バンコク都市型鉄道(電車)2018年最新事情

私が住んでいるのはバンコク都ですが、歩いてすぐサムットプラカーン県へ行ける南東部の隅っこです。

中心部しか知らない方々には、セントラル・バンナーとシーコン・スクエアの中間ぐらい・・・って余計に分からないのかも知れません(汗)

20180420 Near 1

まぁ、BTSや地下鉄のMRTなど電車の駅には遠いけど、シーナカリン通りとバンナートラート通りと4方向へ行くバスの路線数が多く、高速経由の路線バスと地方バスも多いので、高いBTSには1年以上乗っていません。

まぁ、BTSの駅にはウドムスック駅にはソンテウで、バンナー駅には路線バスで30分程度で行ける事は行けますが、BTS周辺は用がないので行かないだけですが(笑)

20180420 Near 2

同じようにバスで30分程度でエアポートリンクのフアマーク駅に行けて(乗らないけど)、そのまま少し足を伸ばすとバーンカピでセンセープ運河ボートを使えるので、これだけ毎日街歩きをしてバンコク首都圏全域に行くのに(多少時間はかかるけど)何の不自由もないのです。

20180420 Near 3

そんな私的には交通便利な所が・・・これからどんどん住み難い所になるような、そんな周囲からの圧力を2018年になって強く感じるようになりました。

画像下は2018年になって本格的にスタートした都市型鉄道オレンジライン・ピンクライン・イエローラインの工事個所で、私自身が街歩きの中で実際に見ての図です。

20180420 Map 1

まるで私が住む所を取り囲む包囲網が出来つつあるじゃないですか! 

上のマップは新しい都市型鉄道のみを記しています。従ってオレンジライン、ピンクライン、イエローラインだけです。これに現行BTSとMRTの延伸工事区間(かなり進んでいます)を入れると、画像下のようになっちゃいます。これでもSRT(タイ国鉄)ダークレッドラインとライトレッドラインの工事区間は含んでいないのです(在来線と並行するので)。

20180420 Map

オリンピック招致の都市でもここまでひどくはないでしょう。これに都市間高速鉄道です。お金はいったいどこから湧いて来るのか? 軍政は何を目指してこのアジア有数の都市を変えようとしているのか??

いずれにしても、これら工事地区は渋滞必至で自由自在に使えたバスが限られます。近い将来この包囲網を突破するには高くて使えないBTSで包囲網外にいったん出てからのバスになるでしょう。工事区間周辺は歩行者への安全対策はゼロなので歩く事も出来ません。

20180420 BTS 1

また工事区間の路面は荒れ放題でガタガタ、砂埃は最悪で、渋滞で排気ガスがものすごい事になります。アパート近くで工事が始まれば、窓を閉めたままでも砂埃は進入するでしょう。

20180420 BTS 2

電車が通り駅が出来るようになると次は高層マンションの工事が続きます。こんな(画像下)コンクリートに囲まれた街に住む為にバンコクにに来たのではありません。

20180420 BTS 3

私が住むシーナカリン通りもイエローラインが走りますが、アパート周辺だけが奇跡的に工事はまだ開始されていません。ただ・・・私がここに住めるのは後数か月かも知れません。

って言うか・・・バンコクはもう住む価値が失せるでしょう。

さて、そんなバンコクと首都圏周辺での都市型鉄道の最新事情をまとめてみましょう。なお、街歩きの中で実際に私が見ての事で、公式サイトでのインフラ計画と予定は見ていますが、タイでは意味がないので無視です(笑)

20180420 BTS 4

まず、このエントリーで最初に載せた包囲網の地図は在来のBTSスクムビット線の延伸区間(サムロン駅側とモーチット駅側)、そしてMRTブルーラインの延伸区間(ファランポーン駅駅側とタオプーン駅側)は含んでなく、新線だけです。

在来線の延伸は数年前から工事が進んでいて全線全駅を詳しく紹介しています。以下のエントリーからたどれますが、今現在の状況はどうなっているのでしょうか? それは・・・以下の通りです。

BTSサムロン駅から先は「開通BTSサムロン駅④今後の延伸部」から全線全駅の詳しく内容にたどれます。画像下はサムロンから先のプーチャオ駅です。

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今現在は高架支柱、軌道支持梁と橋桁、駅構造工事は全区間で終えているように見えます。軌道も地上から見えなく分かりませんが、軌道設置、駅内装や試験運転などを含めてシステム構築となるでしょうから、来年2019年内は厳しく2010年かなぁ・・・画像下は最南端駅のケーハーから車両基地への引き込み線です。

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BTSモーチット駅から先は「BTSモーチット駅先延伸部を歩く」から全線全駅の詳しく内容にたどれます。画像下はモーチット先のラップラオ5差路ですが、複雑な陸橋上をBTSは跨ぐようです。

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こちらはかなり進捗はかんばしくなく、高架支柱すらまだの所もちらほらです。パホンヨーティン通りへの影響はまだまだ続くので工事区間の路線バス使用は避けています。完成は5年以上先の事かと思います。画像下はラックシー・ロータリーですが、ここも今ある陸橋を跨ぐようです。

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MRTブルーラインのファランポーン駅から先は「MRT高架延長部下を歩く」から全線全駅の詳しく内容にたどれます。画像下は中華街ヤワラー近くのワット・マンコン駅ですが、微妙に中華風の地上駅に見えます。

20180420 MRT 1

高架部の基本構造はほぼ終え、ペットカセーム通りへの影響はだいぶ軽減されました(路面の荒れは放置ですが)。地下部の進捗は見えませんが、チャルンクルン通りの地下部が手こずっているようです。それ以外の地下工事は駅出口を含めてかなり終盤のように見えます。早くて3~4年後の開業でしょうか。画像下はペットカセーム通りバンケー駅近くです。

20180420 MRT 2

MRTブルーラインのタオプーン駅から先は「MRTブルーライン延伸部を歩く」から全線全駅の詳しく内容にたどれます。画像下はタオプーン駅~バンポー駅間です。

20180420 MRT 3

上記の中では一番頑張って工事を急いだような・・・そう言えばMRTパープルラインの開業(2016年8月6日)後に起点駅タオプーン駅が1㎞ほど離れたMRTブルーラインのバンスー駅と接続出来てなくて、パープルラインの客足が伸びない原因にされてしまったのを思い出します。

政治的圧力を相当あったのでしょうが、無事1年後の2017年8月11日にバンスー駅~タオプーン駅間を開業させて、ブルーラインとパープルラインの接続がなりました。「開業直後の乗車!繋がったMRTブルーとパープル」で詳細エントリー済みです。ただ、トンブリー側に渡ると進捗はあまり良くありません。全線開業は5年以上先かと思います。画像下はバンクーンノーン駅です。

20180420 MRT 4

これら現行のBTSとMRTの延伸をどんどん進めていますが・・・本来の問題は延伸された結果、現行営業区間の運行をどうするか? これが私的な最大の疑問です。

当然、利用客が相当増加するのは間違いありません。運行管理、電車構成、駅構造に至るまで現行のままで良いとは思っていないでしょうが、どうするのか興味があります。

20180420 BTS 7

サムロン駅先延開通の影響はすぐに危険レベルにはなり得ないかと思いますが、モーチット駅先延伸区間、さらにブルーラインの両端で延伸がなるとトンブリー地区などチャオプラヤー川右岸(西側)の人口密集地帯が現行営業区間と繋がり、急激に利用客が増えるのは間違いありません。

現在でもラッシュアワー時は駅によっては1台待ってやっと混雑する車両に乗れるのではないでしょうか? もし、日本人ならタイに来てまで通勤ラッシュにもまれるのはお気の毒でしかありません。それが延伸部が次々と開業すると・・・安全への考え方が希薄で保守管理維持が苦手なこの国では、危険レベルだと思わずにはいられません。

20180420 BTS 8

チャオプラヤー川を渡る自動車用橋梁の狭い間に軌道と駅を造ってしまった為に、全てのBTSとMRT営業区間でここだけ単線になり、一つのホームを両方向の電車が利用するサパーンタクシン駅問題も残ったままです(画像上下)。

20180420 BTS 9

昨年(2017年)自動車用橋梁(陸橋部を含む)を外側に広げ、駅を現行位置に置いたまま複線にする計画が最終案と発表されましたが、工事開始の気配すら感じさせず現在に至っています。

そして現在でもローカル線同様に単線部での行き違い待ちが発生している中、すぐ先のバンワー駅で人口密集地帯を走るMRTが接続しようとしています。

20180420 BTS 10

さて・・・上記の現行ラインの延伸工事ではなく、全くの新線の話に戻りましょう。本エントリー最初の地図のように、私が住む所を包囲するように新線工事が本格化しています。

本ブログでは以前に新線であるオレンジライン、イエローライン、ピンクライン、ゴールドラインの計画と一部工事が始まった事をエントリー済みです。「ゴールドライン、アイコンサイアム、バンコク展望タワー」から全てのエントリーにたどれます。

その現在(2018年3月~4月)の状況です。

オレンジライン
計画上はバンコク都東のミンブリーMinburiから西のタリンチャン駅Taling Chanまで、ほぼ都内を東西で横切る路線です。

20170908 Map1

昨年2017年9月には「ラムカムヘン通りRamkhamhaeng」でもミンブリー近くで工事が開始されましたが、今はラムカムヘン通りの全該当区間とラマ9世通りで工事が始まっています。地下鉄区間になるラジャマンガラ競技場駅やラムカムヘン駅の地上駅なのか、ラムカムヘン通りはすでに影響大になっています。

20180420 MRT 5

ラマ9世通りのMRTA駅(直訳だと「大量高速輸送局」ながら私的には「都市型鉄道建設公団」と思っています)もお膝元での工事が進んでいます。

イエローライン
サムットプラカーン県のサムロンSamrongから、ラチャダ・ラップラオ交差点(MRTラップラオ駅)近くのラチャダ駅Ratchadaまでの路線です。

20170928 Map

2018年になって「ラップラオ通りLat Phrao」で工事が本格スタートしています。何十年前から渋滞が多い通りで有名なのですが、今はもうここを通るバスは避けなければなりません。画像下はラップラオSoi46あたりです。

20180420 BTS 11

ラップラオ通りからバンカピを通ってシーナカリン通りでサムロンまでですから、このイエローラインは私的生活圏そのものです(汗)シーナカリン通りではサムットプラカーン県の一部で工事が始まっています。アパート近くで工事が始まれば・・・すぐに逃げ出します。

20180420 BTS 12

ピンクライン
ノンタブリー県のケーライKhae Raiからミンブリーまでの路線で、モノレールになる思われます。

20170924 Map

20170924 Pink

すでにケーライ交差点近くのティワノン・パトゥムターニ通りTiwanon-Pathum Thani(画像下)、チェーン・ワッタナ通りChaeng Wattanaとラムイントラ通りRam Inthraで工事が始まっています。

Pink Line Tiwanon

チェーン・ワッタナ通りを通るので、イミグレーションでお馴染みの政府合同庁舎前も走る事になります。ただ他線との接続はパープルライン「PP11 ノンタブリー市民会館駅 Nonthaburi Civic Center」とミンブリーでのオレンジランが考えられますが、どうなるのか? 画像下は渋滞中のラムイントラ通りです。

20180420 Pink

いやぁ~ 本当にこの先を考えると嫌になりますねぇ~

それにしても首都圏都市型鉄道だけでなく、タイ版新幹線などタイ軍政はなぜか非常に急いでいますねぇ~ 

首都圏の公共交通状況・・・本当は新民営化路線、新型バスの投入などで変化の激しい路線バスも書こうと思ったのですが・・・電車だけで長くなったので別な機会にします。

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2018.04.20 | コメント(5) | 国鉄・BTS・MRT

コメント

Re: タイトルなし

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やはり自分自身ではなく他人様のご帰国に際してトラブルがあるといけないので、慎重に余裕を見てしまうのが本音です。

突然の雨で洪水になる・・・交通事故で高速道路閉鎖・・・団体ツアー客で空港が溢れてチェックインが出来ない・・・何があってもおかしくないので、常にバックアップ案を考えながら、ご帰国の空港への時間だけは余裕をみた方が良いです。

自分ならギリギリで空港へ行くのが常ですが(汗)

えっと、ご行程に対しての私的見解はオリジナルのコメントに対して付けるかと思います。

2018-04-20 金 09:52:03 | URL | ALSTER #- [ 編集 ]

BTSは本当に朝夕混雑しています

私の定宿はスクンビットのソイ4です。

帰国する時は午前7時過ぎが多いので、タクシーをよく利用していました。

しかしメーターで行くタクシーはほとんど無く、平気で400B+高速道路代と吹っかけてきますから最近はBTSナナ駅から終点のモーチット駅まで行って、赤バス29番やA1かA2バスに乗ります。

問題は午前7時過ぎでも平日のBTSが混雑している事で、満員ですからやっと乗れる位です。

乗れなかった事は無いのですが、午前7時過ぎで何故こんなに混雑しているのか不思議です。

ホームに余裕があるのですから5両編成にすれば良いと思うのですが、車両を買う金が無いのでしょうか?

それとも現行の4両編成で運行した方が儲かるからでしょうか?

昔は3両編成でその後4両編成と交互運転し、現在の4両編成になったと思いますが、3両編成の時でもガラガラだったので変われば変わるものです。

もっとも私もバスでの移動が中心になったのでBTSはほとんど使わなくなりましたが、、、、、(笑)。

2018-04-20 金 21:02:08 | URL | AAA #- [ 編集 ]

Re: BTSは本当に朝夕混雑しています

AAAさん

コメントありがとうございます。

BTSは確かにすごい混雑でしょうねぇ~ 1年以上前ですが、イミグレーションに行くのにバンナーから戦勝記念塔に乗った時、オンヌットからアソーク間はホームで乗れない人がたくさんいました。

BTSやMRTの延伸がなったら(車の)渋滞が解消されると信じている方々がいるかと思いますが、よほど都市交通事情とバンコク首都圏に住む人々の事情を知らない方々でしょう。

それは現状の問題を後回しや棚上げしても、がむしゃらにお金とコンクリートをバンコクに注入する現政権と同じでもあるように私には見えます。

いずれにしても都市の変化を見るのは興味深い所ですが、住む所ではなくなっていくようです。

2018-04-21 土 12:25:03 | URL | ALSTER #- [ 編集 ]

Re: タイトルなし

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今現在「ソンテウの乗り方」を書き始めています。こうした「○○の仕方」のような内容は苦手と言うか、本ブログでは守備範囲外だと考えていてあまり扱っていないのですが、ソンテウは必要があるかなぁ~って思始めたのです。

路線バスは成り行きからやむを得ず、センセープ運河ボートは危険なので書きましたが、まぁ、そうした内容はネットにたくさん転がっているだろうし(そして間違えも多い)、このブログの読者はタイにも旅にも慣れている人ばかりだと思うからです。

それが、最近の自身の旅がバンコクを離れつつあって、頻繁にソンテウが登場するようになりました。そして今後はソンテウだけの旅も出て来るので、これを機会に(誰もが安心して安全に利用する為に)書くべきかと考えたのです。

ご出発前にエントリー出来たら、それもご覧ください。

2018-04-21 土 12:25:51 | URL | ALSTER #- [ 編集 ]

Re: BTS 新路線?の謎

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BTSスクムビット線とシーロム線の乗り入れ運行に関してですが・・・

私は1年2ヵ月前から料金が高いBTSを乗車拒否中ですので、街歩きの中で経験したり何かの情報に接する機会が全くありません。またMRTはシニア割引乗車があるので使う機会があるので気にしていますが、BTS在来線は使う機会もないので(延伸や新線以外は)各種公的サイトの情報も気にもしないようになっていました。

興味を覚えたので、定期的に見ているタイ国土交通省、バンコク都庁の公式サイトとタイ英字新聞電子版をざっくりとですが見直しても分かりませんでした。

お役に立てずに、残念です。

2018-05-21 月 12:54:00 | URL | ALSTER #- [ 編集 ]

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プロフィール

ALSTER

Author:ALSTER
 
ALSTER(アルスター) 深川生まれの江戸っ子。アジア・ヨーロッパ・アメリカなどで海外在住28年超。55歳で日本企業を早期定年退職後アメリカで現地採用され2014年末退職。その後3年半タイでロングステイ。90年代前半からパソコン通信・PC改造・ホームページ運用を行い世界中からアクセス。そんな趣味から海外アクセス術、旅先通信本などの出版にも関わる。ヨーロッパ、北米、東南アジアの国々はほとんど訪れ、旅行にお酒・食べ歩き大好き人間です。

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