556番 バンコク不完全バスガイド

2017年5月20日

これはバンコク路線バスについてのエントリーです。主旨は「バンコク不完全バスガイド序章」に書いてありますが、路線案内だけではなく、周辺の見所などを書いています。バンコクっ子と同じ目線で街を行くショートトリップ、路線バスの旅です。

バンコク路線バスは同じ番号でも短区間運転や枝線もあり、直営と委託会社、バスの種類別、行きと帰りルートが異なるのは普通です。また変更も多く交通事情や運転手の気分でも変わります。ですからこれはいつまで経っても不完全バスガイド、路線の概略ぐらいにお考えください。

しかしエントリーするのは私自身が終点から始発まで、行き帰りを全て実際に乗った記録です。実際に乗っていない路線はエントリーしません。

路線番号順のインデックスを作っています。このブログ画面左にある「カテゴリー」から「バンコク路線バス・番号別インデックス」を選ぶと、目次のように番号順表示されます。

また、入門編「路線バスの初歩」、そして「ご質問専用室」も作ってあります。どこで質問してよいか分からない時、バスでの行き方、バスに限らバンコクの公共交通機関に関するなら何でも構いません。ご利用下さい。ブログ画面左にある「カテゴリー」からアクセス出来ます。


基本情報

ワット・ライキンWat Rai Khing ~ 3316号線 ~ ドーンワーイ水上マーケットDon Wai Market ~ ボロムラチャヨンニー通りBorommaratchachonnai ~ マヒドン大学Mahidol University ~ サーラーヤーSalaya ~ ボロムラチャヨンニー通りBorommaratchachonnai ~ 新南バスターミナルSouthern Bus Terminal(Sai Tai Mai) ~ ピンクラオ通りPin Klao ~ ピンクラオ橋Pin Klao Br. ~ 民主記念塔Democracy Momument

Bus556 Map

バンコク都西隣のナコーンパトム県の名刹ワット・ライキンから王宮広場近くの民主記念塔までの路線です。

ターチン川沿いのドーンワーイ水上マーケットを通る唯一の路線です。

本数は多くなく20~30分に一本でしょうか。ドーンワーイ水上マーケットで1時間近く待った事もあるので、利用時はバックアップ案を考えた方が良いでしょう。


バス車種

直営エアコンバス・オレンジ
    Bus556

マヒドン大学前からサーラーヤーでUターンする区間が往復とも同じ方向に走ります。その為に行先表示板の色を変えて区別出来るようにしています。

民主記念塔行:行先表示板青色
    Bus556 Blue

ワットライキン行き:行先表示板白色
    Bus556 White


ルート周辺

直営エアコンバスの起点のワット・ライキンはナコーンパトムでも有名なお寺で、多くの参拝者で賑わっています。特に本堂の壁画は有名なようですが、とにかく大きなお寺で仏教(に限りませんが)テーマパークのように思えます。

Wat Raiking 2017Apr

Wat Raikhing 3

始発バスはワット・ライキンの東側にターチン川を渡る橋がありますが、その手前のバス停です。橋を渡った先にはバス車庫があって赤バスも含めて盛んに橋の向こうとバスが行き来しています。

Bus556 Wat Raikhing

起点バスの後方(お寺の裏?)にターチン川が流れていますが、そこから遊覧船でドーンワーイ水上市場まで行けます(土日だけかも)。もちろん今回エントリーの556番かソンテウでもドーンワーイ水上市場へ行けます。

Wat Raikhing Boat

ワット・ライキンやドーンワーイ水上市場に関しては「ワット・ライキンで思いがけず」「ここは面白い!ドーンワーイ水上市場」などでエントリー済みです。

Don Wai 5

バスは起点のワット・ライキンを出るとターチン川東側の3316号線を北上します。片側1車線の細い道をくねくねと走り、ドーンワーイ水上市場前(後ろが正しい)を通ります。画像下で556番は復路のワット・ライキン行きで、右の東屋がバス停です。

Bus556 Don Wai

バスがバンコクへの大動脈のボロムラチャヨンニー通りへ出ると東進し、プッタモントンサーイ4通りPhuthaMonthon Sai4との交差点で左折してタイ国鉄サーラーヤー駅に向かいます。この後、突き当りでUターンしてボロムラチャヨンニー通りへ戻りますが、この区間だけ寄り道するような不自然なルートです。そしてこの区間は往路と復路が同じ方向に走ります(その為に行先表示板の色で区別をしています)。

民主記念塔行
Bus556 Mahidol Go DM

ワット・ライキン行き
Bus556 Mahidpl Go Raikhing

この寄り道区間では途中マヒドン大学前を通ります。この大学はチュラロンコーン大学やタマサート大学と比べられる名門のようで、大学前からのバスやロットゥーでは留学生なのか外国人とよく乗り合わせます。

Mahidol University 2016NOV

マヒドン大学はラマ5世によって1888年の設立されたシリラート病院医療学校が前身で、1943年に正式に大学になり、その後1969年にラマ8世の名(アーナンタ・マヒドン)を冠した大学になったようです。

構内のシャトルは青・緑・赤茶?など色分けされており、ルートは分かり易いです(笑) 乗れていませんが・・・

Mahidok Shuttle B

バスがマヒドン大学を過ぎてプッタモントンサーイ4通りの突き当りでUターンします。このUターンする所で降りると国鉄サーラーヤー駅近くです。駅前に市場があってこの辺りで一番賑わう所でしょうか。

Salaya SRT St.2016NOV

Salaya Market 2016NOV

このサーラーヤー駅前から4006号線を走るソンテウ8229番で少し西へ行くと、タイ国鉄南本線の「ワット・スワン駅Wat Suwan」があって、目の前がワット・スワン・ナーラムです。そしてお寺の正面がマハサワット運河Maha Sawatが流れています。

Wat Suwan 2016NOV

このお寺からはマハサワット運河沿いの果樹園や花農園を回る「アグロツーリズムAgro Tourism」運河ボートツアーが出ています。

20170113 Wat Suwan 2

4006号線をさらに西へ行くと、乗物博物館の「ジェッサダ・テクニック・ミュージアムJesada Technik Museum」や ターナー百年市場へ行けます。「路線バスで行くナコーンパトム」で詳しく内容にリンクされています。

20170120 Thana 4

20170216 Plane 4

さて、バスはサーラーヤーでUターンした後は大きな立体交差でボロムラチャヨンニー通りに戻り、東に向かいます。バスは通りませんがこの大きな立体交差でプッタモントン・サーイ4通りを南に行くとプッタモントンです。プッタモントンは大変広大な仏教公園で仏暦2500年を記念して作られたそうです。建物などで目立ったものが無いのですが、その中で一番目立つのが中央にある背の高い遊行像で、説明板によると15.8mで世界一高いそうです。

20161223 Phutthamonthon 3

バスはボロムラチャヨンニー通りを東に向かい、アウターリングとも呼ばれるカンチャナピセーク通りを越えると新南バスターミナルです。

Southern Bus Terminal

Bus556 South Bus Terminal 2

新南バスターミナルはプーケット、サムイ島などタイ南部とナコーンパトム、カンチャナブリーなどタイ西部行きの長距離バスが発着する以外、食事や買い物も楽しめます。

Southen Bus Terminal Inside

往路では歩道橋を渡り道路の反対側にあるターミナルまで5分以上歩きますが、復路で都心部から来た時はターミナル前に停まります。66番、507番、511番など新南バスターミナル行きの路線バスは多いのですが、実はバス車庫がターミナルの裏にあって移動が厄介です。それで私はターミナル前に停まる79番や515番などを使います。まぁ556番は本数が少ないのでこうした使い方はないのですが・・・(画像下は復路の556番です)

Bus556 South Bus Terminal 1

バスはボロムラチャチョナニー通りをさらに東に向かいます。バンコクノイ運河を渡る橋の上からは高速道路が北に見えますが、その下にはSRTの新線ライト・レッドラインがすでにこの区間は工事を終えています。ライトレッドラインに関しては「新線ライトレッドライン④ タリンチャン駅」から全線全駅に遡れます。

20170117 Taking Chan 1

20170117 Taking Chan 5

バンコクノイ運河を渡った所が旧南バスターミナルで、以前はここがタイ南部への長距離バスターミナルでした。2007年に上記の新南バスターミナルが出来ると共に使われなくなり、2016年10月までは画像下のように廃墟のようでした。

Bus Terminal

私が昔、旅人だった時は週末の度にバスや鉄道で旅をしていました。そんな旅の中で知ったのが、当時欧米人に人気が出始めたばかりのトラン諸島、シミラン諸島、スリン諸島で、そこへの出発がここでした。下の画像は2000年頃の南バスターミナルです。

Bus Terminal 2

薄暗く狭いバスターミナルに荷物をたくさん抱えた人たちがじっとバスを待つ、その中でうごめく様なエネルギーを全身で感じ、熱気と湿度でシャツが肌にまとわりついていたのが昨日のように思えます。「懐かしの南バスターミナル」でその頃の事を書いています。画像下は現在(2016年4月)の南バスターミナルです。

20170413 South 2

そんな昔の思いでがありながらも廃墟のようだった南バスターミナルですが、2016年10月に戦勝記念塔、民主記念塔、ピンクラオ、ウォンウィエンヤイなどにあったロットゥーの発着場所から(バンコクから見た)タイ西部と南部方面がここに集まり、ロットゥーの発着拠点になっています。

20170413 Terminal 1

ただ(旧)南バスターミナルはボロムラチャチョナニー通りがバンコクノイ運河を越える陸橋横にあり、124番は陸橋を走る為にターミナルの手前か過ぎた所で降りる必要があります。詳しくは「南バスターミナル徹底解剖」でエントリー済みです。

20170413 Map 1

ボロムラチャチョナニー通りが南東に向きを変えてすぐ大型ショッピングモールが続きます。「ザ・センス・ピンクラオThe Sense Pinklao」はオープンが2年前ぐらいでしょうか、中にラーメン屋さんとかどこも同じような店があるのですが、近くにセントラルがあるのでなかなか厳しいように思えます。

Sence Pinklao 2016 Oct

同じ並びですぐ近くにはピンクラオのランドマーク「セントラルプラザ・ピンクラオ」です。バスやロットゥーも集中し多くの人が行き交っています。

Pin Klao Central

バスはチャラン・サニットウォン通りとの交差点を直進しますが、この交差点でMRTブルーラインはバンスー駅からの延伸工事区を横切ります。ピンクラオ通りの二重立体交差点の更に上をMRT高架が走ります。MRTブルーライン延伸工事でこの辺りは「MRTブルーライン延伸部を歩く 4」で詳細エントリー済みです。

Jun05 MRT1

この交差点を過ぎてすぎるとボロムラチャヨンニー通りはピンクラオ通りと名を変えます。ピンクラオ・・・日本人には覚えやすい名ですが、ラマ4世時代の副王で(私が酷評している)国立博物館にピンクラオ副王のお部屋が展示してあったと思います。ラマ4世も日本人にはお馴染み通りですね。タイでは禁止されている劇「王様と私」の時代でもあります。

Bus556 Pinklao

交差点を過ぎたらローカルデパートの「パタデパート PATA Department Store」があります。昭和の雰囲気を持つ古いデパートです。

Jun05 Pata 1

またこのパタデパートの6階7階には「パタ動物園 PATA Zoo」があり、緩~いタイの動物園を満喫できます。「ローカルデパート内の動物園 PATA Zoo」で詳細をエントリー済みです。

Jun05 Zoo1

パタデパートを過ぎるとピンクラオ橋を渡りますが、その手前橋の下にはチャオプラヤー・エクスプレス・ボートの「N12 プラ・ピンクラオ船着場 Phra Pin Klao Bridge」があります。この辺りは「チャオプラヤー・エクスプレス徹底検証6 変化の兆し」で詳細をエントリー済みです。

Pin Klao Bridge

またピンクラオ橋近くの「ワット・ドゥシダーラーム・ウォラウィハーンWat Dusidaram Worawihan」横から下の画像(水兵さんが歩いていますね)のような狭い路地を行くと、「王室御座船国立博物館 Royal Barge National Museum」へ徒歩15分ぐらいで着きます。「バンコク三大がっかり 御座船博物館」でエントリーしていますが、私的にはがっかりだった所です。

Royal Barge Soi

Museum 4

ピンクラオpin Klaoとはラマ3世やラマ4世とご兄弟で、ラマ2世が父親のラマ4世統治下の副王(1851年 - 1866年)ですが、その名を冠した橋の完成は1973年ともうかなり経っていますね。外務省の資料だと1971年に円借款約13億円が使われ、住友建設や大林組が施工に関わったようです。詳しくは「チャオプラヤー名橋奇覧⑧ピンクラオ橋」で書いています。

20161220 Pin Klao 3

バスはピンクラオ橋でチャオプラヤー川を渡り、2016年10月のプミポン前国王崩御に伴う混乱が続く王宮エリアを右に見ながらラチャダムヌンクラン通りに入り終点です。民主記念塔の手前でタナオ通りに入ればすぐカオサン通りです。昔と違って安宿と情報を求めてバックパッカーが集まる所ではなくなったように思えます。スマホさえあればいくらでも旅の情報が得られる時代ですが、なぜか未だに旅人が集まります。

Khaosan 3

終点を過ぎて民主記念塔のロータリーでUターンして復路へ戻ります。

Bus556 DM 1

Democracy Monument

画像下は民主記念塔でUターンした後の556番で、すでに行先表示板をワット・ライキン行にに変えています。バスはUターン後に全く休憩せずに復路へと向かいます。

Bus556 DM 2

民主記念塔の辺りは「ラッターナコシン島」と呼ばれるバンコクの始まりの地で、この辺りの散策はいにしえにバンコクを歩く歴史の道でもあります。関連エントリーは「ラッターナコシン、いにしえの島を歩く」や「ラッターナコシン博物館」などがあります。

Ratcha Natdaram 3

さて、少しはお役に立ったでしょうか? ただ乗り続ける事しか出来ませんが、これからも精度を上げて全路線を目指すとともに、更新も続けます。以下ランキングへ参加中です。読者のご声援が継続への力となります。

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2017.05.20 | コメント(0) | バンコク路線バス

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プロフィール

ALSTER

Author:ALSTER
 
ALSTER(アルスター) 深川生まれの江戸っ子。アジア・ヨーロッパ・アメリカなどで海外在住27年超。55歳で日本企業を早期定年退職後アメリカで現地採用。2014年末に退職し、現在タイでロングステイ中。90年代前半からパソコン通信・PC改造・ホームページ運用を行い世界中からアクセス。そんな趣味から海外アクセス術、旅先通信本などの出版にも関わる。ヨーロッパ、北米、東南アジアの国々はほとんど訪れ、旅行にお酒・食べ歩き大好き人間です。

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