180番 バンコク不完全バスガイド
2017年2月4日、最終更新2018年2月16日
これはバンコク路線バスについてのエントリーです。主旨は「バンコク不完全バスガイド序章」に書いてありますが、路線案内だけではなく、周辺の見所などを書いています。バンコクっ子と同じ目線で街を行くショートトリップ、路線バスの旅です。
バンコク路線バスは同じ番号でも短区間運転や枝線もあり、直営と委託会社、バスの種類別、行きと帰りルートが異なるのは普通です。また変更も多く交通事情や運転手の気分でも変わります。私自身も早朝深夜など全ての時間帯での運行を知る事は出来ません。ですからこれはいつまで経っても不完全バスガイド、路線の概略ぐらいにお考えください。
しかしエントリーするのは私自身が終点から始発まで、行き帰りを全て実際に乗った記録です。実際に乗っていない路線はエントリーしません。
路線番号順のインデックスを作っています。このブログ画面左にある「カテゴリー」から「バンコク路線バス・番号別インデックス」を選ぶと、目次のように番号順表示されます。
また、入門編「路線バスの初歩」、そして「ご質問専用室」も作ってあります。どこで質問してよいか分からない時、バスでの行き方、バスに限らバンコクの公共交通機関に関するなら何でも構いません。ご利用下さい。ブログ画面左にある「カテゴリー」からアクセス出来ます。
基本情報
メガバンナーMEGA Bangna ~ バンナートラート通りBangna Trat ~ バンナー交差点Bangna Junction ~ スクムビット通りSukhumvit ~ BTSウドムスック駅Udom Suk ~ スクムビットSoi62 ~ 高速道路Express Way ~ クロントゥーイKhlong Toei ~ ラマ3世通りRama 3 ~ ラチャダピセーク通りRatchadaphisek ~ セントラル・ラマ3 Central Rama3
バンコク都東部のバンナートラート通りはメガバンナーとセントラル・ラマ3を高速経由で結ぶ路線です。
ノンエアコンの赤バスですが全車高速道路経由です。
復路(メガバンナー方面行)の行先表示板は「ラムカムヘン大学2」になっていますが、実際の終点はメガバンナーです。本ブログ内容の往路(セントラル・ラマ3行)ではラムカムヘン大学を通りません。
高速道路を経由すると料金は8.5バーツ(6.5バーツ+高速代2バーツ)で、高速道路を通らない区間だと6.5バーツ。その為に赤バスですが行き先を聞かれます。
本数は一般的で普通(15~20分に一本)でしょうか。あまり間隔が空いたり、その反対に詰まる事もないように思えます。高速使用である事と、全線で渋滞が激しい所が無いからでしょう。
バス車種
直営ノンエアコンバス・赤バス
ルート周辺
バスの出発はメガバンナー内で、上記のようにラムカムヘン大学2(バンナー・キャンパス)ではありません。大変広いメガバンナーですがバンナートラート通り側でBigCの横、シャトルバスが出る所と一緒です。
メガ・バンナー内には北欧家具のIKEAがあり、モデルルームのような中を歩くのも楽しいですし、レストランやカフェスタンドは重宝しています。「IKEA 活用術」で詳細を書いています。またメガバンナーも「メガ・バンナー 活用術」や「拡張なったメガバンナー 最新アクセス術付」でエントリー済みです。
バスはメガバンナーを出るとバンナートラート通りを西へ向かいます。復路(メガバンナー方面行)の行先表示板は「ラムカムヘン大学2 (Ramkhamhaeng University Bang Na Campus)」になっていますが、2017年中頃まではメガバンナーへ直接入り、ラムカムヘン大学2へ寄るバスは非常に少なかったです。それが2017年後半に変わり、ラムカムヘン大学2行は一度メガバンナー前を通り、一度ラムカムヘン大学横を通ってからメガバンナーへ入ります。
バスはメガバンナーを出ると大幹線道路のバンナートラート通りバンナー交差点までを走ります。途中シーナカリン通りとのの大きなジャンクションがあります。ここは「ワット・シーイアムWat Sri Iam」と呼ばれます(同名の名刹が近くにあります)
メガバンナーからここへ来る日本人は居ないでしょうが(復路でスクムビットなどから来るとして)、ここで乗り換えてシーナカリン通りを北へ向かえば「シーコンスクエアSeacon Square」、南は新しく出来たばかりの「ジャス・アーバン・シーナカリンJAS Uraban Srinakarin」があります。
バンナートラート通りでシーイアムを過ぎれば、昔からこの地区のランドマーク的存在の「セントラル・バンナーCentral Bangna」です。
続いてバスはBITEC(バンコク国際貿易展示場)の前を走ります。何かのイベントがあると渋滞が激しいなるのでバスには厄介な場所です。
BITECがあるのはバンナー交差点で、バスは交差点を右折しスクムビット通りへと入ります。この交差点は私がバンナートラート通り方面との乗り換えで頻繁に使う所でもあります(笑)下の画像は南側から北に向かって撮ったもので、奥がウドムスックになります。
またこの交差点を西側に2.5kmほど行くと(ソンテウあり)チャオプラヤー川で、対岸のプラプラデーン(パパデーン)へ渡し舟で行けます。バイク・自転車も乗る大型?で人は片道4バーツでパパデーン側で払います。バンコク周辺のチャオプラヤー川渡し船は全て詳細をエントリー済みで、ここは「チャオプラヤー渡し百景2」で書いています。
対岸ワット・バーンナムプーン・ノークに着くと、そこからモタサイで5分ぐらいでしょうか、私はいつも歩きますが17分で「バーンナムプン水上マーケット」に行けます。
また船着場横の売店では貸自転車があり、一日(午後5時まで)100バーツ。特にIDなど必要ではありません。開発が制限されジャングルのようなプラプラデーンの水上マーケットや「シーナコンクエンカン公園」などを回れます。
さてバンナー交差点を過ぎるとしばらくBTS高架下を走り、すぐBTSウドムスック駅です。駅横には市場と呼ぶには小さ過ぎるおかず横丁があって、そこを抜けるとウドムスック通りです。画像下は復路でのウドムスック駅下です。
このウドムスック通りのは路線バスがなくてソンテウが頼りですが、私が乗るのもここからです。「miniBigC」(なんてセンスのないネーミングでしょう)前あたりからソンテウが縦3~4列で並んでいますが、先頭はウドムスック通りをプラベェーPrawetまで直進し、途中「ラマ9世公園」前を通ります。その次のソンテウは「シーコンスクエアSeacon Square」まで行きます。
BTSウドムスック駅とプンナウィティ駅を過ぎてバンチャック駅Bang Chakの手前スクムビットSoi62で、バスは左折して高速道路へ入ります。180番は全車高速経由です。そして高速の出口はクロントゥーイ港(PORT)です。
ここからラマ3世通り間は往路と復路が全く異なるので、詳細ルートパップを作成しました。
さて本ブログ上往路のバスは高速道路を出てクロントゥーイ港に向かい、港湾入り口でUターンしますが、ここにはサムットプラーカーン県プラプラデーン郡(タイの人はパパデーンと言います)にある「シーナコンクエンカン公園」や「バーンナムプン水上マーケット」に行くのに使う渡し舟の船着場が近くにあります。
往路のバスはこの後クロントゥーイ市場の南側のスントーンコーサー通りを経由してラマ3世通りへ入ります。復路のバスはラマ4世通りで市場北側を走り、カセームラット通りから高速へ入ります。画像下はラマ4世通りへ入る180番です。
クロントゥーイ市場に関してはバンコクで一番大きな市場なので、多くのサイトが紹介していると思います。私のホームページ(ブログではなく)では古いのですが「Talat Khongtoey/クロントゥーイ市場」で紹介しています。
バスは大きく湾曲するチャオプラヤー側左岸に沿うラマ3世通りを走ります。しばらくは工場や倉庫に港湾労働者のバラックが多く、立ち入るのに少し気後れするエリアです。
そんなエリアでバスは高架でラマ3世通りを離れラチャダピセーク通りへ入りますが、その高架少し先にはチャオプラヤー川の隠れた渡し舟を探してそんな所に入り込んだエントリーがあります。「小さな女の子に導かれて」と「知らない女の子の後を追い」です。
高架を降りてラチャダピセーク通りへ入りナラティワート・ラチャナカリン通りとの交差点を直進しますが、ナラティワート・ラチャナカリン通りにはバンコクの新しい(とはもう言えないか)交通システムBRT(Bus Rapid Transit)が走っていて、そこを横切ります。
ナラティワート・ラチャナカリン通りとの交差点を直進したら終点近くです。この区間のラチャダピセーク通りは高速道路高架も走っていますが、バス車庫はその高速高架下にあってバスはいったんその横を通り過ぎます。
バスがサトゥプラディト通りSathu Praditとの交差点でUターンしたら終点のセントラル・ラマ3前です。往路のバスはこの終点を過ぎたら上記のバス車庫に入り休憩します。復路のバスはバス車庫を出ると往路と同じようにサトゥプラディト通りまで行ってUターンするので、セントラル・ラマ3前は往路も復路も同じように走ります。ただバス車庫に向かうバスには乗せてくれないので間違える心配はありません。
いかがでしょうか、全車ノンエアコンの赤バスなのに高速道路を走ります。全車高速経由でもノンエアコンとエアコンが混合だったり(107や129番など)、車両の一部が高速経由でノンエアコン赤バスがある(2番など)路線もありますが、全車赤バスで全車高速経由は・・・200以上のバンコク路線バスの中で、唯一この路線だけだと思います。
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2017.02.04 | コメント(2) | バンコク路線バス
