ路線がたくさん走っています。

Mueang Boran 181

20180305 BP 1

ムアン・ボーラーンもバンプー保養所も私的には有名観光地なので本ブログでは対象外ですが、このソンテウ(同系列のロットゥーも)だけでアクセス出来るのがバンプーの(名もない)桟橋で、「サムットプラカーン東部を行く③バンプーの桟橋」で詳しく書いています。

20180218 SP 2

20180305 BP 17

また、ソンテウはスワンナプーム空港を洪水から守る為に造られたスワンナプーム放水路の高架放水路下を走ります。実際に放流があった時にその放水路下を走るのはなかなか機会がありせん。「サムットプラカーン東部を行く②スワンナプーム高架水路」で詳しく書いています。

20180226 BP 2

このようにソンテウはずっとタイ湾沿いに東に向かい、1時間以上乗った後にやっとクローンダンの町に入り終点です。画像下のよう(にここだけが)賑わいある町で、ダン運河(クローンダン)をスクムビット通りの橋で渡れば終点です。

20180320 KD 1

20180320 Songthew 4

クローンダンはこの周辺では一番大きな漁港ですが、昔は何らかの関所があった地だと思われます。詳しくは「サムットプラカーン東部を行く⑥クローンダン」でエントリー済みです。

20180320 KD 9

ソンテウはダン運河を渡るとスクムビット通り上でUターンして待機になりますが、出来たらUターン前に降りられると、次のソンテウの目の前です。パークナムからクロンダンまで乗った1140番の乗車時間は80分で、料金は記憶が定かでないのですが25バーツだったような(汗)支払い時に乗車した所を言う必要があります。

20180404 Songthew 1

ここまでソンテウ立ち乗りを続けるとかなり疲れます。ちょうど次のソンテウが出発する近くに食堂があったので、ソンテウが見えるテーブルで昼食を食べながら通りを見ていましたが・・・急いで食べた意味がないほど待ってしまいました(汗)

次のソンテウはクローンダンからスクムビット通りをさらに東に向かう343番で、行先表示は「チョンブリー ชลบุรี」「バンパコン บางปะกง」です。またソンテウと全く同じルートを走る地方バス343番もあって、両方合わせての本数が少なく日中なら30~50分に1本程度です。

20180404 Hong Thong 2

クローンダンの町を出るとスクムビット通り沿いはずっと魚を干す作業をされています。そこで売っている所もありますが、量から言えばどこかへ出荷するのでしょう。やがてサムットプラカーン県を出てチャチュンサオ県西部に入ります。県境なのか道路上に両県の看板がかかっています。

20180404 Hong Thong 1

チャチュンサオ県に入ってすぐが、海の上のお寺「ワット・ホントーン Wat Hong Thong」への入口です。「サムットプラカーン東部を行く⑦海の上のお寺」で詳しく書いています。

20180218 SP 3

ソンテウはさらにスクムビット通りを東に向かいますが、周囲は養殖池が続く中で時々集落が現れて乗客が乗り降りします。その方達の多くはお年寄りで町に買い出しに行った帰りかかと思います。

20180412 Sukmvit

あまり幅広くないスクムビット通りでソンテウは次々とトラックに抜かれて行き、やがてバンパコンの町外れをソンテウは通ります(町中には入りません)。町の入口にはバンパコン河口でよく見られると言われるイルカのモニュメントが出迎えてくれます。「サムットプラカーン東部を行く⑧バンパコン」で詳しく書いています。

20180412 BP 2

スクムビット通りはバンパコンの町外れで大幹線道路のバンナートラート通りと合流し、大変な交通量の中でソンテウはバンパコン川を渡り方向を南に変えます。

Bus365 Bang Pakong 1

ソンテウは速度を上げてバンナートラート通りを走りチャチュンサオ県からチョンブリー県へと入ります。今になって気が付きましたが、このソンテウ343番はサムットプラカーン県を入れて3県を走るソンテウになりますねぇ~

チョンブリー県に入ってすぐに「アマタナコン工業団地Amata Nakorn Industrial Estate. 」の西側を走ります。ここは日系企業だけでも何百社もあるように思えますが、スワンナプーム空港と輸出港であるレムチャバンの中間あたりでしょうか。大手自動車メーカーの工場へのアクセスも良くて自動車関連の製造業が多いように思えます。

20180516 Songthew 1

ショッピングモールの「プラスモール Plus Mall」を過ぎてチョンブリー・バイパスとの別れ道です。ソンテウはスクムビット通りを走りますが、トラックなど大型車が減るのでステップ立ち乗りも緊張を少し解く事が出来ます(画像上はワット・ホントーン近くでソンテウのステップからです)

やがてソンテウは「チョンブリー Chon Buri」の町に入りますが、ここへ来てちょっとした山(丘が正しい?)が見えて来るので遠くへ来た事を実感します。そんな中でソンテウはスクムビット通り上の交差点で右折して、海側に向いチョンブリーの中心部へと入ります。

20180516 Songthew 3

画像上で中央で奥に向かう通り(Google Mapsだとポートン通りPo Thong)へとソンテウは入ります。この通りが多くのソンテウと地方バスが集まる起点となります。画像上で横がスクムビット通りで、右のビルが名前が分かりませんが大型複合商業ビルです。

この通りに入って乗客全員が降りたので終点のようです。画像下で三又に別れている右側の先が「布タラート」として知られている市場です。

20180516 Songthew 2

いやぁ~距離も時間もよく乗りました(汗)ただバンナートラート通りを怖いほど速く走ったので、343番のソンテウは70分で25バーツでした。もちろん料金支払い時に乗った所を言いました。

20180516 Map

次回はチョンブリー内の散策とバンコクへの帰り方(笑)そして次のソンテウになります。

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2018.05.18 | コメント(8) | タイ・トラベル

チャオプラヤー元流を歩く②カトリック教会歴史地区

タイ中央部を南北に流れるチャオプラヤー川はタイの歴史、経済、文化、庶民の暮らしまで大きく影響を与えながらも、その流れを変えるショートカット「捷水路(しょうすいろ)」が多くの湾曲部に造られて今の姿は昔と異なります。

そのチャオプラヤー川の元の流れを追う事は、チャオプラヤー川左岸(東側)ラッターナコシン島の現チャクリー王朝、チャオプラヤー川右岸(西側)のトンブリー王朝、そしてアユタヤ王朝へと時代をも遡る事になります。

20180428 CPR 9

そんな「チャオプラヤー元流を歩く』シリーズの第2回です。前回は「チャオプラヤー元流を歩く①序章」で川の全体像と、河口から遡ってチャオプラヤー川に造られた2番目の捷水路まで来ました。

チャオプラヤー川全てで小さな捷水路まで調べられたわけではないので、「2番目」が本当に正しいのかは分かりません(汗) 地図をかなり詳しく上流まで見て行くと、三日月状で旧の流れの名残りと思われる所も複数あるのですが、今回は画像下の範囲での事です。

20180428 Map 1

さて、そのチャオプラヤー川に造られた2番目の捷水路は・・・たぶんバンコクに来られた人のほとんどが見られるだろうワット・プラケオと王宮、そしてワット・ポー前で対岸にはワット・アルンがある部分です。

20180428 SL

今でこそチャオプラヤー川そのもののような部分ですが、476年前の1542年以前は川など無かった地なんですよねぇ~ 

日本だと徳川家康が生まれた頃ですが、タイではアユタヤ王朝前期で最初のビルマとの戦争(第一次緬泰戦争1548年)以前、すでにマラッカを拠点としていたポルトガルが通商と軍事面でアユタヤ王朝に接触してから30年近く経っています。そう言えばマラッカを経由してポルトガルから火縄銃が種子島に伝来したのが1542年の説もあります。

20180514 Ayutthaya

何でこんな事を書くかと言うと・・・アユタヤ王朝がポルトガルと接触した事が、チャオプラヤー川に捷水路を掘ったきっかけの一つだと私的に考えているのです。主に通商面と技術面ですが、それがアユタヤ王朝後期で対外交易が盛んになる事に繋がったと考えるのです。

さて、そんな王宮前やワット・アルン前の捷水路が無かった476年以上前は、現在の「バンコクヤイ運河Bangkok Yai」がチャオプラヤーの本流でした。その(下流側からの)始まりは「ウィチャイプラシット砦 Wichai Prasit Fort」前からで、海軍施設内で立ち入り出来ないのが残念です。

20180428 Thonburi

このバンコクヤイ運河はすでに「トンブリー王朝の面影を探し」で非常に詳しく書いています。何しろ全27回のエントリーでしたから(汗)

バンコクヤイ運河は途中から「バンクンシーBang khung Si」運河、そして「チャックプラChak Phra」運河と名を変えて、最後は「バンコクノイBangkok Noi」運河で現在の本流に繋がります。そこがシリラート病院の北側でピンクラオ橋の下流側になります。

20171207 Thonburi 12

従って、今の本流でピンクラオ橋下流からラマ7世橋上流でバンクルアイ運河Bang Kruai」の閘門(画像下)までの間が昔も本流でした。

20180514 BK 1

ただ・・・この部分の昔から流れが変わっていないわけで、面白くありません。一応、過去で言えば以下のようなエントリーがあります。

首都防衛城壁を歩く プラスメン砦
チャオプラヤー名橋奇覧 ラマ8世橋
チャオプラヤー渡し百景 テウェス
チャオプラヤー名橋奇覧 クルントン橋
チャオプラヤー名橋奇覧 ラマ7世橋

20180514 Rama 8

この部分で興味を抱きながらまだエントリー出来ていない所が一か所あります。このブログでは初登場ですが、クルントン橋の下流で左岸(東側)にある「コンセプション教会 Conception Church」周辺です。場所的にはドゥシット地区の西端になります。

20180514 Dusit

「コンセプションconception」とは日本人がよく使う英語のコンセプト(概念とか構想)に通じる意味以外に「受胎」の意味があるので、カトリック的には世界各地にある聖受胎(告知)教会とも呼べるのではないでしょうか。ちなみにGoogleMaps(英語版)だと「Wat Conception」になっています(笑)

20180514 Church 1

と言う事で聖母マリアを崇めているカトリック教会で、小さな教会ですが内部は見るべきものがあると私的には思えます。バンコクでは間違いなく一番古いカトリック教会のはずです。

画像下で祭壇の上にある「venite adoremus」とはラテン語でカトリック系のヨーロッパの国々を巡るとよく目にしますが、日本語にすると「主を崇拝」でしょうか(専門家でないので怪しいですが)、いずれにしても「O Come All Ye Faithful」としてクリスマスに教会歌われるので、お聞きになると分かる方が多いかと思います。

20180514 Church 2

この教会と周辺が興味深いのはその建てられた時代です。

コンセプション教会はアユタヤ時代にナーラーイ王(1633年-1688年)がカソリック聖職者に与えた地に1674年に建てられました。当初の名は「ワット・ノイWat Noi」でその後何度か建て直されましたがトンブリー王朝以前のアユタヤ王朝時代の事です。教徒の多くはベトナム系かカンボジア系などタイ東部からの移住者と私的には考えています。

20180514 Narai

ナーラーイ王は(ひまわり畑や猿で有名な)ロッブリーをアユタヤに次ぐ第2の首都(副都)とした王で、ロッブリーにはその像(画像上)や博物館があります。そのきっかけとなったが1665年のオランダによるバンコク湾(タイ湾北部の事か?)閉鎖で、オランダを恐れた王はいつでも遷都出来るようにロッブリーを考えたそうです。その後1673年のルイ14世からの親書などナーラーイ王はフランスとの距離を縮めた時代です。画像下はロッブリーの「ナーラーイ王宮殿Phra Narai Ratchaniwet」です。

20180514 RopBuri 2

そんな時代なのでオランダではなくフランス系聖職者に与えた地に思えるのですが、私が調べた資料では分かりませんでした。そう言えば・・・ナーラーイ王はアユタヤのフランス人居住区にも土地や建築材料を与え、チャオプラヤー川に面して「セント・ジョセフ教会Saint Joseph Catholic Church」を建てています(画像下)。

20180514 StJoseph

いずれにしても、この教会はチャオプラヤー川に正面をして、細い路地を通してチャオプラヤーの流れを見つめ続けています。

20180514 Church 3

また、現チャクリー王朝・ラマ3世(1788年-1851年)の時代なので上記からは百年以上経ってからですが、コンセプション教会のすぐ裏に聖フランシス・ザビエル教会が1834年に建設されました。

20180514 Church 4

ラマ3世がベトナムで迫害を受けた1350名のベトナム人カトリック教徒に土地と資金を与えて作られた教会です。ベトナムがフランスの植民地になる50年ぐらい前の事でしょうか。

このタイで最初にフランシス・ザビエルの名を目にした時は自分の目を疑いました。日本だとフランシスコ・ザビエル(1506年-1552年)で知られたインドや日本で宣教活動を行った宣教師で、タイとは直接には関係がありませんが後に聖人となったからでしょう。

20180514 Church 5

トンブリーのサンタクルーズ教会とは異なり観光的には全く注目されてない地区ですが、細い路地を歩くと街角にはカトリック教徒の集落があった痕跡を見る事が出来ます。サムセンSoi11がそんな地区の中心になります。

20180514 Church 6

『チャオプラヤー川を遡るのはタイの各王朝と歴史をも遡る』と何度書きましたが、タイの各王朝がチャオプラヤーを通して交易を行い栄えた事と同時に、西洋列強を恐れた歴史をも川沿いの要塞跡で感じる事が出来ます。そしてチャオプラヤーはその交易に寄り外国人の移動と布教の道ともなり、イスラム教徒やカソリック教徒と言った宗教の広がりにも繋がっていた事に気付きました。

さて、この地区を走る路線バスは書くのをためらうほど非常に多く、サムセン通りとラチャウィティ通りの両方を書いたら約20程度の路線数になるかと思います。実用的なのは戦勝記念塔から以下のバスに乗ると本数が多く乗るのも最短なので、この方が良いかと思います。サムセン通りとの交差点直後で降ります。なお、チャオプラヤー・エクスプレス・ボートの「N16 サパーン・クルントン船着場 Krung Thon Bridge(Sung Hi)」は右岸(西側)になるので、橋を渡る必要があります。

 18 ターイット市場~ラマ7世橋~クルントン橋~戦勝記念塔
 28 新南バスターミナル~クルントン橋~戦勝記念塔
108 タープラ~クルントン橋~戦勝記念塔
515 サーラーヤー~新南バスターミナル~戦勝記念塔
539 オームノイ~新南バスターミナル~クルントン橋~戦勝記念塔

20180514 Map 2

さて、コンセプション教会周辺を離れて上流に向かいます。1927年開通のチャオプラヤー川上流に最初に架かったラマ6世橋(画像下)は当初鉄道専用橋ではありませんでした。

20171207 Rama 6 Br

現在は鉄道専用橋で旧ラマ6世橋となり、すぐ隣にラマ7世橋が架けられています。そのラマ7世橋のすぐ上流にバンクルアイ運河の閘門があって、チャオプラヤーの元流はここから大きく西へと流れを変えます。

20180514 Map

毎回の事ながら話が右往左往して長くなりました。次回はバンクルアイ運河へと入ります。

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2018.05.16 | コメント(0) | タイ・トラベル

1002番 バンコク首都圏不完全地方バスガイド

2018年5月12日

これはバンコク首都圏でのBMTA(バンコク大量輸送局)管轄以外の路線バス(以下、地方バス)についてのエントリーです。路線案内だけではなく、周辺の見所などを書いています。バンコクっ子と同じ目線で街を行くショートトリップ、路線バスの旅です。

バンコク首都圏の路線バスは非常に複雑です。BMTA管轄路線バスは直営と委託があって(私の経験で)205の系統番号があります。同じ番号でも短区間運転や枝線もあり、直営と委託会社、バスの種類別、行きと帰りルートが異なるのは普通です。全く同じ番号で行先が5カ所と全く異なるケースすらあって、それらを数えたら300以上の路線があると私は思っています。

何の資料も見る事無く、その路線全てを全区間・行き帰り・会社別・ルート別で全て乗って、それをブログで全て書くのに2年半かかりました。複雑で変化が激しいタイの路線バスだからこそ自らが実際に全ての区間に乗って経験する事に拘りました。

BMTA管轄路線バス以外に、首都圏には地方バスもあります。

ネットで調べるのを避けている私にとって地方バスは暗闇で手探り状態です。BMTA管轄路線バス以上に自由ですし、地方バス故になかなか乗ること自体が難しく、乗ったら何もない田舎の野原に着いた・・・なんて事もあって、「分からない」「乗れない」「つまらない」の三重苦でブログに書かないつもりだったのですが・・・

地方バス全ての路線を書けません。全区間・往復乗らない路線もあります。中途半端になるのは分かっていますが、私の経験をブログと言う形で記録に残せたら・・・もしかしたら他人様の何かのお役に少しはなるかも知れないと思うようになりました。

地方バスは特にですが、変更も多く交通事情や運転手の気分でも変わります。時間帯による運行の違いもあるかと思います。ですからこれはいつまで経っても不完全バスガイド、路線の概略ぐらいにお考えください。

路線番号順のインデックスを作っています。このブログ画面左にある「カテゴリー」から「バンコク路線バス・番号別インデックス」を選ぶと、目次のように番号順表示されます。地方バスはBMTA管轄路線バスの下にあります。

また、入門編「路線バスの初歩」、そして「ご質問専用室」も作ってあります。どこで質問してよいか分からない時、バスでの行き方、バスに限らバンコクの公共交通機関に関するなら何でも構いません。ご利用下さい。ブログ画面左にある「カテゴリー」からアクセス出来ます。


基本情報

行先表示:
ターナムノン(ノンタブリー船着場) ท่าน้ำนนท์ ~ バンヤイ บางใหญ่ かバンヤイ・カオ บางใหญ่เก้า

ルート:
バンシムーアン船着場Bangsrimuang Pier(ノンタブリー西側船着場) ~ バンシムーアン通りBangsrimuang ~ バンクルアイサイノイ通りBang Kruai Sai Noi ~ バンヤイ-バンクーラッ通りBang Yai-Bang Khu Lat ~ バンヤイ・カオBang Yai Kao

Bus1002 Map

ノンタブリー県ノンタブリー船着場西側からバンヤイ・カオまでの短い路線です。

バンヤイ・カオはバンヤイ運河がオームノン運河に接する所で、正式地名で無いように思えます。ただ地元の方々に地名を聞くとバンヤイ・カオとどなたも言いますし、バスの行先表示もバンヤイ・カオと書かれたバスも多いです。カオは数字の「9」でガオとも聞こえます。

本数は少なく日中だと30分に1本程に思えます。度料金は一律7バーツです。


バス車種

ノンエアコンバス
Bus1002


ルート周辺

バスの出発はノンタブリー船着場の西側でバンシムーアン船着場ですが、バスの行先表示は「ターナムノン(ノンタブリー船着場)」です。船着場から真っすぐ西へ延びるバンシムーアン通りの(船着場を背にして100mぐらい先の)左側からです。画像下で奥が船着場です。

Bus1002 Mon 1

この船着場から徒歩15分で「チャルーム・カンチャナピセーク公園Chaloem Kanchanaphisek Park」へ行けます。この公園はチャオプラヤー川に面した大変美しい所で、私的公園ベスト3に必ず入ります。「ぶらり散策ノンタブリー④ 私的ベスト3に入る公園」に詳しく書いています。

Nonthaburi 184
3.5バーツ

またバスが停車している反対側(通り右側)から画像下のように屋根下から出る赤茶色ソンテウに乗ると、船着場から近くの「ワット・タノー水上マーケットWat Tanod Floating Market」http://alsterusa.blog.fc2.com/blog-entry-1369.htmlへ行けます。

20180206 Tanod 1

船着場から3.5バーツで対岸(東側)へ渡ると賑わいが一気に増します。西側に住む多くの方々も買い物や通勤通学でこの渡し船を使われますので、複数の渡し船がいつでも行き来しています。

20180206 Boat

ノンタブリー船着場(東側)はチャオプラヤー・エクスプレス・ボートの日中の起点になり、周辺はいつも大変な賑わいです。チャオプラヤー・エクスプレスに関するエントリーは大変多いのですが、このエントリー時で一番新しいのは「激変のチャオプラヤー・エクスプレス最新事情」です。

Nonthaburi 181

船着場のすぐ前には「ノンタブリ県旧庁舎Nonthaburi's Old Provincial Hall」があって、一部はノンタブリー・ミュージアムになっています。ラマ6世時代の貴重な建物ですが、痛みが目立ち保存が待たれます。

Nonthaburi 182

船着場目の前の通りにある人気のパン屋さんノンベーカリー横の短い路地奥がノンタブリー県刑務所で、面会の人が時間になると多く待っています。実は、その北側は「バンクワン刑務所Bangwang Central Prison」で重罪受刑者用の刑務所です(入口は別で離れています)。

Nonthaburi 185

そして船着場から東に400mほど行った所にあるノンタブリー市場はこの周辺で最も混む市場でしょう。ノンタブリーの渡し船を見ていても市場帰りの人を多く見かけます。町の中心部に刑務所があるのですが、この市場がエネルギッシュな町の中心です。

Nonthaburi 183

さて、船着場の西側に戻ってバスに乗車ですが・・・西側はチャオプラヤー川の元流であるオームノン運河が大きく弧を描く湾曲部に内側になり、基本的には新旧の住宅地に見えます。

Bus1002 Non 2

バスはその湾曲部の中央をバンシムーアン通り、バンクルアイサイノイ通り、バンヤイ-バンクーラッ通りと東西に走っています。その中央で南北に走るラチャプルック通りを陸橋で越えます。

Bus1002 BKSN

全線で8.5Kmの短い路線で、激しい渋滞とは無縁ですから、ちょこちょこ停まっても端から端まで40分程度でバンヤイカオに着きます。バンヤイ-バンクーラッ通りがオームノンを渡る手前東側が終点です。画像下のように通り上でUターンし、路駐で復路への待機となります。

Bus1002 BY 1

ここからノンタブリー船着場に向かう時は、オームノン運河上の橋から東へ200mほど行った左側に路駐しているバスから出発です(画像下でも左のバス)。

Bus1002 BY 2

バンヤイカオは冒頭に書いた通りで地名としては正式でないように思えますが、ノンタブリー県バンヤイ郡でも古い町です。

20171228 Canal

バンヤイと言えば・・・アウターリングことカンチャナピセーク通りとラッタナーティベット通りの幹線道路が交差し、2016年8月に開業したMRTパープルラインでさらに賑わいが増した「タラート・バンヤイ駅 Talat Bang Yai」周辺を誰もが思うでしょう。

Central West 181

タラート・バンヤイ駅前には大型ショッピング・モールの「セントラルプラザ・ウエストゲート」。そしてそのすぐ裏にはつい最近2018年3月にIKEAがオープンしました。タイではバンナー店に次いで2号店になります。

IKEA Bang Yai 181

そんなタラート・バンヤイ駅周辺は陸上交通の主役である幹線道路と都市型鉄道が通る所ですが、バンヤイ・カオはその対極に位置した水上交通が主役だった時代に賑わっただろう所で、直線距離でも5~6㎞は離れています。バンヤイ運河とチャオプラヤー川元流だったオームノン運河が交差する所で、周囲には多くのお寺があります。

20180101 Wat 5

何でバンヤイの後にカオ(あるいはガオ)タイ語で「9」を付けたのか分からないのですが、最近(2017年)チャオプラヤー川の元流を追って歩いた時に「バンヤイ・カオ9寺巡り」をしました。

20171218 Wat 2

20180101 Wat 2

このバンヤイ・カオではBMTA路線バスとの接続はありません。少し西側のカンチャナピセーク通りまでは徒歩25分ぐらいでしょうか。ただ、オームノン運河の反対側を起点とする地方バス1023番でカンチャンピセーク通りへ出られます。

Bus1023 Bang Yai Kao

短い路線で本数も少ないのですが、交通便利なノンタブリー船着場からバス1本で好きなバンヤイカオに行けるので、何度も乗ったバスです。

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2018.05.14 | コメント(0) | 首都圏地方路線バス

アユタヤがシーコンにやって来た

実は、最近は体調を崩したり、色々忙しくて街歩きがあまり出来ていませんでした。日帰りで少し遠くへ行こう、それも「旅」の雰囲気を感じながら・・・そんな想いが募ってしまい、今週の火曜日に何も考えずに本を二冊持って駅に向かいました。

ファランポーン駅ですが、バンコク中央駅の呼び方が旅情感があって好きです。

20170512 Train 1

行先さえ決まっていれば、何もファランポーンまで行かなくて、バンスーやドンムアンにフアマークなどから列車に乗るのですが、何しろ「本を持って列車に乗りたい」としか考えていませんでした。

日が昇る前にアパートを出て、駅に着くまでバスの中でずっとどこへ行こうかと考えたのですが・・・時刻表は頭に入ってないので、駅に着いてから行先を決める事にしました。こうした時に今の人達はスマホでチャチャっと調べるのでしょうねぇ~ そうした事って、つまらないとも思うのは私ぐらいでしょうが・・・

20170512 Train 2

朝8時前には駅に着き、発車案内の電光表示を見ると・・・8時半発の北本線チェンマイ行き特急がちょうど良い時間です。すぐに浮かんだ行先がナコンサワンでチャオプラヤー川の始まりの町です。昔に行った事はありますが、最近また行こうと思っている町です、ただ、日帰りなので少しキツク感じます。

どうしようか数分迷った結果、「ロッブリー Rop Buri」に行く事に決めたと同時に切符を買っていました(笑)チェンマイに夜行列車で行ったのは過去2回ほど、この昼の列車で行った事はありません。いつかこの列車でチェンマイまで行きたいものです。

20170512 Train 3

ロッブリーも行った事はありますが、何となく決めた理由は列車の時間が片道2時間とほど良かったのと(苦笑)、ちょうど「ナーラーイ王国立博物館 National Museum King Narai」で調べたいと言うか見たいものがあったのです。

すでに告知済みですが、アユタヤに関してのエントリーが今後続く予定でいます。すでにスタートした「チャオプラヤー元流を歩く」でもナーラーイ王が出て来るので、もう一度博物館を訪れたいと思っていました。

20170512 Train 4

コーヒーを飲みながら本を読み、時々顔を上げて車窓の流れが変化して行くのを観るのは至福の時間です。こうして衝動的に旅に出られるのも、リタイアの自由の身だからこそ出来るのですが・・・

実は、旅に出たかったのか、本を読みたかったのか、どちらが本当の目的か分かりません。

この時の旅はまた別途書きますが、結果は大失敗でした。すでに訪れた事があって町の地図は頭に入っているので、ロッブリー駅からまっすぐ博物館へ行ったら・・・休館日でした。月曜が休館日は普通なのですが、ここって毎週月火が休みなのですねぇ~

20180512 Museum Lopburi

しっかり閉められた博物館の入口を後にし、有名な遺跡はサルが怖いので避けて、旧市街の街歩きをしながら周囲に残っている城壁を探して歩きました。路地裏や家の裏で昔の城壁を見つけるのも・・・まぁ、それも楽しいのですが(笑)

20180512 Wall Lopburi

さて、長々の前置き話ですが、そんなロッブリーとは無関係とは言えないアユタヤと偶然にもナーラーイ王(画像下)がアパートの近所に来ました(笑)

20180514 Narai

えっと・・・このブログの定番ネタの一つに近所のショッピング・モール「シーコン・スクエアSeacon Square」の催しがあります。その話です(汗)

これが毎回かなり楽しみなのでが、今回は5月20日まで「ナーラーイ王とアユタヤ時代」(かなり適当な訳です)が行われています。

20180512 Seacon 1

実は在タイの方々ならご存知でしょうが、今はテレビの影響でタイは空前の(大袈裟)アユタヤ・ブームなのです。「ソンクランと最近のアユタヤ」でも書きましたが、「Channel 3」の『ブペッーサンニワートบุพเพสันนิวาส』です。

20180418 Ayutthaya 1

Channel 3のサイトから放映済みも観られるので、かなり我慢して観ましたがアユタヤ時代の興味はあるもののストーリーはオジサンにはちょっと辛い、現在の女性の精神がアユタヤ時代にタイムスリップしての恋愛もののようです。

アユタヤでこのテレビ・ドラマの聖地となっているのが「ワット・チャイワッタナーラーム Wat Chai Watthanaram」のようで、民族衣装?伝統衣装?古式衣装なのか・・・美しく着飾っている方々が写真撮りまくり状態です。

20180418 Ayutthaya 6

この遺跡の前なんか大勢の人目当てに露天商が出て、貸衣装店も並んでいます。以前は静かな遺跡だったのですが、渋滞までしています。

20180418 Ayutthaya 7

そんなブームに乗るのはさすがにシーコンで、平日の昼でも人がいっぱいです。流行っている事を本当に上手に催して集客するのは感心するばかりです。過去のシーコンの催しに関するエントリーは以下の通りです。

ついにKYOTOがシーコンにやって来た
ワット・ポーがやって来たシーコン・スクエア
イタリア・ブラーノ島が現れたシーコンスクエア
孫悟空とドラゴンが現れたシーコンスクエア
少数民族がやって来たシーコン
江戸とマグロ解体ショーがやって来たシーコン
遷都200年の街角再現「クルンテープ2525」@シーコン(後編)
シーコン・スクエアにコボリ(メナムの残照)現る
近所にJAPANがやって来た シーコン・スクエア

さて、今回の催しですが・・・中央にクメール様式とでも言うのでしょうかトウモロコシ型の仏塔を置き、周囲を出店で囲むようにしています。

20180512 Seacon 2

お店側も伝統衣装を着ている方も多くて雰囲気を盛り上げています。売っているのはアユタヤに関係あるのか? まぁ、毎回同じ様なものですが(笑)

20180512 Seacon 3

20180512 Seacon 4

20180512 Seacon 5

20180512 Seacon 6

お菓子が多いのですが、正直よく分かりませんし甘すぎるのが怖いです。毎回、ビールのつまみを買うのですが、今回も画像下の豚の骨付き肉を買いましたが、1個で260バーツだったか・・・思ったより高く一瞬後悔しました(笑)

20180512 Seacon 7

ある一角が水上マーケットっぽく作ってありましたし、舞台もあったので何かやっているのでしょう。残念なのですが毎回時間が分からず観た事はありません。

20180512 Seacon 8

20180512 Seacon 9

お近くの方が多いとは思えませんが、この週末に行かれると結構楽しめるかと思います。

さて・・シーコンへの行き方は何度も書いていますが、「シーコン・スクエア 活用術」で詳しく説明しています。

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2018.05.12 | コメント(0) | ショッピング

最高のお気に入り、ルアンペーン百年市場①

私は観光地や日本人が多い所は全く興味なしですし、メディアやネットで書かれているだろう事をこのブログに書く事もありません。

もっとも、30年以上かなり深入りしたネットワーカーだった反動なのか、リタイアした今は意識してネットと距離を置き必要最小限の公式サイトしか見ません。それで本当にネットにすでに書かれたのかは確かめようがないのが本音です(汗)

それに加えて、私は社会に出てから人生の大半を海外で暮らし、その上に旅や仕事で数えた事がないぐらい色々な国へ行っているので、私の興味を抱く事や所・・・ある意味『お気に入り』が他人様から見たら面白いのか・・・さっぱり分かりませんし、はなはだ疑問です。

過去3年半でそんな私的お気に入りをたくさん書いて来ましたが、今回がその中でも最も気に入っている所で、間違いなくネットでは書かれた事がないと思います。

20180510 LP 1

変わり者の私が最高に面白く、気に入っているので・・・それは一般の読者からすれば、最高につまらないのかも知れません。今回は特にそんな気がしてならないのです(汗)そんな「つまらない所」だと思われる方々が多いでしょうから、今までは書くつもりは無く、ある意味超内緒に所でした。

まぁ、内緒にしなくても、ここに行きたいと思われる方はかなり少ないでしょうが(汗)

20180510 LP 3

また、ランキングを止めて半年以上、今の読者はランキングや検索を通してアクセスされた方は少なく、毎回お読みなっていただいている方々で、十分にこのブログをご理解されていると思います。それでの思い切ってのエントリーです。

しかし・・・ここにはバンコクでありながらバンコクとは全く異なる時間と空気が流れる所で、賑わっていた時が去ったのを受け入れているかのような所でもあります。

20180510 LP 2

そんな私的に『内緒にしたい最高のお気に入り』は・・・「ルアンペーン百年市場 Luang Phaeng Market 108Years」です。

10年以上前ですがバンコク周辺でブームとなった百年市場ですが、なぜか正直に『108年市場』と称しています。そう書いたのも今ではなくてブームの頃かと思うのですが(笑)

ブームがあった時の108年前ですから、1900年かその少し前の時代です。日本では明治後期で日露戦争が1904-5年です。インドシナ諸国はフランスやイギリスの植民地時代で、タイでは偉大なラマ5世統治下後期、ラマ5世が西洋列強の脅威に対してチャオプラヤー川沿いに要塞を築いたのは「首都防衛要塞を行く」で詳しく書いています。

Phra Samut Chedi 2

これらの(役立たずだった)要塞の砲撃をかいくぐりフランス砲艦がチャオプラヤー川を遡り、タイに圧力をかけたのが『パークナム事件』1893年でその事もブログで詳しく書いています。結果、タイはメコン川東岸全域をフランスへ割譲する事になったタイ王国屈辱の頃でもあります。

そんな国内外が激しく動く中でも近代化を急いだタイ、タイで初の鉄道が開業したのが偶然にもパークナム事件と同じ1893年で、場所もパークナムからファランポーン近くまで走った外国資本の民間鉄道でした。またタイ初の路面電車がタイ初の舗装道路チャルンクルン通りに走ったのが翌年の1894年でもあります(画像下)。

20180510 BKK 1

バンコクの街歩きで最も好奇心を抱いた一つがこの1890年代で、最初の舗装道路チャルンクルン通り、廃線通りことターン・ロッファイ・サーイガオ通り消えた路面電車消えた線路を追ったエントリーなど多くあります

20180510 BKK 2

それはトンブリー王朝を廃して1782年に始まった現チャクリー王朝(バンコク王朝やラッターナコシン王朝とも)が100年経って、タイを近代化したラマ5世統治下(1868年 - 1910年)の時代でもあります。

ラマ5世はタイで最も尊敬されている国王のお一人です。前国王ラマ9世崩御以前は、タイで庶民の食堂や店に行くと必ずと言っても良いほどラマ5世の写真が飾られていました。

20170209 Rama5

タイの陸上交通が未発達だった時代、河川・運河など水上交通が主体と言うか、非常に進んでいたと私的には考えています。何しろ日本では戦国時代から関ケ原の戦い(1600年)をしていた頃にはチャオプラヤー川の流れを変えているのですから。これも別シリーズ「チャオプラヤー元流を歩く」で詳しく書き始めています。

20171228 Canal

そんなタイ国内外とも激動の時、タイの庶民はどう暮らしていたのでしょうか?

今も各地に残る「タラート・ロイピー百年市場」は百年以上続く古い市場の意味です。その時代に何も無かった所に急に出来たと言うのは違うのですが、なぜ百年市場が多いのでしょ?

バンコクとその周辺で言えば、主要運河の多くが1870年代に出来ています。センセープ運河は1873年、パーシーチャルン運河は1866年、ラップラオ運河が1872年・・・そしてルアンペーン古市場がある「プラウェートブリーロム運河 Prawet Burirom」は1878年 - 1880年に掘られています。

20180510 LP 4

運河が多く出来て、網の目のように繋がり、水上交通と稲作が盛んになり人が集まり集落が出来る。穀物などの全ての生産物資から、あらゆる生活物資が河川・運河を通して運ばれたでしょう。そして水上交通の要所に人も集まり市場が出来た事は言うまでもありません。

それで1890年代前後に市場が各地に出来たのではないかと推測しています。

20171106 Old Bangkok

水上交通がもっとも発達したラマ5世統治下、それは同時に皮肉にも鉄道や陸上交通の必要性が急速に高まり、水上交通は衰退して行く直前のピークだったように思えます。現に、河川と運河に面した市場の多くが今は賑わいを無くし廃墟のようになってしまった所が多くあります。

そんな滅び行く市場にスポットライトが当てられたのが10年以上前の2005年ぐらいだったか・・・村(町)おこし的に古い家屋が水辺に並び人々が集った市場を整備し、往年の賑わいを思い起こさせるようにして観光客を集めました。

それは、レトロと簡単に言い切れない・・・日本人で言えば多くの方々が「手入れされた田畑のある農村に小川が流れ茅葺屋根の民家が建っている」そんな原風景が、タイの人々にとっては「水辺沿い立つ市場に小舟がたくさん行き交う」そんなノスタルジックな風景なのではないでしょうか。

いい加減に小難しく長い前置き話を止めましょう(汗)

百年市場の定義はあいまいで、水上マーケットと区別があまりないのが実態かと思いますが、今まで水上マーケットではなく百年市場や古市場として紹介したのは以下の通りです。

フアタケー古市場
バンプリー古市場
ターナー百年市場
カーオホン百年市場
サーム・チュック百年市場
バーンマイ百年市場

最近紹介したフアタケー古市場(画像下)では『私のアパートがある区のお隣ですから、何度も行っていますが「大好きでネットには秘密にしたかったとっておきの」所なのです。』と書いています。

20171104 Hua Takhe 2

このフアタケー古市場に頂いたコメントを見る限り評判が良いのですが、今回はそれ以上の『内緒にしたい最高のお気に入り』ですからねぇ~(笑)

フアタケー古市場以外にこれも好きなバンプリー古市場もある意味同じなのですが、サーム・チュック百年市場にバーンマイ百年市場のようにギラギラとした観光客用目当ての感じがしないのです。フアタケーなんか(ネットに書いた私が言うのも変ですが)今のままで残って欲しいと思うのです。

さて、ルアンペーン百年市場はフアタケー古市場と同じでプラウェートブリーロム運河に面しています。プラウェートブリーロム運河は西端でプラカノン運河に、東端でバンパコン川に接する東西の運河で、そこに南北で60本以上の運河が繋がります。バンコク都東側でサムロン運河やセンセープ運河と同じ様な幹線運河です。

20180510 Map

上の地図のようにルアンペーン百年市場はフアタケー古市場とクローンスアン百年市場と中間にあります。ただ・・・クローンスアン百年市場は私的には有名観光地でネットで多く書かれているでしょうから、このブログでは対象外です。

またクローンスアン百年市場は同じ百年市場でもフアタケー古市場やルアンペーン百年市場と違って、趣が観光的に寄っているのであまり・・・(笑)

さてさて、やっと本題のルアンペーン百年市場ですが、独特の雰囲気があるので好きなのですが、それは何て表現するのか・・・・『賑わっていた時が去ったのを受け入れている』と私は思うのですが、寂れているのとは異なります。そう感じる人は多いでしょうが・・・

20180510 LP 5

過ぎ行く時を静かに見つめて齢を重ねる、ここに住む老人たちが「観光客なんて要らない」と言わんばかりに、ここに入り込んだ私を見つめています。

20180510 LP 6

それがなぜ最高のお気に入りになったのでしょうか・・・次回に続きます。

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2018.05.10 | コメント(2) | マーケット

バンコクからソンテウだけで行くパタヤ① 都心~パークナム

バンコク都心部からソンテウだけを乗り継いでパタヤまで行く・・・ソンテウを乗り継ぐ途中の町が主役の新シリーズの始まりです。

パタヤ・・・有名観光地を扱わないこのブログに書く事はないと思っていました。まして私自身があまり好きでない所なので、現実にタイでのブログを書き始めて3年半、まったくパタヤのパの字も出てないはずです。

最初に行ったのは遠く思い出せない昔です。最後に行ったのは17年ぐらい前だったか・・・ハードロックホテルがパタヤに出来た直後だったと思います。その数年前にラスベガスに出来て話題になっていたので、パタヤに出来た時に早々に行ったのです。

20180508 Pattaya 1

砂を入れたプールが印象的でしたが、部屋自体はハードロックカフェ仕様にしているものの安っぽい感じがした記憶しかありません(苦笑)

連休さえあれば南の秘島と呼ばれるような所に行っていた若い頃ですが(汗)、パタヤは海好きが行く所でもなく、騒がしい街にギラギラした外国人観光客ばかりが目立った所で、いつか嫌な印象だけが残り現在に至っています。当時は私も若く、店のお兄ちゃんに乗せられて一人じゃ食べきれない海老まで買っていたのですねぇ(苦笑)

20180508 Pattaya 2

まぁ「お金を使いたい」「遊びたい」方々や初めてのタイでとにかく超有名観光地に行きたい方々を集め続けている町なので、きっと人に寄っては何か魅力があるのでしょう。残念ながらそれに気付く事がないまま、20年以上が経過してしまいました。

そんなパタヤになぜ行く事にしたのか?

別にパタヤでなくても良かったのですが・・・『バンコク都心部からソンテウだけでどこまで行けるのか?』そんな疑問って言うか、挑戦と言うか、なんとなくやってみたくなってしまい、その一応の目的地にしたのです。

20180502 Songthew 5

実際にはこの旅は乾季の内に終えているのですが、パタヤまでソンテウで行ってみるとその先のサタヒップまで行くソンテウを見てしまったので(笑)、まだまだ先へ行けそうに思っています。

ソンテウ・・・ピックアップトラックや小型トラックに荷台を改造して2列の長椅子を設置し、決まった路線を決まった料金で走るのが基本の乗物で、都市内の近距離が基本ですが都市間の中距離もあります。

20180508 Songthew 1

私が知っているのは路線全長1000mの徒歩15分から、40kmなんて2時間近く乗るのもあります。車両が自体が大きくないので自由度が高く、地方へ行くと路線を持たないなど色々な形態がありますが、今回のソンテウは決まった路線を走る普通のソンテウだけの利用です。

ちなみに、「ソンテウの乗り方① 乗り物の種類と使い分け」「ソンテウの乗り方②」で詳しくエントリー済みです。

取りあえず今回の旅の全ルートを示しましょう。全長約150㎞でソンテウを7回です。途中で寄り道や街歩きもしたので3日間です(夕方前には途中で引き返して、新たに始めると時はロットゥーやバスで中断した場所まで行きました)

20180426 Map4

バンコク都心部からパタヤまで行くとすると、スクムビット通りをずっと行けば良い事になります。日本人にお馴染みのスクムビット通りはナナ駅の少し西側にある高速道路下が西端で、500㎞以上タイ湾沿いに走り東端(南端)はカンボジア国境まで行く国道3号線です。

その中で(特に駐在や出向として)バンコクや周辺で働かれている多くの日本人の方々がお住まいになっているのが、(私とは縁遠い)東の端でBTSオンヌット駅ぐらいまでか、今はBTSベーリング駅ぐらいまで拡大しているのかも知れません。BTSが開業した18年前でもしばらくはエカマイ以東に住む方はかなり少なかったものですが・・・

そのスクムビット通りの起点から旅をスタートすれば良いのですが、なにぶんにもソンテウが走っていません(笑)もっと都心部のサトーンあたりでもソンテウが走っていますが、それでは繋げて乗る事が出来ません。

20180504 Songtew 2

それでスクムビット通りのオンヌットをこの旅の「スタートの都心部」としました(笑)スクムビット通りがプラカノン運河を渡る橋の下にソンテウがたくさん待機しているを見た事がある人もおられるでしょう。

ただ・・・スクムビット通りで営業運転をしているのはバンナー交差点南側までありません。スクムビット通りに繋がるソイにはソンテウが走っているので、オンヌット交差点からオンヌット通り(スクムビットSoi77)を東に向かいます。画像下は実質的起点となるBigC反対側です。

20180508 Songthew 2

系統番号1013番で4と番号が付けられている『プラカノン(実際はオンヌット)~シーコンスクエア』の路線で、行先表示は『シーコン ซีคอน 』とあります。

同じオンヌット発の1013番系統で1番はオンヌット通りを直進しますが、2番と3番はオンヌット通りで住宅街の細い道に入り、2番はシーコンスクエア近くのスーパーmakro横から、3番はウドムスック通りに出てからシーナカリン通りを走りますが、一番単純な4番を使います。

20180508 Songthew 4

このソンテウ1013番(4)が走るオンヌット通りはプラカノン運河と並行していて、プラカノン運河ボートが運航されています。ちょうどソンテウが待機しているプラカノンの橋の下で対岸から出発です。この運河ボートも私的には最も大好きで何度か紹介していますが、「プラカノン運河ボート最新事情」が最新です。

Phra Kanong Boat 2

ソンテウが出発してすぐのオンヌットSoi7に入ると占いの店が軒を連ねています。ソイの奥にあるアユタヤ時代1762年建立の「ワット・マハーブットWat Mahabut」へ参拝する女性が多いのでどの店も賑わっています。

Wat Mahabut 1

ワット・マハーブットは有名な幽霊ナークを祀った廟のあるお寺で、本当に女性の参拝者が絶えません。ナークの話は怪談なので省略するとして(汗)タイでは何度も映画になっているので、最も有名な幽霊でしょう。

Wat Mahabut 2

オンヌット通りがシーナカリン通りと交差する角には「イアムソンバット市場Iam Sombat Market」がああり、普通はここを「タラート・イアム」と言います。この交差点は右折出来ないのでソンテウはいったん逆(西)へ行って、プラカノン運河の陸橋下でUターンします。ここがちょうどプラカノン運河ボートの終点です。

Phra Kanong Boat 1

イアムソンバッド市場は普通の市井の生鮮市場ですが、その特徴はモスリムの方々が売る側にも買う側にも多い事です。市場周辺の食堂もモスリムの方が多いので豚肉など無いのが普通です。

Bus1013 Iam 2

ソンテウがシーナカリン通りで東進すると大型ショッピングモール「シーコンスクエアSeacon Square」「HaHa」を通り、東急も入っている「パラダイスParadise Park」横が一応終点です。

20180508 Songthew 3

そしてシーコンスクエア(終点ではなく、その先のパラダイス裏を通ってウドムスック通りとの交差点でUターン)で降ります。オンヌットからシーコンまで50分前後で料金は一律で8バーツです。

シーコンスクエアの裏にはナイトマーケットの「タラート・ロットファイ・シーナカリン」もあり、週末はかなり混雑します。

Night Market Srinakarin

次のソンテウはシーコンスクエアで降りた所から乗る1196番『シーコンスクエア ซีคอน ~パークナム ปากน้ำ 』で、行先表示も同じです。1196番の本線は「シーイアム~パークナム」でシーコンは延伸路線になり、本数が少ないのがネックです。

20180508 Songthew 5

1196番のソンテウはシーナカリン通りをパークナムまで南下しますが、バンナートラート通りを過ぎてすぐにバンコク都からサムットプラカーン県に入ります。

そして、2016年11月末にオープンした複合商業施設「ジャス・アーバン・シーナカリンJAS URBAN Srinakarin」前を通ります。

Bus1196 Mall 4

ジャス・アーバンを過ぎてサムロン運河を渡るとテーパーラック通りの交差点です。ソンテウは直進しますが、ここから別ソンテウに乗りテーパーラック通りを東に行ったバンプリーBigC裏にはバンプリー古市場があります。「珍景!渡し舟私的ランキング」で2位になった渡し船(橋?)もここにあります。

20171106 Bang Phli

シーナカリン通りが南端でスクムビット通りと合流するとパークナムです。私はその交差点(画像下)で降りて次のソンテウ1140番クローンダン行きに乗りますが、この辺りは色々なソンテウが次々とやって来るので分かり難いと思います。

20180508 Songthew 6

それで慣れていない方は終点のパークナムタワーまで行って、そのすぐ近くで次のソンテウの起点で乗り換えた方が間違えないかと思います。1196番も一律8バーツで、結構距離があって80分前後の乗車時間かと思います。

20180508 Map Pak Nam

パークナムはチャオプラヤー川の河口の町です。サムットプラカーン県の県庁所在地でもあって、サムロンと並んで県下で最も賑わいのある町です。その中でソンテウ1196番の終点は建設中の「パークナム展望タワーPaknam Observation Tower」のすぐ横で、「ワット・ピチャイ・ソンクラームWat Phichai Songkhram」の横でもあります。

20180508 Songthew 7

このパークナム・タワーは179.55メーターだそうですが、後45センチは何とかならなかったのでしょうか(笑)そして展望台とレストランが出来るそうですが、チャオプラヤー川がタイ湾に出合う所なので、さぞ見晴らしは素晴らしい事でしょう。

Pak Nam Tower 1

私がロングステイを始めた2015年末の開業予定でした。昨年クレーンが撤去されたので、今年2018年末ぐらいには・・・BTS延伸部開業待ちかも。

Pak Nam Tower 2

そしてこのタワーは画像の通り刑務所跡地に作られていて、目の前にBTSサムローン駅先延伸部の高架がスクムビット通り上を通っています。BTSやMRTの新線・延伸に関しては全駅全区間を紹介していますが、この区間に関しては「全て見せますBTS延長部と新駅3」でエントリー済みです。

Pak Nam Tower 3

長くなりました(汗) 次回はパークナムからタイ湾沿いを東に向かいます。

20180508 Map1

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2018.05.08 | コメント(0) | タイ・トラベル

チャオプラヤー元流を歩く①序章

新シリーズの始まりで、湾曲部にショートカットが作られる以前のチャオプラヤー川の元々の流れを追う旅です。

『元流』と言う言葉は河川の流れで使う事は無いかと思います。源流だと川の流れが始まる源ですし、「流れが変わる以前の元の姿」そんな意味で本ブログで使いますが、ご勘弁ください。

さて、チャオプラヤー川はピン川とナーン川が合流するナコーンサワンから始まり、サムットプラカーン県のパークナムでタイ湾に注ぐ全360㎞のタイ中央部を南北に流れる川です。

20180428 Map3

ピン川は北の古都チェンマイを流れているのをご承知の方は多いでしょう。私はバンコクやサムットプラカーン県でチャオプラヤー川を見ると・・・「この川を遡ればチェンマイにたどり着ける」といつも思うのです。

20180428 Pin

そのピン川はチェンマイを出た後にタイで(貯水量?)最大で最初のダムであるプミポンダム、トンブリー王朝のタークシン王縁のターク、そしてビルマ軍侵攻に備えた要塞都市カムペーンペットを流れてナコーンサワンに至りチャオプラヤー川となります。(画像下はタイ観光庁サイトから拝借です)

20180428 Tak

ナコーンサワンからのチャオプラヤーはシンブリー、アーントーンなど交通そして軍事の要所を通りアユタヤへ流れ着きます。どの都市もビルマとの戦いの中でその名を歴史に刻んでいます。

20180428 Ayutthaya

その歴史の結果はアユタヤ王朝(1351年 - 1767年)からトンブリー王朝(1767年 - 1782年)、そしてチャックリー王朝(1782年 - 現在、ラッターナコシン王朝とも言われます)へと繋がりますが、それがチャオプラヤー川を遡る事が歴史をも遡ると思えてならないのです。その上にピン川も含めると、アユタヤからスコータイ王朝(1240年頃 - 1438年)やラーンナー王朝にも繋がる事にもなります。

20180428 Thonburi

興味深いですねぇ~ ピン川、チャオプラヤー川とひとつの大河は北から南への水の流れだけでなく、時の流れとともに古代から現在までの各王朝の移り変わりを示しているのです。

20180428 SL

さて、そんなチャオプラヤー川の元流へ行く前に・・・チャオプラヤー川を河口から遡り、今まで本ブログで紹介したエントリーを記しましょう。

まず河口には「プラ・チュラチョームクラオ要塞Phra Chulachomklao Fort」があります。西洋列強の脅威を感じ始めたラマ5世(1868~1910年)が海から攻めて来る敵から守る為、チャオプラヤー河口から王宮近くまで川沿いに整備し造った要塞で、1937年に日本で造られた元練習艦メークロン号も保存されています。

Phra Chulachom klao Fort 2

次は河口の町でサムットプラカーン県の県庁所在地のパークナムです。ウィブーンシー市場は魚介類の豊富な事ではバンコク周辺の中でもぴか一でしょう。市場奥にはチャオプラヤー川で一番下流の渡し船があり、2018年3月時点で5.5バーツです。

Pak Nam Market 2

Pak Nam Boat

対岸の対岸の「プラ・サムット・チェーディー船着場Phra Samut Chedi」の仏塔はサムットプラカーン県の県章にもなっています。

Phra Samut Chedi 1

またピースアサムット島へ吊り橋で渡ると「ピースアサムット要塞Phi Seur Samut Fort」があります。「首都防衛要塞を行く②プラサムットチェーディー」で詳しく書いています。

Phra Samut Chedi 2

20180428 CPR 1

パークナムにある県庁はチャオプラヤー川にも面しており、時折大きな船が川を行き来するのが見えます。またこの辺りの川沿いはきれいに整備されており、川面を渡る風が心地よい所です。

Pak Nam City 2

パークナムを過ぎるとチャオプラヤー川最下流の橋である「カンチャナピセーク橋Kanchanaphisek Bridge橋」が現れます。2007年11月の竣工の高速道路専用橋梁で、塔から斜めに張ったケーブルを橋桁に繋ぎ支える構造の「斜張橋Cable-stayed Bridge」です。

20180428 CPR 2

チャオプラヤー川河口近くでは大きな船が通るので、橋脚の幅を広げると共に橋自体の高さを上げるので、こうした構造の橋が多くなります。また古い橋は跳ね橋(今は使われませんが)もあって興味深いです。「チャオプラヤー名橋奇覧」シリーズで多くの橋を紹介しています。(画像下はメモリアル橋です)

20180428 CPR 3

カンチャナピセーク橋の下流側には、チャオプラヤー川で最下流の水上マーケット(的なもの)「ワット・バン・フアスア・水上マーケットWat Bang Hua Sue」があります。また本ブログでは首都圏だけで20カ所以上の水上マーケットを紹介しています。

やがてチャオプラヤーは「プラプラデーンPhra Pradaeng」の大きく川が湾曲する最初の所を流れます。

20180428 CPR 4

プラプラデーン(現地の方達はパパデーンと呼びます)は渡し船が4カ所、第1と第2プミポン橋、要塞跡に湾曲部中央にある水上マーケットや公園とたっぷり見所がありエントリーも多くありますが、最近ではモン族独特のスタイルを残す「プラプラデーンのソンクラン」をエントリーしたばかりです。

20180424 PPD 7

このプラプラデーンの湾曲した根元にもショートカットのように見える運河が造られています。こうしたショートカットを「捷水路(しょうすいろ)」と呼びますが、その目的は曲がりくねった川の流れを真っ直ぐにして洪水を防ぎ、土地の有効活用をする事です。

20180428 CPR 5

またチャオプラヤー川はその捷水路の多くがアユタヤ時代に掘られています。それはアユタヤがヨーロッパと東アジアを結ぶ国際貿易都市として繁栄した時代で、河口から遡る船の航行を楽に早くする事も目的だったと私的には考えています。(画像下はアユタヤ歴史学習館です)

20180428 CPR 6

そんなチャオプラヤー川の中でプラプラデーンの捷水路はその目的がよく分かりません(汗) 普段は水門が閉じられていますし、運河自体がかなり狭くこの辺りを航行する大型船はとっても通れません。そもそもここが掘られたのは1874年と時代はかなり新しくラマ5世統治下です。

20180428 CPR 7

この辺りは河口に近く感潮河川だと思うので川の流れは上流とは全く異なるので、洪水防止とは異なる目的でもあると思います。また大型船が通るのはクロントゥーイ港(1951年開港でバンコク港とも言われます)まででしょうから、ショートカットの意味はありません(遠回りになる)。いずれにしても掘削した当初の目的とは異なった事情が現在はあるのでしょう。調査中です(汗)

と言う事で、このプラプラデーンのショートカットは元流とは関係ないのですが、この後チャオプラヤー川はバンコク都に入ります。ちなみにクルントン橋が出来る1958年ぐらいまでは、上にある古い写真のようにかなりの軍艦でも現王宮前から王族の宮殿があったドゥシット地区までは遡れた事になります。

また私的な現地での調査(ただの街歩き)では、チャオプラヤー川に架かる橋を古い順番に並べると以下の通りです。

1927年   旧ラマ6世橋(現タイ国鉄南本線鉄道専用橋)
1932年   メモリアル橋(跳ね橋、別名プット橋)
1958年3月 クルントン橋
1959年   ノンタブリー橋
1959年6月 クルンテープ橋(跳ね橋)

チャオプラヤー川に関してはまだまだ話が尽きないのですが(汗) そろそろテーマの元流に話しを戻しましょう。

そしてこうしてチャオプラヤー川を河口から遡れば、バンコクヤイ運河が最初の元流になります。そして先日エントリーを終えた『トンブリー王朝の面影を探し』シリーズで、すでにチャオプラヤー元流だったバンコクヤイ運河に関して詳しく書いています。

20180210 BL 7

跳ね橋のフォルムが美しいメモリアル橋を上流(北側)に向かうと左岸(東側)は花市場こと「パーククロン市場Pak Khlong Market」です。その反対側の右岸(西側)にはバンコクヤイ運河の入口があります。そこからがチャオプラヤー元流で川は大きく西へ向かいます。

20180428 CPR 8

って事は・・・バンコクを訪れた人なら誰もが目にするだろう、ワット・ポーや王宮、そして対岸のワット・アルンがある辺りのチャオプラヤー川は1542年以前は無かったのです。たぶん湿地だったのでしょう。日本なら戦国時代で関ケ原の戦いの58年前の事です。

20180428 CPR 9

さて・・・いよいよ元流を歩く旅ですが、すでに長くなりました。『こよいはここらでよかろうかい・・・』って事で次回に続きますが・・・その前に、バンコク首都圏でのチャオプラヤー川の昔の流れを地図にしてみました。

20180428 Map 1

青色のラインが昔の流れ(元流)で、赤がショットカットで掘られた運河ですが、それが今の本流になっています。

それでは次回、チェスト!!

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2018.05.06 | コメント(2) | タイ・トラベル

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プロフィール

ALSTER

Author:ALSTER
 
ALSTER(アルスター) 深川生まれの江戸っ子。アジア・ヨーロッパ・アメリカなどで海外在住28年超。55歳で日本企業を早期定年退職後アメリカで現地採用。2014年末に退職し、現在タイでロングステイ中。90年代前半からパソコン通信・PC改造・ホームページ運用を行い世界中からアクセス。そんな趣味から海外アクセス術、旅先通信本などの出版にも関わる。ヨーロッパ、北米、東南アジアの国々はほとんど訪れ、旅行にお酒・食べ歩き大好き人間です。

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