123番 バンコク不完全バスガイド

2017年4月16日

これはバンコク路線バスについてのエントリーです。主旨は「バンコク不完全バスガイド序章」に書いてありますが、路線案内だけではなく、周辺の見所などを書いています。バンコクっ子と同じ目線で街を行くショートトリップ、路線バスの旅です。

バンコク路線バスは同じ番号でも短区間運転や枝線もあり、直営と委託会社、バスの種類別、行きと帰りルートが異なるのは普通です。また変更も多く交通事情や運転手の気分でも変わります。ですからこれはいつまで経っても不完全バスガイド、路線の概略ぐらいにお考えください。

しかしエントリーするのは私自身が終点から始発まで、行き帰りを全て実際に乗った記録です。実際に乗っていない路線はエントリーしません。

路線番号順のインデックスを作っています。このブログ画面左にある「カテゴリー」から「バンコク路線バス・番号別インデックス」を選ぶと、目次のように番号順表示されます。

また、入門編「路線バスの初歩」、そして「ご質問専用室」も作ってあります。どこで質問してよいか分からない時、バスでの行き方、バスに限らバンコクの公共交通機関に関するなら何でも構いません。ご利用下さい。ブログ画面左にある「カテゴリー」からアクセス出来ます。


基本情報

オームヤイOm Yai ~ ペットカセーム通りPhetkasem ~ プッタモントン・サーイ2通りPhuthaMonthon Sai2 ~ ボロムラチャチョナニー通りBorommaratchachonnai ~ 新南バスターミナルSouthern Bus Terminal(Sai Tai Mai) ~ 南バスターミナルSouthern Bus Terminal(Sai Tai) ~ ピンクラオ通りPin Klao ~ ピンクラオ橋Pin Klao Br. ~ 王宮広場Sanam Luang(王宮エリア規制中:ラチャダムヌンクラン通りRatchadamnoen Klang ~ 民主記念塔Democracy Momument)

 全ての路線で全区間の地図は一番下にあります。

バンコク都西隣ナコーンパトム県オームヤイから王宮広場までの路線です。

王宮エリア側の起点(ターチャン前)は2016年10月からプミポン前国王崩御に伴う王宮エリアの交通規制で使えません。その為現在(2017年4月時点)は民主記念塔でUターンしています。

本数は普通か少し少な目だと感じています(20分に一本程度)が、路線全区間で激しい渋滞が起きる所は少なく、ルートは大変シンプル。その為かあまり待つストレスを感じません。


バス車種

委託ノンエアコンバス


ルート周辺

バスの出発はオームヤイのペットカセーム通り沿いからです。直営赤バス84番の待機場所や委託157番170番のバス車庫にも近い所です。

Bus123 Om Yai

往路(王宮広場行)は待機場所を出てそのままペットカセーム通りを東進しますが、復路(オームヤイ行)のバスは車庫前を通り過ぎて、「サンプラーン・エレファント・グラウンド&ズーSamphran Elephant Ground & Zoo」を過ぎた後にUターンします。

Elephant Ground Zoo 2017Feb

厳密に営業区間とは思えませんが、頼めば近くで降ろしてくれるかも。また、その先には「サムプラーン・リバーサイド(旧ローズガーデン)Samphran Riverside」があります。

Bus084 Crocodile

さて車庫を出たバスはペットカセーム通りを走り、オームノイOm Noiを過ぎてからプッタモントン・サーイ2通りへ左折します。バスは左折しますが、ペットカセーム通りを少し先に行くとMRTブルーラインのファランポーン駅からの延伸工事の西端が見えて来ます。

Mar26 Lak Song 2

ここから東のペットカセーム通りはMRT延伸工事でぐちゃぐちゃ状態です。その工事状態や駅の場所、周辺情報を「MRT高架延長部下を歩く 1」と「MRT高架延長部下を歩く 2」でエントリー済みです。

またペットカセーム通りとカンチャナピセーク通りが立体交差する所には、この地域で一番大きなショッピングモール「ザ・モール・バーンケーThe Mall Bang Khae」があります。「西の巨艦ショッピングモール」で詳細をエントリー済みです。

Mar29 Mall Bangkhae 1

バスが走るプッタモントン・サーイ2通りに戻りましょう(汗)プッタモントン・サーイ2通りはペットカセーム通りとボロムラチャチョナニー通りを南北に直線で結ぶ通りで、比較的新しく計画的に作られた道路です。周辺の見所は今の所、私は全く知りません。

Phutha Monthon Sai 2

バスはこの通りを北上し大きな立体交差でボロムラチャヨンニー通りに入り、東に向かいます。アウターリングとも呼ばれるカンチャナピセーク通りを越えると新南バスターミナルです。

Southern Bus Terminal

新南バスターミナルはプーケット、サムイ島などタイ南部とナコーンパトム、カンチャナブリーなどタイ西部行きの長距離バスが発着する以外、食事や買い物も楽しめます。

Southen Bus Terminal Inside

往路では歩道橋を渡り道路の反対側にあるターミナルまで5分以上歩きますが、復路で都心部から来た時はターミナル前に停まります。画像下は復路の123番でターミナル前バス停です。

Bus123 South Busu T 1

66番、507番、511番など新南バスターミナル行きの路線バスは多いのですが、実はバス車庫がターミナルの裏にあって移動が厄介です。それで私はターミナルを使う時はターミナル前に停まる79番や515番などを使います。123番もターミナル前に停まるので便利です。ただ、こうしたターミナル前に停まる路線の戻り(本ブログ123番の場合は往路)はボロムラチャヨンニー通りのターミナル反対側がバス停です。

Bus123 South Bus T 2

バスはボロムラチャチョナニー通りをさらに東に向かい、バンコクノイ運河を渡る橋の上からは高速道路が北に見えますが、その下にはSRTの新線ライト・レッドラインがすでにこの区間は工事を終えています。

20170117 Taking Chan 5

Bus123 Taling Chan

ライトレッドラインに関しては「新線ライトレッドライン④ タリンチャン駅」から全線全駅に遡れます。

20170117 Taking Chan 1

バンコクノイ運河を渡った所が旧南バスターミナルで、以前はここがタイ南部への長距離バスターミナルでした。2007年に上記の新南バスターミナルが出来ると共に使われなくなり、2016年10月までは画像下のように廃墟のようでした。

Bus Terminal

私が昔、旅人だった時は週末の度にバスや鉄道で旅をしていました。そんな旅の中で知ったのが、当時欧米人に人気が出始めたばかりのトラン諸島、シミラン諸島、スリン諸島で、そこへの出発がここでした。下の画像は2000年頃の南バスターミナルです。

Bus Terminal 2

薄暗く狭いバスターミナルに荷物をたくさん抱えた人たちがじっとバスを待つ、その中でうごめく様なエネルギーを全身で感じ、熱気と湿度でシャツが肌にまとわりついていたのが昨日のように思えます。「懐かしの南バスターミナル」でその頃の事を書いています。画像下は現在(2016年4月)の南バスターミナルです。

20170413 South 2

そんな昔の思いでがありながらも廃墟のようだった南バスターミナルですが、2016年10月に戦勝記念塔、民主記念塔、ピンクラオ、ウォンウィエンヤイなどにあったロットゥーの発着場所から(バンコクから見た)タイ西部と南部方面がここに集まり、ロットゥーの発着拠点になっています。

20170413 Terminal 1

ただ(旧)南バスターミナルはボロムラチャチョナニー通りがバンコクノイ運河を越える陸橋横にあり、123番は陸橋を走る為にターミナルの手前か過ぎた所で降りる必要があります。詳しくは「南バスターミナル徹底解剖」でエントリー済みです。

20170413 Map 1

さて、ボロムラチャチョナニー通りが南東に向きを変えてすぐ大型ショッピングモールが続きます。「ザ・センス・ピンクラオThe Sense Pinklao」はオープンが2年前ぐらいでしょうか、中にラーメン屋さんとかどこも同じような店があるのですが、近くにセントラルがあるのでなかなか厳しいように思えます。

Sence Pinklao 2016 Oct

同じ並びですぐ近くにはピンクラオのランドマーク「セントラルプラザ・ピンクラオ」です。バスやロットゥーも集中し多くの人が行き交っています。

Pin Klao Central

バスはチャラン・サニットウォン通りとの交差点を直進しますが、この交差点でMRTブルーラインはバンスー駅からの延伸工事区を横切ります。ピンクラオ通りの二重立体交差点の更に上をMRT高架が走ります。MRTブルーライン延伸工事でこの辺りは「MRTブルーライン延伸部を歩く 4」で詳細エントリー済みです。

Jun05 MRT1

この交差点を過ぎてすぎるとボロムラチャヨンニー通りはピンクラオ通りと名を変えます。ピンクラオ・・・日本人には覚えやすい名ですが、ラマ4世時代の副王で(私が酷評している)国立博物館にピンクラオ副王のお部屋が展示してあったと思います。ラマ4世も日本人にはお馴染み通りですね。タイでは禁止されている劇「王様と私」の時代でもあります。

Bus123 Pun Klao

交差点を過ぎたらローカルデパートの「パタデパート PATA Department Store」があります。昭和の雰囲気を持つ古いデパートです。

Jun05 Pata 1

Bus123 Pata

またこのパタデパートの6階7階には「パタ動物園 PATA Zoo」があり、緩~いタイの動物園を満喫できます。「ローカルデパート内の動物園 PATA Zoo」で詳細をエントリー済みです。

Jun05 Zoo1

パタデパートを過ぎるとピンクラオ橋を渡りますが、その手前橋の下にはチャオプラヤー・エクスプレス・ボートの「N12 プラ・ピンクラオ船着場 Phra Pin Klao Bridge」があります。この辺りは「チャオプラヤー・エクスプレス徹底検証6 変化の兆し」で詳細をエントリー済みです。

Pin Klao Bridge

またピンクラオ橋近くの「ワット・ドゥシダーラーム・ウォラウィハーンWat Dusidaram Worawihan」横から下の画像(水兵さんが歩いていますね)のような狭い路地を行くと、「王室御座船国立博物館 Royal Barge National Museum」へ徒歩15分ぐらいで着きます。「バンコク三大がっかり 御座船博物館」でエントリーしていますが、私的にはがっかりだった所です。

Royal Barge Soi

Museum 4

ピンクラオpin Klaoとはラマ3世やラマ4世とご兄弟で、ラマ2世が父親のラマ4世統治下の副王(1851年 - 1866年)ですが、その名を冠した橋の完成は1973年ともうかなり経っていますね。外務省の資料だと1971年に円借款約13億円が使われ、住友建設や大林組が施工に関わったようです。詳しくは「チャオプラヤー名橋奇覧⑧ピンクラオ橋」で書いています。

20161220 Pin Klao 3

バスがピンクラオ橋でチャオプラヤー川を渡ったその先は、2016年10月からプミポン前国王崩御に伴う王宮エリアの交通規制で大きく変わっています。現在(2017年3月の規制中)は王宮広場を右に見ながらラチャダムヌンクラン通りを走り、民主記念塔の手前でUターンして復路へ戻ります。

Democracy Monument

画像下は民主記念塔の手前でUターンした123番です。Uターン後は復路となって規制中の王宮広場前を通りピンクラオ橋に向かいます。

Bus123 DM

ちなみにプミポン前国王崩御以前は王宮裏のチャオプラヤー川沿いでターチャン(船着場)近くで、画像下の所が終点(起点)でした。またそこまでその下の画像の様にワット・ポー前を通り王宮を半周していました。

Bus123 Grand Place 1

Bus123 Wat Po

Bus123 Grand Place 2

こんな王宮を一周していた時がもう何年も前の事にように思えますが、2016年10月からの前国王崩御に関係した交通規制解除の後に、いったいどう戻るのでしょうか・・・

さて現在のバスの終点(起点)ですが、民主記念塔の手前でタナオ通りに入ればすぐカオサン通りです。昔と違って安宿と情報を求めてバックパッカーが集まる所ではなくなったように思えます。スマホさえあればいくらでも旅の情報が得られる時代ですが、なぜか未だに旅人が集まります。

Khaosan 3

民主記念塔の辺りは「ラッターナコシン島」と呼ばれるバンコクの始まりの地で、この辺りの散策はいにしえにバンコクを歩く歴史の道でもあります。関連エントリーは「ラッターナコシン、いにしえの島を歩く」や「ラッターナコシン博物館」などがあります。

Ratcha Natdaram 3

いかがでしょうか、123番は私的に王宮周辺でよく見るバスの印象が強いのですが、またそんな時に戻るの? 路線バスのルートとは違って、すごく気になっています・・・

Bus123 Map 1

少しはお役に立ったでしょうか? ただ乗り続ける事しか出来ませんが、これからも精度を上げて全路線を目指すとともに、更新も続けます。

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2017.04.16 | コメント(0) | バンコク路線バス

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プロフィール

ALSTER

Author:ALSTER
 
ALSTER(アルスター) 深川生まれの江戸っ子。アジア・ヨーロッパ・アメリカなどで海外在住27年超。55歳で日本企業を早期定年退職後アメリカで現地採用。2014年末に退職し、現在タイでロングステイ中。90年代前半からパソコン通信・PC改造・ホームページ運用を行い世界中からアクセス。そんな趣味から海外アクセス術、旅先通信本などの出版にも関わる。ヨーロッパ、北米、東南アジアの国々はほとんど訪れ、旅行にお酒・食べ歩き大好き人間です。

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