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トンブリー王朝の面影を探し24 バンコクノイ散策①

トンブリー王朝の面影を探しての街歩き、中心部であった旧王宮エリアと城壁跡を離れてバンコクヤイ運河とバンコクノイ運河沿いを歩いています。

前回はワット・スワンナラムを訪れました。アユタヤ時代に建立されトンブリー王朝時代にはビルマ兵の捕虜収容所や処刑場に使われましたが、現チャックリー王朝になってからは何度か修復され、その壁画など見るべきものが多いお寺です。

20171209 Thonburi 1

ワット・スワンナラムを後にして、古い木造家屋が並ぶ路地を歩き運河とは反対方向になる南に向かって歩きました。

20180321 BN 1

人がやっと歩けるような細い路地を行くと・・・いきなり線路に出ます。タイ国鉄南本線で起点であるトンブリー駅を出たばかりの線路です。

20180321 BN 2

住宅が密集するバンコクでは線路と人の生活エリアが密接しています。正しくは密接と言うよりかぶっている所も多くあります。マハーチャイ線はほぼ全線で、南本線ではトンブリー駅からタリンチャン駅までがこうした感じです。

20180321 BN 3

ちょうどトンブリー駅を出た列車をやり過ごしてから、線路沿いを歩いて「トンブリー駅Tohonburi St」に向かいました。

20171207 Thonburi 1

タイ国鉄南本線は1927年開通のチャオプラヤー川上流に最初に架かったラマ6世橋の開通で、チャオプラヤー川左岸(東側)に渡り多くの列車がファランポーン駅発になりました。ただ、正式にはまだトンブリー駅が南本線が起点となっています。

20171207 Thonburi 11

タイ国鉄の距離表を見るとトンブリー駅は起点駅から0.87kmとなっており「Distance measured from defunct Bangkok Noi (old Thon Buri) Station」とあるので、まだ「バンコクノイ駅Bangkok Noi St.」は国鉄距離表の中に生きているのですねぇ・・・

20180321 BN 11

バンコクノイ駅はバンコクノイ運河がチャオプラヤー川と合流する所にありました。2003年だったか?敷地をシリラート病院に明け渡し現在のトンブリー駅へ移ったのです。15年ほど前の事なので読者の中にはバンコクノイ駅を知る人も多いかと思います。

20171207 Thonburi 10

さてトンブリー駅の先にある「トンブリー機関車整備場Thonburi Locomotive Garage」はこの後で行くので、駅の西側でまたバンコクノイ運河に向かって路地に入ります。2~3分も歩けば古い薬局にたどり着きます。

20180321 BN 4

今でも現役で営業中の薬局「Sanguan-Osot」です。こうした薬局を見ると中に入って「写真を撮らせて下さい」と頼まずにはいられません(苦笑)

20171203 Thonburi 1

前回エントリーのバンボーでも古い薬草・漢方店を見つけ、写真を撮らせてもらいましたが、その店は漢字が残っていました。トンブリーのこの店はタイ語だけですねぇ~

Bang Bo 181

実は、まだエントリーしてないのですが、長い間バンコク都と周辺県であらゆる所を街歩きをして最も気に入っている所があります。日本や英語でのネットでは間違いなく書かれた事がないでしょうし、タイ人でも知る人は非常に少ないでしょう。そろそろ書いても良いかと思い始めているのですが・・・そこにも古い薬屋さん(画像下)があって、中での作業まで見せてもらっています。

20180321 LP 1

話をトンブリーに戻しましょう(汗)

この古い薬局があるのが「ワット・トン市場Wat Thong Market(ライカーン市場Rai-Kan Market)」です。前回に書きましたがワット・トンとはワット・スワンナラムの以前の寺名で、地元の方々はタラート・ライカーンと呼ぶそうです。

20180321 BN 5

タラートが市場の意味なのは本ブログ読者なら誰もが知る事でしょう。「ライカーンไร้คาน」は英語にすると「ビームBeam」です。ビームって、ウルトラマンが腕を縦と横に交差させて出すビーム(光線)の意味もあるのですが(笑) 建設構造上では「梁(はり、りょう)」を意味します。

20180321 BN 6

(旗が邪魔ですが)画像の屋根の部分が非常に特徴的なのがお分かりになるでしょうか?地面から垂直に立てた柱と柱の間を横に繋げて強度を保つ「梁」が無いと言うか・・・屋根の形に合わせたようなカーブした梁で屋根を支えています。これを梁と呼ぶのか分かりませんが・・・

20180321 BN 7

いずれにしても、この特徴的な屋根の構造で天井が解放された市場の空間を造っています。いつからこの市場が利用されたのか定かではないようですが、現地での説明板では80年以上の歴史はあるようです。

20180321 BN 8

この市場の南側はバンコクノイ運河に面していますが、他の三方は車もアクセス出来ないような狭い路地ばかりです。その為か水運中心から陸運中心となった現在では市場としての機能は少ないようです。それでもここが今も残っているのは・・・きっとこの地域が持つ歴史と人々が必要としているからでしょう。

20180321 BN 9

その地域と人々は「バーンブ地域Ban Bu Community」と呼ばれています。現地説明板に寄ると・・・トンブリー王朝後のチャックリー王朝はラッターナコシンをアユタヤを真似るように街造りをしたそうです。

20180321 BN 10

アユタヤが川で囲われた地であった事から、王宮などがあった中心部を堀とチャオプラヤー川で囲い「ラッターナコシン島」と呼んだ事はよく知られていますね。職人など専門職が集まった地域を造り、そこをアユタヤ時代と同じ名を付けたそうです。日本でも同じような地名がありますよねぇ~ 鍛冶屋町みたいなイメージだと思います。

20171120 Thonburi 4

今はそうした地域が少なくなりましたが、このエリアにはそうした特徴がまだ一部残っているそうです。だからこそ市場の機能は薄れてもタラート・ライカーンは大切に残されているのでしょう。

20171120 Thonburi 8

バンコクノイ運河のワット・スワンナラム側でタラート・ライカーンを中心としたバーンブには、「カンノンヒーン ขันลงหิน Khan Long Hin(Stone Polished Bronze BowlsとかStone Finished Bowls)」と呼ばれるブロンズの器を作る人達のコミュニティーがあり、今でも一か所だけですがその工場を見る事が出来ます。

さて・・・どんどん深みにハマるようにトンブリー地区を街歩きして長く経ちますが、次回はブロンズ工房とトンブリー機関車整備場へと向かいます。

20180321 Map

最後に、「トンブリー王朝の面影を探し」シーリーズの今までのエントリーは次の通りです。

トンブリー王朝の面影を探し1 その中核と歴史
トンブリー王朝の面影を探し2 城壁跡を歩く 南側
トンブリー王朝の面影を探し3 城壁跡を歩く 中央部
トンブリー王朝の面影を探し4 城壁跡を歩く 北側-1
トンブリー王朝の面影を探し5 城壁跡を歩く 北側-2
トンブリー王朝の面影を探し6 城壁跡内
トンブリー王朝の面影を探し7 次回予告と新たな気付き
トンブリー王朝の面影を探し8 傭兵達に与えた地グディ・ジーン
トンブリー王朝の面影を探し9 ポルトガル縁の地
トンブリー王朝の面影を探し10 モスリム地区-1
トンブリー王朝の面影を探し11 モスリム地区-2
トンブリー王朝の面影を探し12 タークシン王が眠る寺
トンブリー王朝の面影を探し13 王を支えた猛将が眠る寺
トンブリー王朝の面影を探し14 タラート・プルー
トンブリー王朝の面影を探し15 非常に印象的な二寺
トンブリー王朝の面影を探し16 ワット・パクナム
トンブリー王朝の面影を探し17 バーンルアン水上マーケット
トンブリー王朝の面影を探し18 バーン・シンラピン
トンブリー王朝の面影を探し19 路地歩きが楽しいエリア
トンブリー王朝の面影を探し20 バンコクヤイ運河の終端
トンブリー王朝の面影を探し21 チャックプラ運河
トンブリー王朝の面影を探し22 バンコクノイ博物館
トンブリー王朝の面影を探し23 ワット・スワンナラム

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2018.03.21 | コメント(2) | バンコク街歩き

コメント

ブロンズ⁈

ALSTERさんへ
いつも、楽しみにしています。ブロンズを加工している場所があるとは知りませんでした。どんな所なのか、どんな製品があるのか、値段は(多分、買うことはできないと思いますが・・・)?と興味が湧いてきます。
サムットプラカーンの方には、なかなか行く機会がないと言うか、勇気がないというのが事実でしょうが・・・。でも、何時かは行きたいと思っています。できれば、どれくらいの時間で行けるのかも、ブログ内で記していただければ、もう少しは勇気が出るかも・・・(妻は笑って、「アンタには、無理」と言っています)

2018-03-21 水 19:11:51 | URL | dai福 #- [ 編集 ]

Re: ブロンズ⁈

dai福さん

コメントありがとうございます。

ブロンズ工房ですが、中で撮った写真を見ても・・・恐ろしい事に価格が書いていないですねぇ~(笑) 私が行った時はドイツの方がお二人来ていて、買われていたのですが、私は尋ねもしなかったです(汗)内容は次回詳しく・・・

サムットプラカーン県は現在のBTS終端となっているサムロン駅からロットゥーに乗ると、どの町も1時間半程度で行けます。タイで要する時間を書くのは誤差が大きくて怖いのですが、出来るだけ考えるようにします。

ちなみに、私はサムットプラカーン県に近い所に住んでいますが、トンブリーへは行くだけで毎回片道1時間半から2時間かけて行っています。今日はナコーンパトム県まで行きましたが、バスを3本乗り継いだので片道3時間半でした(笑)

2018-03-21 水 19:52:29 | URL | ALSTER #- [ 編集 ]

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プロフィール

ALSTER

Author:ALSTER
 
ALSTER(アルスター) 深川生まれの江戸っ子。アジア・ヨーロッパ・アメリカなどで海外在住28年超。55歳で日本企業を早期定年退職後アメリカで現地採用され2014年末退職。その後3年半タイでロングステイ。90年代前半からパソコン通信・PC改造・ホームページ運用を行い世界中からアクセス。そんな趣味から海外アクセス術、旅先通信本などの出版にも関わる。ヨーロッパ、北米、東南アジアの国々はほとんど訪れ、旅行にお酒・食べ歩き大好き人間です。

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