1141番 バンコク首都圏不完全地方バスガイド

2018年3月17日

これはバンコク首都圏でのBMTA(バンコク大量輸送局)管轄以外の路線バス(以下、地方バス)についてのエントリーです。路線案内だけではなく、周辺の見所などを書いています。バンコクっ子と同じ目線で街を行くショートトリップ、路線バスの旅です。

バンコク首都圏の路線バスは非常に複雑です。BMTA管轄路線バスは直営と委託があって(私の経験で)205の系統番号があります。同じ番号でも短区間運転や枝線もあり、直営と委託会社、バスの種類別、行きと帰りルートが異なるのは普通です。全く同じ番号で行先が5カ所と全く異なるケースすらあって、それらを数えたら300以上の路線があると私は思っています。

何の資料も見る事無く、その路線全てを全区間・行き帰り・会社別・ルート別で全て乗って、それをブログで全て書くのに2年半かかりました。複雑で変化が激しいタイの路線バスだからこそ自らが実際に全ての区間に乗って経験する事に拘りました。

BMTA管轄路線バス以外に、首都圏には地方バスもあります。

ネットで調べるのを避けている私にとって地方バスは暗闇で手探り状態です。BMTA管轄路線バス以上に自由ですし、地方バス故になかなか乗ること自体が難しく、乗ったら何もない田舎の野原に着いた・・・なんて事もあって、「分からない」「乗れない」「つまらない」の三重苦でブログに書かないつもりだったのですが・・・

地方バス全ての路線を書けません。全区間・往復乗らない路線もあります。中途半端になるのは分かっていますが、私の経験をブログと言う形で記録に残せたら・・・もしかしたら他人様の何かのお役に少しはなるかも知れないと思うようになりました。

地方バスは特にですが、変更も多く交通事情や運転手の気分でも変わります。時間帯による運行の違いもあるかと思います。ですからこれはいつまで経っても不完全バスガイド、路線の概略ぐらいにお考えください。

路線番号順のインデックスを作っています。このブログ画面左にある「カテゴリー」から「バンコク路線バス・番号別インデックス」を選ぶと、目次のように番号順表示されます。地方バスはBMTA管轄路線バスの下にあります。

また、入門編「路線バスの初歩」、そして「ご質問専用室」も作ってあります。どこで質問してよいか分からない時、バスでの行き方、バスに限らバンコクの公共交通機関に関するなら何でも構いません。ご利用下さい。ブログ画面左にある「カテゴリー」からアクセス出来ます。


基本情報

行先表示:
パークナム ปากน้ำ ~ シーイアム ศรีเอี่ยม
(ラムカムヘン大学2行は少ないです)
パークナム ปากน้ำ ~ ラム2 ราม2

ルート:
パークナムPak Nam ~ サムロンSamrong ~ バンナー交差点Bangna ~ バンナートラート通りBangna Trat ~ ワット・シーイアムWat Sri Iam ~ ラムカムヘン大学2 Ramkhamhaeng Univesity Bangna Campus

Bus1141 Map

サムットプラカーン県パークナムからスクムビット通りをバンナー交差点まで走り、バンナーからはバンナートラート通りでラム2ことラムカムヘン大学バンナーキャンパスまでが本線ですが、実態はパークナム~ワット・シーイアム間がそのほとんどです。

全路線で地方バス365番とルートが重なっていますが、1141番の方が運行が短いのでいつも空いています。

本数はあまり多くなく30分に1本程度です。


バス車種

ノンエアコンバス

Bus1141

Bus1141 Inside


ルート周辺

バスが出発するパークナムはチャオプラヤー川の河口の町で、サムットプラカーン県の県庁所在地で正式名はサムットプラカーンです。バス車庫は特になく「パークナム展望タワーPaknam Observation Tower」周辺からクロコダイル・ファーム(サムットプラカーン クロコダイルファーム&ズーSamutprakarn Crocodile Farm and Zoo)までの広いエリアで路駐待機しています。

Bus1141 Pak Nam

パークナム側で待機しない場合は「ワット・ピチャイ・ソンクラームWat Phichai Songkhram」手前で復路運転を終了し、Uターンして往路スタートします。パークナム市場こと「ウィブーンシー市場Vibun Si」過ぎが確実な起点です。

Bus507 Map Pak Nam

ウィブーンシー市場は魚介類の豊富な事ではバンコク周辺の中でもぴか一でしょう。イカに海老や貝類専門店もあるのと乾物を扱う店も多いです。

Pak Nam Market 1

Pak Nam Market 2

Pak Nam Market 3

この市場奥にはチャオプラヤー川で一番下流の渡し船があり、対岸の「プラ・サムット・チェーディー船着場Phra Samut Chedi」を結びます。船は渡し船の中では大きな方ですが、実際にお客が乗る所は平底でなく横に渡された板の上に腰掛けるスタイル。2018年3月時点で5.5バーツです。

Pak Nam Boat

Phra Samut Chedi 1

プラ・サムット・チェーディーの仏塔はサムットプラカーン県の県章にもなっています。またピースアサムット島へ吊り橋で渡ると「ピースアサムット要塞Phi Seur Samut Fort」があります。「首都防衛要塞を行く②プラサムットチェーディー」で詳しく書いています。

Phra Samut Chedi 2

プラ・サムット・チェーディーから大型ソンテウに乗ると、チャオプラヤー川河口に造られた「プラ・チュラチョームクラオ要塞Phra Chulachomklao Fort」へ行けます。ここには元練習艦メークロン号が置かれています。

Phra Chulachom klao Fort 1

前記のピースアサムット要塞を含め、西洋列強の脅威を感じ始めたラマ5世(1868~1910年)統治下に海から攻めて来る敵から守る為、チャオプラヤー河口から王宮近くまでのチャオプラヤー川沿いに整備し造った要塞で、「首都防衛要塞を行く⑤プレーン・ファイファー要塞 Season1最終回」から詳細エントリーにたどれます。

Phra Chulachom klao Fort 2

起点となるのはパークナム・タワー近くですが、このタワーは179.55メーターだそうです。展望台とレストランが出来るそうですが、チャオプラヤー川がタイ湾に出合う所なので、さぞ見晴らしは素晴らしい事でしょう。

Pak Nam Tower 1

私がロングステイを始めた2015年末の開業予定でした。昨年クレーンが撤去されたので、今年2018年末ぐらいには・・・BTS延伸部開業待ちかも。

Pak Nam Tower 2

そしてこのタワーは画像の通り刑務所跡地に作られていて、目の前にBTSサムローン駅先延伸部の高架がスクムビット通り上を通っています。BTSやMRTの新線・延伸に関しては全駅全区間を紹介していますが、この区間に関しては「全て見せますBTS延長部と新駅3」でエントリー済みです。

Pak Nam Tower 3

起点を出発したバスは最初の交差点でスクムビット通りへ入ります。ちょうどその交差点が画像上です。

バスはパークナム中心部を離れサムット・プラーカーン県庁前(下の画像で時計台がある建物)の交差点でスクムビット通りに入り、再度BTSスクムビット線延伸工事高架下を走ります。BTS新駅「サムット・プラーカーン・シティホール駅」がすぐ近くです。

Pak Nam City 1

県庁はチャオプラヤー川にも面しており、時折大きな船が川を行き来するのが見えます。またこの辺りの川沿いはきれいに整備されており、川面を渡る風が心地よい所です。

Pak Nam City 2

サムット・プラーカーン県庁前を過ぎると次はタイ海軍関係の施設が続き、「海軍博物館 Naval Museum」前を通ります。入る時に何らかの身分証明書が必要ですが、無料で中に入れます。「海軍博物館@パークナム」で詳細をエントリー済みです。BTS新駅「ネーバル・アカデミー駅」が目の前です。

Naval Museum 181

バスはBTS新駅「エラワン・ミュージアム駅」を過ぎると右手に三頭を持つ巨大な象の像がある「エラワン・ミュージアム」です。この施設を美術館と言って良いのか分かりませんが、その外観からも分かるような独特の世界を表現しています。施設前で参拝する方も絶えないので、何かご利益もあるのかも知れません。

Erwawan Museum 181

次のBTS新駅は「プーチャオ・サミング・プライ駅」で、駅の西側は「トヨタ自動車」のタイで最初のサムロン工場、東側は「パナソニック」のサムロン工場で松下電器(現パナソニック)の記念すべき最初の海外工場です。西へ向かうプーチャオ・サミング・プライ通りには「いすゞ自動車」のサムロン工場がありますし、初期にタイに進出した自動車メーカー、電気電子メーカーを中心とした多くの日系企業が集中する所です。

Phuchao S P 181

Bus1141 Samrong 2

プーチャオ・サミング・プライ通りの西端にはチャオプラヤー川の渡し船があり、チャオプラヤー川のプラプラデーン渡し船ではここが一番眺めが素晴らしいです。またバイクやトゥクトゥクも乗る車両用が人用と少しはなれて運航されています。「チャオプラヤー渡し百景1」に詳細をエントリー済みです。

PPD 181

渡し船があるプラプラデーンはモン族が住み着いた地で、今もその痕跡を見つける事が出来ます。また首都防衛の要塞が両岸にあってその跡も見る事が出来ます。「渡し船とソンテウで行くサムットプラカーン」シリーズで詳しく書いています。

PPD 182

スクムビット通りを走るバスは次に昨年2017年4月に開業なったBTS「サムロン駅」下を走ります。画像下はそのサムロン駅からプーチャオ・サミング・プライ駅側を撮ったもので、遠くにエラワンの象の像が見えています。

20180218 SP 1

Bus1141 Samrong 1

2018年2月現在、BTSスクムビット線最東端(実際は最南端)のサムロン駅はバンコク都を離れた最初の駅でもあり、この先の延伸区間は前記の通りパークナムより南に延びています。開業直後のサムロン駅、そして今後の延伸区間全てを歩き全区間全駅を次のエントリーで紹介しています。

開通BTSサムロン駅④今後の延伸部、そして次なる課題
全て見せますBTS延長部と新駅4

BTS-Samrong 181

南北のスクムビット通りと東西のサムロン運河が交差し、西のプラプラデーンに通じるプーチャオ・サミング・プライ通りに、東のバンボーやバンプリーに通じるテーパーラック通りと交通の要所です。その中心は「インペリアルワールド・サムローン」と「サムロン市場」でバスやソンテウにロットゥーが集まり、曜日や時間に限らず人がうごめいています。

Samrong 181

スクムビット通りの両側に市場が広がり、東側の市場は魚介、肉、野菜などが中心で市場裏のサムロン運河には珍しいロープを手繰る渡し舟があります。「珍景!渡し舟私的ランキング」でエントリー済みです。

Samrong 182

バスはBTSベーリング駅からサムットプラカーン県を離れバンコク都に入り、バンナー交差点で右折しバンナートラート通りへと入ります。交差点角はBITEC(バンコク国際貿易展示場)で何かのイベントがあると渋滞が激しい交差点です。

BITEC 181

スクムビット通りではパークナムからバンナー交差点までの間で、以下のBMTA管轄路線バスに接続出来ます。

  2 サムロン~スクムビット通り~セントラル・ワールド~王宮広場
 23 サムロン~エカマイ通り~ペッブリー通り~テウェス
 25 プレークサ通り~スクムビット通り~ヤワラー~ター・チャーン
 45 サムロン~スクムビット通り~ラマ4世通り~シープラヤ船着場
102 パークナム(プレークサ)~ クロントゥーイ~セントラル・ラマ3
129 バンケーン車庫~セントラルラップラオ~高速経由~サムロン
142 パークナム~バンナー~高速経由~ラマ2世通り~サメーダム
507 パークナム~ファランポーン駅~新南バスターミナル
508 パークナム~スクムビット~サイアム~ワット・ポー
511 ファームチョラケー車庫~スクムビット通り~新南バスターミナル
536 パークナム~高速経由~戦勝記念塔~北バスターミナル

さて、バンナー交差点をソンテウ1143番で西側に2.5kmほど行くとチャオプラヤー川で、対岸のプラプラデーン(パパデーン)へ渡し舟で行けます。ンコク周辺のチャオプラヤー川渡し船は全て詳細をエントリー済みで、ここは「チャオプラヤー渡し百景2」で書いています。

bangna 181

対岸ワット・バーンナムプーン・ノークに着くと、そこからモタサイで5分ぐらいでしょうか、私はいつも歩きますが17分で「バーンナムプン水上マーケット」に行けます。

PPD 183

バスは大幹線道路のバンナートラート通りを東に向かいます。すぐにこの地区で商業的な中心となる「セントラル・バンナーCentral Plaza Bangna」前を通ります。

Central Bangna 181

セントラル・バンナーを過ぎると、バンナートラート通りとシーナカリン通りの大きなジャンクション「ワット・シーイアムWat Sri Iam」です。ほとんどのバスがここで終点です。画像下はシーイアム発パークナム行のバスです。

Bus1141 Sri Iam

シーイアムのジャンクションを越えて、首都圏で最大のショッピングモールだろう「メガ・バンナーMEGA Bangna」手前でバスは左折してラムカムヘン大学へ向かいます。メガバンナーへ行く場合は左折直後で降ります。

メガバンナーに関するエントリーは多いのですが、「拡張なったメガバンナー 最新アクセス術付」が最新のエントリーです。

20180131 MEGA 2

バスがメガバンナー手前でバンナートラート通りから外れると、すぐにラムカムヘン大学バンナーキャンパス(ラム2)前で終点です。

Ram 2 Univer 181

バンナートラート通りではバンナー交差点からバンケーオの間で、以下のBMTA管轄路線バスに接続出来ます。バンケーオはメガバンナーの西側です。

  2枝 サムロン~スクムビット通り~セントラル・ワールド~王宮広場
 23枝 サムロン~エカマイ通り~ペッブリー通り~テウェス
 38 ラムカムヘン大学2~アソーク~戦勝記念塔~チャンカセーム大学
 46 ラムカムヘン大学2~ラマ4世通り~ファランポーン駅近く
 48 ラムカムヘン大学2~スクムビット通り~ワット・ポー
139 ラムカムヘン大学2~高速経由~プラトゥナーム~戦勝記念塔
180 メガバンナー~高速経由~クロントゥーイ~セントラル・ラマ3
558 スワンナプーム空港~バンナートラート通り~高速~ラマ2世通り

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2018.03.17 | コメント(0) | 首都圏地方路線バス

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プロフィール

ALSTER

Author:ALSTER
 
ALSTER(アルスター) 深川生まれの江戸っ子。アジア・ヨーロッパ・アメリカなどで海外在住28年超。55歳で日本企業を早期定年退職後アメリカで現地採用され2014年末退職。その後3年半タイでロングステイ。90年代前半からパソコン通信・PC改造・ホームページ運用を行い世界中からアクセス。そんな趣味から海外アクセス術、旅先通信本などの出版にも関わる。ヨーロッパ、北米、東南アジアの国々はほとんど訪れ、旅行にお酒・食べ歩き大好き人間です。

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