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トンブリー王朝の面影を探し④城壁跡を歩く 北側-1

街歩きの楽しさの一つは、その街が持つ歴史に想いを馳せる事ではないでしょうか。

現在のバンコク都とその周辺でそんな歴史を感じ取れるのは・・・現チャクリー王朝の王宮が置かれバンコクの基礎となったラッターナコシン島、そしてその前王朝であるトンブリー王朝が置かれたチャオプラヤー川右岸(西側)のトンブリーです。

20171205 Thonburi 1

そのトンブリーで、たった一代15年間のトンブリー王朝の面影を探しながら、地図にも載らないような路地を歩き回り、またバンコクの魅力を再認識した・・・そんな小さな小さな旅です。

トンブリー、私自身は17年前の前在住時から知っているつもりだったのですが、結局何も知らなかった・・・いえ、何もまだ分かっていないのです。

本シリーズの今までのエントリーは以下の通りです。

トンブリー王朝の面影を探し①その中核と歴史
トンブリー王朝の面影を探し②城壁跡を歩く 南側
トンブリー王朝の面影を探し③城壁跡を歩く

まずはトンブリー王朝の王宮があった宮殿周辺、そして旧王宮エリアを囲んだろう城壁跡を探して街歩きをスタートしましたが、この城壁跡は現在あるのでしょうか?

結論から言えば・・・徹底的にトンブリー側(チャオプラヤー右岸)とラッターナコシン川(左岸)をローラー作戦で歩きましたが、まったくありません。

20171205 Thonburi 2

前回はトンブリー王朝の旧王宮エリアを囲う城壁や堀の跡を追い、ワット・アルン運河からバンモ運河沿いを歩き、ワット・ナック・クラン近くでモン運河(画像上)と交差する所までを書きました。今回はそこから北へ向かいます。

2171205 Map

「モン運河Khlong Mon」はチャオプラヤー川からほぼ真西へ向かう3㎞ほどの運河で、西で「バンクンシ運河Khlong Bang Khun Si」(バンコクヤイ運河とバンコクノイ運河を繋ぐチャオプラヤー川の昔の流れ)と交錯した後に二股に別れます(画像下のすぐ先)。

20171205 Thonburi 4

現地説明板によるとこのエリアにモン族入植地があったからモン運河と呼ばれ、「バーンサオトーン運河Khlong Bang Saothong」と呼ばれた事もありました。重要な水路の為に途中で輸送や行き交う人々のチェックポイントが設けられ、モン族がそこで働いていたとあります。

20171205 Thonburi 3

さてモン運河から「バンコクノイ運河Khlong Bangkok Noi」まで続く「バーンカミン運河Ban Khamin」を追って北へ向かいましょう。トンブリー王朝王宮エリアを囲んだ城壁(実際は城柵程度だったのかも)のすぐ外側(西側)にあった堀です。(画像下でピンク色に家の向こうが運河口です)

20171205 Thonburi 5

アルンアマリン通りで北側へ渡り、最初の路地ソイ・ワット・プラヤタムへ入ります。すると目の前に非常に印象的な仏塔が待っています。

20171123 Thonburi 1

仏塔に目を奪われているうちにバーンカミン運河を渡りますが、意識しなければただのどぶ川ですが鉢植えが多く置かれて運河が見えませんねぇ。

20171205 Thonburi 6

細く短い路地を抜けたら目の前は「ワット・プラヤタムWat Phraya Tham」です。これも現地説明板によると建てられたのはアユタヤ時代だそうで、以前の名は「ワット・ナックWat Nak」です。

20171205 Thonburi 7

そしてこの仏塔の前にもタークシン王像が置かれています。しかし・・・私的にはここはタークシン王を置かないで、この周囲をもっと整備して保存すべき仏塔に思えるのです。

20171120 Thonburi 2

それは、バンコク・ノイ博物館に年代は不明ですが古い写真があったのですが、この写真を見た時後にもう一度ワット・プラヤタムへ行って見直したぐらいのすばらしさです(保存状態は悪いのですが)。

20171205 Thonburi 8

さて、アルンアマリン通りに戻ってもつまらないので、ワット・プラヤタム前のソイ・ワット・プラヤタムをバーンカミン運河に沿って北へ向かいます。路地は車一台がやっと通れるぐらいで物売りが行き来しています。

20171130 Thonburi 1

そしてこの路地はイサラパップSoi44の北で「ソイ・バン・チャンローBan Chang Lo」と名を変え「ワット・ヴィセカーンWat Wisetkan」まで続きます。すなわち、二つのお寺を結ぶ南北の小路なのです。

20171111 Thonburi 1

興味深いですねぇ~ 城壁の外に堀があって、そのすぐ外側に並行する小路があり、その南端がワット・プラヤタムで北端がワット・ヴィセカーンだなんて・・・もっとも城壁が一番最後で、運河(水路)と寺を繋ぐ小路が先になったのしょうが。

20171205 Thonburi 9

この小路の両側は下町そのものの家が並んでいます。一階が商店になっていたり小さな工場にもなっています。そして家々の隙間から時々バーンカミン運河が見えます。画像下のような猫道を行くと運河に出合えます。

20171111 Thonburi 2

20171123 Thonburi 16

南北の流れであるこのソイ・バン・チャンローとバーンカミン運河は、東西の流れであるイサラパップSoi44とそして「ワンラン通りwang Lang」と交差しますが、それぞれの角には記念碑や説明板が立てられています。

20171130 Thonburi 3

20171205 Thonburi 10

上の説明板はバーンカミン運河上にあって、タークシン王がチャオプラヤー川両側に幅6m長さ4㎞の堀を造るよう命じた事が書かれています。昔は堀沿いに家が無かったでしょうが、幅6mあったのでしょうか・・・

そして小路バン・チャンローの北端がワット・ヴィセカーンです。画像下で仏塔の裏にバーンカミン運河が流れています。

20171205 Thonburi 11

どこかで書いた記憶がありますが(汗)バーンカミン運河は当初ワット・ヴィセカーン運河と呼ばれていたそうです。ワット・ヴィセカーン自体は小さなお寺で由来など分からなかったのですが、この周辺の通りなどで多くこの名が使われている事から、このエリアの中心的なお寺だったのでしょう。

20171205 Thonburi 12

次回は北側でもチャオプラヤー川よりを歩いてみましょう。

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2017.12.05 | コメント(2) | バンコク街歩き

コメント

ALSTERさん

トンブリーは路地が多いこともあり、昔懐かしい街並みが多く残っていて、とても魅力的なところですね。
住んでいる人々も昔と変わらない静かな暮らしを続けているのでしょう。
さらに、ALSTERさんが書かれた歴史的背景を知ると、より興味深く感じられます。

私自身は10年ほど前にトンブリーのバンコクノイ周辺を街歩きしましたが、小さな運河沿いは風情がありますよね。
次回はALSTERさんをお手本に、さらに中央部、南側まで足を延ばしたいと思います。

また、ベンジャキット公園からルンピニ公園までの空中回廊から下界へ降り立った辺りの路地裏も、風情があり良さそうですね。こちらも是非訪れてみたいと思います。

話は変わりますがALSTERさん、フアタケーの返答は本当にありがとうごさいました。
逆に細かく丁寧に書いていただいたおかげで、とても分かりやすく、本当に助かりました。
ALSTERさんに質問された他の方々も、同じように感じているのではないでしょうか。私を含めて頼りにしていると思います。

初めは大変恐縮していましたが、ALSTERさんに大歓迎と言っていただいたので、また遠慮なく質問等コメントさせていただきますので、よろしくお願いします。

これからの記事も楽しみにしています。

2017-12-05 火 12:34:38 | URL | ヒロ #- [ 編集 ]

Re: タイトルなし

ヒロさん

丁重なコメントで大変恐縮しています。

このブログは日本人が多く住む所、観光客が多い所は扱わないし、公共交通機関だけを使っての移動のみですから、出来るだけ詳しく書きたいのですが・・・文字だけで海外での詳細な道順を説明すると、それが伝わっているのか心配になります。
それで皆さんには、無事行けても、迷って行けなくても、都合が合わなくても・・・お手数ですが結果を教えて頂きたいとお願いしています。

その結果を教えていただけるまで、実は一つ一つのコメントやご質問を覚えていて、心配しています。

お節介で、押しつけがましく、饒舌なので、読者には面倒くさいとは思うのですが(笑)

2017-12-05 火 13:37:57 | URL | ALSTER #- [ 編集 ]

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プロフィール

ALSTER

Author:ALSTER
 
ALSTER(アルスター) 深川生まれの江戸っ子。アジア・ヨーロッパ・アメリカなどで海外在住28年超。55歳で日本企業を早期定年退職後アメリカで現地採用され2014年末退職。その後3年半タイでロングステイ。90年代前半からパソコン通信・PC改造・ホームページ運用を行い世界中からアクセス。そんな趣味から海外アクセス術、旅先通信本などの出版にも関わる。ヨーロッパ、北米、東南アジアの国々はほとんど訪れ、旅行にお酒・食べ歩き大好き人間です。

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