388番 バンコク首都圏不完全地方バスガイド

2018年4月6日

これはバンコク首都圏でのBMTA(バンコク大量輸送局)管轄以外の路線バス(以下、地方バス)についてのエントリーです。路線案内だけではなく、周辺の見所などを書いています。バンコクっ子と同じ目線で街を行くショートトリップ、路線バスの旅です。

バンコク首都圏の路線バスは非常に複雑です。BMTA管轄路線バスは直営と委託があって(私の経験で)205の系統番号があります。同じ番号でも短区間運転や枝線もあり、直営と委託会社、バスの種類別、行きと帰りルートが異なるのは普通です。全く同じ番号で行先が5カ所と全く異なるケースすらあって、それらを数えたら300以上の路線があると私は思っています。

何の資料も見る事無く、その路線全てを全区間・行き帰り・会社別・ルート別で全て乗って、それをブログで全て書くのに2年半かかりました。複雑で変化が激しいタイの路線バスだからこそ自らが実際に全ての区間に乗って経験する事に拘りました。

BMTA管轄路線バス以外に、首都圏には地方バスもあります。

ネットで調べるのを避けている私にとって地方バスは暗闇で手探り状態です。BMTA管轄路線バス以上に自由ですし、地方バス故になかなか乗ること自体が難しく、乗ったら何もない田舎の野原に着いた・・・なんて事もあって、「分からない」「乗れない」「つまらない」の三重苦でブログに書かないつもりだったのですが・・・

地方バス全ての路線を書けません。全区間・往復乗らない路線もあります。中途半端になるのは分かっていますが、私の経験をブログと言う形で記録に残せたら・・・もしかしたら他人様の何かのお役に少しはなるかも知れないと思うようになりました。

地方バスは特にですが、変更も多く交通事情や運転手の気分でも変わります。時間帯による運行の違いもあるかと思います。ですからこれはいつまで経っても不完全バスガイド、路線の概略ぐらいにお考えください。

路線番号順のインデックスを作っています。このブログ画面左にある「カテゴリー」から「バンコク路線バス・番号別インデックス」を選ぶと、目次のように番号順表示されます。地方バスはBMTA管轄路線バスの下にあります。

また、入門編「路線バスの初歩」、そして「ご質問専用室」も作ってあります。どこで質問してよいか分からない時、バスでの行き方、バスに限らバンコクの公共交通機関に関するなら何でも構いません。ご利用下さい。ブログ画面左にある「カテゴリー」からアクセス出来ます。


基本情報

行先表示:
パークレット ปากเกร็ด ~ サーラーヤー ศาลายา

ルート:
パークレットPak Kret ~ ティワノン・パトゥムターニ通りTiwanon-Pathum Thani ~ ラッタナーティベット通りRattanathibet ~ バンヤイBang Yai ~ カンチャナピセーク通りKanchanaphisek ~ ボロムラチャヨンニー通りBorommaratchachonnai ~ マヒドン大学Mahidol University ~ サーラーヤーSalaya

Bus388 Map All

ノンタブリー県パークレットからバンコク都の北西部を通り、ナコーンパトム県サーラーヤーまでの路線です。

1都2県を走る長い路線ですがルートは単純で渋滞が発生する所は基本的になく、路線の割には時間があまりかかりません。まぁ、それでも通して乗ると1時間半~2時間はかかるでしょうか。

バンヤイでは往復とも同じルートを走る区間があります。セントラルプラザ・ウエストゲート前などから乗る時は行先表示板に注意です。

本数はあまり多くありません。日中のイメージは40~60分に1本です。


バス車種

エアコンバス:

Bus388

Bus388 Inside


ルート周辺

バスの出発はパークレットのラマ4世橋へつながる陸橋下で、パークレット市場前です。復路でパークレットに来たバスは側道反対側(スーパーのTESC Lotus前)で終点となり、ラマ4世橋下でUターンして復路のスタートです。

Bus388 Pak Kret

陸橋下でUターンする所はチャオプラヤー・エクスプレス・ボートの最北端(上流)船着場になる「パークレット船着場」です。ここを利用するのは朝晩の緑旗船だけなので、私も乗船経験はありません。またこのラマ4世橋の下には対岸へ向かう渡し船が運航されています。「チャオプラヤー渡し百景12 パークレット」で詳細をエントリー済みです。

Rama 4 Br 182

陸橋下側道で復路の終点となるのがスーパーTescoLotus前ですが、このスーパー横の道の突き当りが「ワット・サナームヌアWat Sanam Nuea」(画像下)です。お寺の裏から観光地「クレット島Ko Kret」への渡し船があります。船賃片道2バーツです。「チャオプラヤー渡し百景 クレット島」で詳しく書いています。

Wat Sanam Nuea 181

Wat Sanam Nuea 182

クレット島は主にタイの人々に人気の観光地です。チャオプラヤー川の湾曲部をショートカットする水路を作ったために湾曲部が島(実は中州)となったもので、素焼きとお菓子の島として有名です。

Mutao 181

パークレットでは以下のBMTA路線バスに接続できます。
 32 パークレット~ノンタブリー船着場~テウェス~王宮広場
 51 パークレット~政府合同庁舎前~ラックシー~カセサート
 52 バンスー駅~モーチット駅~政府合同庁舎前~パークレット
104 パークレット~パホンヨーティン通り~北バスターミナル
166 戦勝記念塔~インパクト、戦勝記念塔~政府合同庁舎
505 パークレット~プラトゥナーム~ルンピニー公園

チャオプラヤー川右岸(西側)にもBMTA路線バスがあります。
751 BTSバンワー駅~ラチャプルック通り~ラマ4世橋西側

他の地方バスにも接続できます。
356 パークレット~サパーンマイ
367 パークレット~ランシット

バスがパークレットの船着場や市場の賑わいある所を出てすぐ、ティワノン・パトゥムターニ通りへ右折して入ります。この区間は都市型鉄道のモノレールのピンクラインの工事が2018年になって本格化しています。

Pink Line Tiwanon

ピンクラインはノンタブリー県のケーライKhae Raiからバンコク都東部のミンブリーMinburiまでの路線で、ビザ関係などでお馴染みのイミグレーションがある政府合同庁舎前を通ります。開通は5年以上先でしょうねぇ・・・「新線オレンジライン⑤ ピンクラインは?」で詳細をエントリーしています。

Pink Line 181

上記ピンクラインの起点ともなるケーライ交差点で右折してラッタナーティベット通りへと入ります。すぐにMRTパープルラインの高架下を走りますが、バスは「PP11 ノンタブリー市民会館駅 Nonthaburi Civic Center」から起点駅の「PP01 クローン・バンパイ駅 Khlong Bang Phai」まで11の駅を通ります。

MRT Purple 181

ノンタブリー市民会館駅前には(当たり前かな)市民会館がありますが、県庁でもあるかと思います。MRTパープルラインに関しては全線全駅を詳しく書いていますが「開業直後の乗車!繋がったMRTブルーとパープル」からたどれます。

MRT Purple 182

Nonthaburi Civic Center

バスはラッタナーティベット通りを西進し「プラナンクラオ橋 Phra Nang Klao Bridge」でチャオプラヤー川を渡ります。「チャオプラヤー名橋奇覧⑭プラナンクラオ橋」で詳細を書いています。

Phra Nang Klao Br

橋の手前にはMRTプラナンクラオ橋駅がありますが、2番出口に出てソンテウの乗るか、徒歩15~20分ほどで「ワット・ケーノック水上マーケット Wat Khae Nok Floating Market」です。「電車でワット・ケーノック水上マーケット」から関係エントリーにたどれます。

20171218 KN 1

MRTパープルラインのこの後の駅からも、異なる水上マーケットに行けます。中にはパープルライン開業での来客を見込んで強引に作ったとしか考えられない所もあります。「スアンブア水上マーケット」や「ワット・モーリー水上マーケット」で書いています。、

Suan Bua 181

バスがバンヤイでラッタナーティベット通りからカンチャナピセーク通りへと入りますが、向かう方向とは逆の北にいったん走ります。そしてクローン・バンパイ駅過ぎでUターン(画像下)してカンチャナピセーク通りを南下します。この区間は往路と復路が同じように走るので、行先表示板に注意が必要です。

Bus388 Khlong Bang Phai

Bus388 Map

バンヤイ駅を過ぎてすぐが巨大ショッピングモールの「セントラルプラザ・ウエストゲートCentral Plaza WestGate」前です。

Central West 181

ウエストゲートのすぐ裏には今月2018年3月にIKEAがオープンしました。タイではバンナー店に次いで2号店になります。

IKEA Bang Yai 181

セントラルプラザ・ウエストゲートを過ぎるとバスはカンチャナピセーク通りを南下し、バンヤイ運河を越えた先で「ワット・コンカーWat Kongkha」(画像下)の前を通ります。バンヤイカオの9寺巡りの一つです。

Wat Kongkha 181

Wat Kongkha 182

次にカンチャナピセーク通りとナコーンイン通りの丁字交差点で降りれば、徒歩20分以上は歩きますが、地元の方々で賑わうワット・タキアン水上マーケットに行けます。画像下の「プラスモール・バンヤイPlus Mall Bangyai」前のバス停からですが、普通はモタサイかも。

Bus388 Bang Yai

20180206 Takhian

バスはカンチャナピセーク通りからボロムラチャヨンニー通りへと入り西進し、大きな立体交差でプッタモントン・サーイ4通りに入り、北に向かいます。バスは通りませんがこの大きな立体交差を南に行くと「プッタモントンPhuttha Monthon」です。プッタモントンは大変広大な仏教公園で仏暦2500年を記念して作られたそうです。建物などで目立ったものが無いのですが、その中で一番目立つのが中央にある背の高い遊行像で、説明板によると15.8mで世界一高いそうです。「路線バスで行くナコーンパトム① プッタモントン」で詳細エントリー済みです。

Phuttha Monthon 181

プッタモントン・サーイ4通り(3310号線)を北上南下して「マヒドン大学Mahidol University」前を通ります。この大学はチュラロンコーン大学やタマサート大学と比べられる名門のようで、大学前からのバスやロットゥーでは留学生なのか外国人とよく乗り合わせます。

Mahidol 181

マヒドン大学はラマ5世によって1888年の設立されたシリラート病院医療学校が前身で、1943年に正式に大学になり、その後1969年にラマ8世の名(アーナンタ・マヒドン)を冠した大学になったようです。キャンパスバスにいつか乗りたいものです。

Mahidol 182

プッタモントン・サーイ4通り(3310号線)の北端で左折して4006号線に入れば、国鉄サーラーヤー駅近くを通ります。駅前に市場があってこの辺りで一番賑わう所でしょうか。通りの反対側はマヒドン大学ノースゲートです。

Salaya St. 181

バスがサーラーヤー駅前を過ぎて4006号線を西に向かい、スーパーのmakro前あたりが終点です。

Bus388 Salaya

スーパーのmakroがある交差点で南に5分ほど歩けば「映画博物館Thai Film Museum」があります。オープンセットがいくつかある中でタイの映画の歴史などが学べます。タイの映画史はまったく興味がないのですが、雰囲気だけでもなかなか楽しい所です。

Filum Museum 181

もう一つこの映画博物館は楽しみがあります。日本製蒸気機関車C56が映画のセットのように置かれているのです。日本製の蒸気機関車は第2次世界大戦中と戦後にかなりの数がタイに来ているはずです。トンブリー機関車整備所でもC5615を見ています。

Film Museum 182

またバスは通りませんが4006号線をソンテウ8229番で西に向かうと、タイ国鉄南本線の「ワット・スワン駅Wat Suwan」があって、目の前がワット・スワン・ナーラムです。そしてお寺の正面が「マハサワット運河Khlong Maha Sawat」が流れています。

Wat Suwan 181

このお寺からはマハサワット運河沿いの果樹園や花農園を回る「アグロツーリズムAgro Tourism」運河ボートツアーが出ています。「路線バスで行くナコーンパトム② サーラーヤー/農耕ツアー」で詳細エントリー済みです。

Wat Suwan 182

同じソンテウでさらに西へ行くと、日本製旅客機YS-11も見られる乗物博物館の「ジェッサダ・テクニック・ミュージアムJesada Technik Museum」や「ターナー百年市場Thana Old Market」へ行けます。「路線バスで行くナコーンパトム」で詳しく内容にリンクされています。

Thana Market 181

Jesada 181

Jesada 182

サーラーヤーでは以下のBMTA管轄路線バスに接続できます。
84n サーラーヤー~BTSバンワー駅~ウォンウィエンヤイ
124 サーラーヤー~新南バスターミナル~王宮広場
515 サーラーヤー~新南バスターミナル~戦勝記念塔
547 サーラーヤー~ペッカセーム通り~ラマ3世橋~ルンピニー公園
556 ワット・ライキン~サーラーヤー~新南バスターミナル~王宮広場

BMTA管轄以外では以下の新民営化路線と地方バスに接続できます。
Y70E サーラーヤー~高速経由~モーチット駅
6147 サーラーヤー~ターナー市場~ナコンパトム

いやぁ、長い路線ですねぇ~ サーラーヤーとバンヤイを結ぶ路線は本388番だけにかと思います。パープルラインが開業した今は、少し路線短縮した方が使いやすいのですが・・・

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2018.04.06 | コメント(0) | 首都圏地方路線バス

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プロフィール

ALSTER

Author:ALSTER
 
ALSTER(アルスター) 深川生まれの江戸っ子。アジア・ヨーロッパ・アメリカなどで海外在住28年超。55歳で日本企業を早期定年退職後アメリカで現地採用され2014年末退職。その後3年半タイでロングステイ。90年代前半からパソコン通信・PC改造・ホームページ運用を行い世界中からアクセス。そんな趣味から海外アクセス術、旅先通信本などの出版にも関わる。ヨーロッパ、北米、東南アジアの国々はほとんど訪れ、旅行にお酒・食べ歩き大好き人間です。

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