58番 バンコク不完全バスガイド

2017年2月22日、最終更新日2017年3月31日

これはバンコク路線バスについてのエントリーです。主旨は「バンコク不完全バスガイド序章」に書いてありますが、路線案内だけではなく、周辺の見所などを書いています。バンコクっ子と同じ目線で街を行くショートトリップ、路線バスの旅です。

バンコク路線バスは同じ番号でも短区間運転や枝線もあり、直営と委託会社、バスの種類別、行きと帰りルートが異なるのは普通です。また変更も多く交通事情や運転手の気分でも変わります。私自身も早朝深夜など全ての時間帯での運行を知る事は出来ません。ですからこれはいつまで経っても不完全バスガイド、路線の概略ぐらいにお考えください。

しかしエントリーするのは私自身が終点から始発まで、行き帰りを全て実際に乗った記録です。実際に乗っていない路線はエントリーしません。

路線番号順のインデックスを作っています。このブログ画面左にある「カテゴリー」から「バンコク路線バス・番号別インデックス」を選ぶと、目次のように番号順表示されます。

また、入門編「路線バスの初歩」、そして「ご質問専用室」も作ってあります。どこで質問してよいか分からない時、バスでの行き方、バスに限らバンコクの公共交通機関に関するなら何でも構いません。ご利用下さい。ブログ画面左にある「カテゴリー」からアクセス出来ます。


基本情報

ミンブリーMinburi ~ ラムカムヘン通りRamkhamhaeng ~ ペップリー通りPhetchaburi ~ プラトゥナームPratunam

Bus58 Map

バンコク北のミンブリーからラムカムヘン通りとペップリー通りを経由してプラトゥナームまでの路線です。

プラトゥナームへのアクセスがエアポートリンク・ラチャプラロップ駅側からになる違いだけで、その他は全て113番と重なります。それなのに本数が少なく、かつザ・モール・ラムカムヘン~ミンブリ間の短区間運転が多く、この58番の路線維持に疑問を感じてなりません。

全区間を通しての本数は1時間に一本あるかないか、短区間運転では30~45分に一本のイメージです。

バス車種

委託ノンエアコンバス


ルート周辺

出発はミンブリーのシハブラーヌキット通りSihaburanukitは「チャトゥチャック2 JATUJAK2あるいはChatuchak Market 2」前少し西側で、ほとんど同じルートの113番と一緒に並んでいます。一般的にはモーチットにあるチャトゥチャックウィークエンドマーケットが有名ですが、ミンブリーにも「2」があるのです。

Bus58 Minburi

Jatu Jak 2

ミンブリーはバンコク都北東ですぐ横がチャチュンサオ県。スワンナプーム空港の真北にあります。町の中心地にはシハブラーヌキット通りを挟み旧市場と新市場があり、それに加えてチャトゥチャック2です。下の画像は新市場ですが、モスリムの方も多く商売されています。

Minburi New Market

旧市場裏(昔は正面だったのでしょうが)センセープ運河が流れていて、センセープ運河ボートはここが終点でした。かなり昔ですが、私はここまで乗った事があります。旧市場は新市場に比べ少し寂れてしまっています。

Minburi Canal

チャトゥチャック2裏には普通の生鮮市場もあるので、この辺りは町全体が大きな市場だとも言えます。本当のタイ庶民の市場を見たい方には絶対のお勧めの町だと思います。本ブログ内容とは逆に都心部から来ると、旧市場前が終点です。

Minburi Old Market

チャトゥチャック2は屋根付き2階建てで、二棟あります。全体の大きさはモーチットに比べようがありませんが、歩く気が失せる事はない広さです(笑)今までのエントリーは「チャトゥチャック 2 ・ウィークエンドマーケット」や「JJ2で子供教室に飛入り参加」がありますが、かなりお気に入りの町です。近いですしね(笑)

Market 1

ミンブリーの町中からラムカムヘン通りまでは往路と復路が少し異なります。ここも113番と同じルートですがGoogle Mapsのバス停はこの部分が間違っていて、スウィンタウォン通りを走る事はありません。

Bus58 Map Minburi

ミンブリーを出てすぐですが、ラムカムヘン通りSoi187と185の中間あたりにあるワット・バンペン・ターイを抜けると、センセープ運河沿いに「クワン・リアム水上マーケットKwan-Riam Floating Market」があります。

Market 3

近場のクワン・リアム水上マーケット」で紹介済みですが、私的にも好きな水上マーケットのひとつです。ツアー客や外国人観光客ばかりのどこぞとは違って、地元家族連れで賑わっています。センセープ運河を挟んで両岸に大きなお寺、そしてマーケットに運河ツアー。家族連れやグループならきっと一日楽しめる事でしょう。

Market 4

バスはラムカムヘン通りを南西に進みますが、私的に通ったのはラムカムヘン通りSoi110奥の「サマコーンSammakon」です。大きな池の周囲に住宅と洒落た一軒家のレストランが点在し、バンコク都心部からプロの料理家も通う店もあります。

20161113 Kurua 2

私のお気に入りは「クルア・ティー・ソンKrua Tee Song」で、素材も良いし、濃い味付けでエッジを効かせて美味しいと思わせるタイ料理とは異なりますが、高級ホテルのレストランとも違い本来のタイ家庭料理を楽しめます。もう10年以上前から通う店で信用しています。特にロイカートンでは池の周辺で、バンコク都心部では難しいコームローイ(コムファイ)を空に飛ばすことが出来ます。

Loy Krathong Sammkon

ラムカーヘン通りSoi127/2と/4の間にあるのは特徴的な郊外型のショッピングモール「ザ・パシオ・タウン」です。バンコク西部のカンチャナピセーク通り沿いの日本をテーマにした「パセオ・パーク」と同じ運営ですが、ここは水上マーケット「タラートナーム・サパーンスーン」をパシオ・タウンの裏に強引に造りましたが、まぁ、なんちゃって系で今はどうなっているのか・・・

Paseo Town

Tarat 1

ラムカムヘン通りSoi107の奥ワット・シーブンルアン裏にはセンセープ運河ボートの東の起点、まぁ都会から来ると終点の「ワット・シーブンルアン船着場 Wat Sriboonrueng」があります。

Wat Sriboonrueng

実はこの58番の路線はずっとセンセープ運河ボートと並行して走ります。ワット・シーブンルアンからプラトゥナームまでの東ラインの全てです。センセープ運河ボートに関しては全線全船着場を紹介していますが、「センセープ運河ボート完全ガイド6 東ライン3」からたどれます。

SAEN Boat 1

ワット・シーブンルアン船着場の近くには、こんな変わった所もあります。飛行機廃棄場ですが、「気になるスポット2 町中の飛行機1」でエントリー済みです。

Jun27 Ramkhamhaeng 1

この後バスはシーナカリン通りとのラムサリー交差点を陸橋で越えます。ラムサリー交差点を北へ行けばすぐ私の生活圏のひとつバーンカピです。ザ・モール・バーンカピの大きなショッピングセンター、TescoLotus、バーンカピ市場、ハッピーランドと言う名のちょっと時代を感じる施設、なんとパンティッププラザまであるのですから、(私的に勝手に思っている)「バンコク最大の下町繁華街」です。

Market

Mall inside 2

ただ、ラムサリー交差点を陸橋で越えるためにシーナカリン通りやバンカピへ出るには、早めに降りるか通り過ぎてから降ります。この陸橋を走る113番も同じですが乗り換えが不便です。画像下は復路の58番で、バス停ではないのですが陸橋を降りる直前でバスを降りられる場合があります。

Bus58 RamSali

ラムサリー交差点の陸橋を降りたらラムカムヘン通りの一番賑やかなエリアになります。ラムカムヘン通りは若者が多く住むエリアですが、同時に近くにいくつかのイスラム寺院もあってムスリムの方が多く住むエリアです(センセープ運河沿い全体がそうですが)。

Bus58 Ramkhamhaeng

ラムカムヘン通りへ通じる路地はどこも生活しやすそうな感じで、食堂、ランドリー、カフェ、駄菓子屋など私の故郷の深川を思い出させます。

Ramkhamhaeng 2

ラムカムヘン通りが左に少しカーブする辺りがラジャマンガラ国立競技場Rajamangala National Stadiumとラムカムヘン大学です。ラジャマンガラ国立競技場はサッカーの交際試合がよく行われますね。2016年のワールドカップ予選では日本とタイがここで戦いました。

Rajamangala 2016NOV

ラジャマンガラ国立競技場の北側で、ラムカムヘン通りで言えばSoi61から65の反対側(偶数側)には「ラムカムヘン大学前ナイト・マーケット」が毎晩(たぶん)開催されています。

July14 Ramkhamhaeng 9

ラジャマンガラ国立競技場を過ぎるとすぐラムカムヘン大学前です。この大学はマンモス大学で多くの若者が働きながら卒業を目指しています。

Ramkhamhaeng 3

ラムカムヘンSoi39には「ワット・テープリーラー」があります。ここははいつ行っても参拝者が多い人気のお寺です。多くの参拝者(しかも女性ばかり)が大きな木に水をかけているので、何かいわれがあると思うのですが、私のタイ語レベルではまったく解りません(汗)

Wat Thepleela 2

ラムカムヘンSoi24には地元の方が使われる市場があります。この市場横から出発するソンテウはラムカムヘン大学とラジャマンガラ国立競技場の裏を通り、ショッピングモール「ザ・ナイン」へ行けます。

Bus093 Seri Market

Jun 02 Nine 1

ラムカムヘンSoi29の奥ですが舟に繋がれたロープが操作され、立ったまま乗る変わった渡し舟があります。「珍景!渡し舟私的ランキング」で4位に輝いた(笑)渡し舟ですが、かなり揺れるので怖いです(笑)

Ram 29 2

ラムカムヘンSoi12の隣が「ザ・モール・ラムカムヘン」で、短区間運転の終点になります。ここはモール・グループの中でもかなりローカル色を感じるのですが、ラムカムヘン地区のランドマーク的存在です。ラムカムヘン通りの反対側にもモールがあって、動く歩道の歩道橋(笑)で結ばれています。

Mall Ram 2

終点のプラトゥナームまで行くバスは少なく、短区間運転(行先表示板は赤板ではりません)ではこの先のラマ9世通りで右折後、Uターンして戻り画像下の所から出発になります(バスの後方がラマ9世通りの交差点です)

Bus58 Rama9

ラマ9世通りを越えるとすぐタイ国鉄東本線の踏切を渡りますが、その上にはエアポートリンクが走り「ラムカムヘン駅」のすぐ横をバスは通ります。

AirportLink Ramkhamgaeng ST

ラムカムヘン通り、パタナカーン通り、ペッブリー通り、スクムビットSoi71が交わるのがクロンターン交差点。バスはここを右折しペッブリー通りへ入ります。

Klong Tan 2017Feb

ペッブリー通りでトンロー通りとの交差点を過ぎて、バーン・ドーン・モスク船着場近くにはこんな渡し舟があります。近くにイスラム寺院と学校があって、そこに通う人たちが多く使うようです。またこの辺りはスクムビット通りからかなり離れているので、ここの渡し舟でベッブリー通りへ出るとバスの本数も多く移動の裏技になります。一回2バーツでもちろん誰でも乗れます。

BaanDonMosque 3

アソーク通りとの交差点手前(この角には昔、日本大使館がありましたね)のセンセープ運河沿いも趣があります。プラサーンミット船着場への路地を入るとこんな感じの「Food Town」と言うフードコートがあります。

Food Town 1

中はこんな感じで、近くのビルにお勤めのビジネスマン・ウーマンの人達でお昼は大混雑です。また運河の反対側にあるシーナカリンウィロート大学の学生さんにも人気がある食堂です。

Food Twon 2

このFood Townがある路地の奥には人とバイク専用の橋があって、反対側はシーナカリンウィロート大学です。

prasamit 3

シーナカリンウィロート大学構内を通る私自身の勝手な思いですが、この大学はのんびりした雰囲気がいつもします。規模も大きくないし、学食や芝周辺で一休みと公園的存在と勝手に思っています。駐妻と呼ばれる方々に人気の木曜市はまだ開かれているようです。船着場からスクムビットSoi23にもアソーク通りにも抜けられます。

prasamit 2

バスはアソークとの交差点を陸橋を通り直進して次のスクムビットSoi3(ナナからソイ)との交差点で右折します。ここからは58番と11番(委託エアコンバス)のみのルートです。

Bus58 Map Pratnam

バスはタイ国鉄の踏切手前で左折してニコーム・マッカサン通りへと入り、国鉄線路とエアポートリンク高架と並行して西へ向かいます。この通りでは「タイ労働者博物館Thai Labour Museum」がありますが、いつ行っても閉じたままです(汗)

Labor Museum 1

まぁ、一番立派なのは看板と表のモニュメントで、博物館とは言え掘立小屋のような・・・元々は鉄道警察の建物だったのを国鉄労働者組合が使用していたようです。中は入れないので分からないのですが(汗)

Labor Museum 2

続いて「タイ国鉄東本線マッカサン駅SRT Makkasan St.」前を通ります。マッカサン駅と言うとエアポートリンクの駅を思い浮かべる人が大半でしょうが、かなり離れています。

SRT Makkasan St. 1

この国鉄マッカサン駅・・・かなり地味と言うか目立たない所にあるのですが、しっかりした駅舎もあって趣がある駅です。この駅で分岐してバンコク港へ向かう貨物線(スクムビット通りやラマ4世通り上に踏切がありますね)があったり、車両の検査・重整備等を行うマッカサン鉄道工場への側線があったりと、広い構内なのです。

SRT Makkasan St 2

バスが走るニコーム・マッカサン通りと並行する国鉄線路の向こう側はマッカサン鉄道工場ですが、残念ながら入れません。そう忙しそうに稼働していない(ある意味廃墟っぽい)ので、工場ツアーなんかあると良いのですが・・・

Makkasan Factory

国鉄マッカサン駅を過ぎてラチャプラロップ通りに突き当たると左折しますが、この交差点は「エアポートリンク・ラチャプラロップ駅 ARL Ratchaprarop St.」下にあります。

Bus14 Ratchaprarop

Ratchaprarop St 2017Feb

ラチャプラロップ通りに入りすぐのバス停、インドラ・スクエア前が終点です。バスはこの後プラトゥナーム交差点を左折した所で路駐して休憩後に復路へと入ります。

Bus58 Pratnam 1

Bus58 Pratnam 2

バスの終点と起点のプラトゥナームはパンティップ プラザや伊勢丹にワールド・トレード・センターも近く、プラトゥーナム市場には服を中心としたファションの店が軒を連ねています。まさにタイでのファッションの中心でしょう。

Pratunam2016 July

Pratu Nam from Bridge

いかがでしょうか、113番とほとんど同じルートなのに本数は少ないし短区間運転ばかりで使う事がない路線なのですが、独自路線にも近いニコーム・マッカサン通りはなかなか興味深いですね。

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2017.02.22 | コメント(2) | バンコク路線バス

コメント

もう一つ質問です。

新南バスターミナルまでの行き方、とても勉強になりました。
ありがとうございます。
それにしても路線バス研究、頭が下がります。素晴らしい!
ところで、もうひとつ質問したいのですが…鉄道トンブリ駅までの路線バスです。ファランポン駅や戦勝記念搭からですと、どのように行けるでしょうか?

2017-02-22 水 06:27:02 | URL | フラキート #- [ 編集 ]

Re: もう一つ質問です。

フラキートさん

トンブリー駅へのアクセスはよくありません。どれも良くないので特に推薦方法はないのが本音です。まぁ、普通に考えるとシリラート病院からのアクセスでしょう。

路線バスで行く方法は以下の二通りです。

1、アルンアマリン通りを走るバスでシリラート病院前から行く。この場合バンコクノイ運河を渡る橋の南側になりますが、陸橋なのでバス停が離れています。

この場合委託エアコンバス157番(北バスターミナル~オームヤイ)が戦勝記念塔から一本で行けます。乗り場は前回の515番と同じ。本数は多少少なく20~30分に一本。
他にアルンアマリン通りを走るバスは81番、91番、146番、149番です。149以外はエントリー済みなので、そちらをご覧ください。

2、ジャラン・サニットウォン通りの国鉄踏切近くて降りて、線路沿いを東に行く。歩くとバス停2個分ぐらいなので、少し距離があるので普通はモタサイ利用が良いかも。

ジャラン・サニットウォン通りを走るバスは多いです。ファランポーン駅からだと前回登場した40番が本数が多いです。ただファランポーン駅からだと渋滞区間がかなりあります。戦勝記念塔からだと509番(本数普通か少し少ない)、171番(本数少ない)が通ります。


それではお気をつけて。

2017-02-22 水 09:30:03 | URL | ALSTER #- [ 編集 ]

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プロフィール

ALSTER

Author:ALSTER
 
ALSTER(アルスター) 深川生まれの江戸っ子。アジア・ヨーロッパ・アメリカなどで海外在住28年超。55歳で日本企業を早期定年退職後アメリカで現地採用され2014年末退職。その後3年半タイでロングステイ。90年代前半からパソコン通信・PC改造・ホームページ運用を行い世界中からアクセス。そんな趣味から海外アクセス術、旅先通信本などの出版にも関わる。ヨーロッパ、北米、東南アジアの国々はほとんど訪れ、旅行にお酒・食べ歩き大好き人間です。

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