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最高のお気に入り、ルアンペーン百年市場①

私は観光地や日本人が多い所は全く興味なしですし、メディアやネットで書かれているだろう事をこのブログに書く事もありません。

もっとも、30年以上かなり深入りしたネットワーカーだった反動なのか、リタイアした今は意識してネットと距離を置き必要最小限の公式サイトしか見ません。それで本当にネットにすでに書かれたのかは確かめようがないのが本音です(汗)

それに加えて、私は社会に出てから人生の大半を海外で暮らし、その上に旅や仕事で数えた事がないぐらい色々な国へ行っているので、私の興味を抱く事や所・・・ある意味『お気に入り』が他人様から見たら面白いのか・・・さっぱり分かりませんし、はなはだ疑問です。

過去3年半でそんな私的お気に入りをたくさん書いて来ましたが、今回がその中でも最も気に入っている所で、間違いなくネットでは書かれた事がないと思います。

20180510 LP 1

変わり者の私が最高に面白く、気に入っているので・・・それは一般の読者からすれば、最高につまらないのかも知れません。今回は特にそんな気がしてならないのです(汗)そんな「つまらない所」だと思われる方々が多いでしょうから、今までは書くつもりは無く、ある意味超内緒に所でした。

まぁ、内緒にしなくても、ここに行きたいと思われる方はかなり少ないでしょうが(汗)

20180510 LP 3

また、ランキングを止めて半年以上、今の読者はランキングや検索を通してアクセスされた方は少なく、毎回お読みなっていただいている方々で、十分にこのブログをご理解されていると思います。それでの思い切ってのエントリーです。

しかし・・・ここにはバンコクでありながらバンコクとは全く異なる時間と空気が流れる所で、賑わっていた時が去ったのを受け入れているかのような所でもあります。

20180510 LP 2

そんな私的に『内緒にしたい最高のお気に入り』は・・・「ルアンペーン百年市場 Luang Phaeng Market 108Years」です。

10年以上前ですがバンコク周辺でブームとなった百年市場ですが、なぜか正直に『108年市場』と称しています。そう書いたのも今ではなくてブームの頃かと思うのですが(笑)

ブームがあった時の108年前ですから、1900年かその少し前の時代です。日本では明治後期で日露戦争が1904-5年です。インドシナ諸国はフランスやイギリスの植民地時代で、タイでは偉大なラマ5世統治下後期、ラマ5世が西洋列強の脅威に対してチャオプラヤー川沿いに要塞を築いたのは「首都防衛要塞を行く」で詳しく書いています。

Phra Samut Chedi 2

これらの(役立たずだった)要塞の砲撃をかいくぐりフランス砲艦がチャオプラヤー川を遡り、タイに圧力をかけたのが『パークナム事件』1893年でその事もブログで詳しく書いています。結果、タイはメコン川東岸全域をフランスへ割譲する事になったタイ王国屈辱の頃でもあります。

そんな国内外が激しく動く中でも近代化を急いだタイ、タイで初の鉄道が開業したのが偶然にもパークナム事件と同じ1893年で、場所もパークナムからファランポーン近くまで走った外国資本の民間鉄道でした。またタイ初の路面電車がタイ初の舗装道路チャルンクルン通りに走ったのが翌年の1894年でもあります(画像下)。

20180510 BKK 1

バンコクの街歩きで最も好奇心を抱いた一つがこの1890年代で、最初の舗装道路チャルンクルン通り、廃線通りことターン・ロッファイ・サーイガオ通り消えた路面電車消えた線路を追ったエントリーなど多くあります

20180510 BKK 2

それはトンブリー王朝を廃して1782年に始まった現チャクリー王朝(バンコク王朝やラッターナコシン王朝とも)が100年経って、タイを近代化したラマ5世統治下(1868年 - 1910年)の時代でもあります。

ラマ5世はタイで最も尊敬されている国王のお一人です。前国王ラマ9世崩御以前は、タイで庶民の食堂や店に行くと必ずと言っても良いほどラマ5世の写真が飾られていました。

20170209 Rama5

タイの陸上交通が未発達だった時代、河川・運河など水上交通が主体と言うか、非常に進んでいたと私的には考えています。何しろ日本では戦国時代から関ケ原の戦い(1600年)をしていた頃にはチャオプラヤー川の流れを変えているのですから。これも別シリーズ「チャオプラヤー元流を歩く」で詳しく書き始めています。

20171228 Canal

そんなタイ国内外とも激動の時、タイの庶民はどう暮らしていたのでしょうか?

今も各地に残る「タラート・ロイピー百年市場」は百年以上続く古い市場の意味です。その時代に何も無かった所に急に出来たと言うのは違うのですが、なぜ百年市場が多いのでしょ?

バンコクとその周辺で言えば、主要運河の多くが1870年代に出来ています。センセープ運河は1873年、パーシーチャルン運河は1866年、ラップラオ運河が1872年・・・そしてルアンペーン古市場がある「プラウェートブリーロム運河 Prawet Burirom」は1878年 - 1880年に掘られています。

20180510 LP 4

運河が多く出来て、網の目のように繋がり、水上交通と稲作が盛んになり人が集まり集落が出来る。穀物などの全ての生産物資から、あらゆる生活物資が河川・運河を通して運ばれたでしょう。そして水上交通の要所に人も集まり市場が出来た事は言うまでもありません。

それで1890年代前後に市場が各地に出来たのではないかと推測しています。

20171106 Old Bangkok

水上交通がもっとも発達したラマ5世統治下、それは同時に皮肉にも鉄道や陸上交通の必要性が急速に高まり、水上交通は衰退して行く直前のピークだったように思えます。現に、河川と運河に面した市場の多くが今は賑わいを無くし廃墟のようになってしまった所が多くあります。

そんな滅び行く市場にスポットライトが当てられたのが10年以上前の2005年ぐらいだったか・・・村(町)おこし的に古い家屋が水辺に並び人々が集った市場を整備し、往年の賑わいを思い起こさせるようにして観光客を集めました。

それは、レトロと簡単に言い切れない・・・日本人で言えば多くの方々が「手入れされた田畑のある農村に小川が流れ茅葺屋根の民家が建っている」そんな原風景が、タイの人々にとっては「水辺沿い立つ市場に小舟がたくさん行き交う」そんなノスタルジックな風景なのではないでしょうか。

いい加減に小難しく長い前置き話を止めましょう(汗)

百年市場の定義はあいまいで、水上マーケットと区別があまりないのが実態かと思いますが、今まで水上マーケットではなく百年市場や古市場として紹介したのは以下の通りです。

フアタケー古市場
バンプリー古市場
ターナー百年市場
カーオホン百年市場
サーム・チュック百年市場
バーンマイ百年市場

最近紹介したフアタケー古市場(画像下)では『私のアパートがある区のお隣ですから、何度も行っていますが「大好きでネットには秘密にしたかったとっておきの」所なのです。』と書いています。

20171104 Hua Takhe 2

このフアタケー古市場に頂いたコメントを見る限り評判が良いのですが、今回はそれ以上の『内緒にしたい最高のお気に入り』ですからねぇ~(笑)

フアタケー古市場以外にこれも好きなバンプリー古市場もある意味同じなのですが、サーム・チュック百年市場にバーンマイ百年市場のようにギラギラとした観光客用目当ての感じがしないのです。フアタケーなんか(ネットに書いた私が言うのも変ですが)今のままで残って欲しいと思うのです。

さて、ルアンペーン百年市場はフアタケー古市場と同じでプラウェートブリーロム運河に面しています。プラウェートブリーロム運河は西端でプラカノン運河に、東端でバンパコン川に接する東西の運河で、そこに南北で60本以上の運河が繋がります。バンコク都東側でサムロン運河やセンセープ運河と同じ様な幹線運河です。

20180510 Map

上の地図のようにルアンペーン百年市場はフアタケー古市場とクローンスアン百年市場と中間にあります。ただ・・・クローンスアン百年市場は私的には有名観光地でネットで多く書かれているでしょうから、このブログでは対象外です。

またクローンスアン百年市場は同じ百年市場でもフアタケー古市場やルアンペーン百年市場と違って、趣が観光的に寄っているのであまり・・・(笑)

さてさて、やっと本題のルアンペーン百年市場ですが、独特の雰囲気があるので好きなのですが、それは何て表現するのか・・・・『賑わっていた時が去ったのを受け入れている』と私は思うのですが、寂れているのとは異なります。そう感じる人は多いでしょうが・・・

20180510 LP 5

過ぎ行く時を静かに見つめて齢を重ねる、ここに住む老人たちが「観光客なんて要らない」と言わんばかりに、ここに入り込んだ私を見つめています。

20180510 LP 6

それがなぜ最高のお気に入りになったのでしょうか・・・次回に続きます。

広告等一切なく、ブログ・ランキングも参加していないブログです。このすぐ右下の「コメント」をクリックしてお気軽にコメントを頂けたら幸いです。なお、ご質問は大歓迎で一生懸命お答えしますが、それが役に立ったのか?立たなかったのか?など後でご一報下さい。

2018.05.10 | コメント(2) | マーケット

コメント

楽しく拝見しています。

こんにちは(^^)/
相変わらず勢力的に動かれてますね(^^)今週の初めに帰国しました、バンコクはとにかく暑かったーの一言です。
ALSTERさんのブログでタイを知る方が的確で楽しく思えます!(^^)!まだまだ暑さも続き雨季に入るでしょうか、十分体調に注意して下さい(__)
追伸、お恥ずかしいのでが初めて短い距離ですがドアの壊れた赤バスに乗りました、これが一番楽しかったけど暑かったー!(^^)!

2018-05-11 金 09:45:05 | URL | matu #- [ 編集 ]

Re: 楽しく拝見しています。

matuさん

コメントありがとうございます。

いやぁ~ 本当に暑いです。暑季から雨季に入った直後の今が一番蒸し暑い時期かと思います。
毎日、外へ出た瞬間に部屋に戻りたくなります。

赤バス・・・バス停数個分に乗るのが一番良いと思います。また、決して快適な乗り物ではないのですが、車窓風景だけでなく、運転手、車掌、乗客の皆さん、庶民の使う交通費、バスの清掃や整備に対しての考え方、バスや周囲の車の運転から駐車の考え、安全に対しての基本意識・・・タイでの色々な物が視点を変えて見えて来るかと思います。

2018-05-11 金 10:46:26 | URL | ALSTER #- [ 編集 ]

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プロフィール

ALSTER

Author:ALSTER
 
ALSTER(アルスター) 深川生まれの江戸っ子。アジア・ヨーロッパ・アメリカなどで海外在住28年超。55歳で日本企業を早期定年退職後アメリカで現地採用され2014年末退職。その後3年半タイでロングステイ。90年代前半からパソコン通信・PC改造・ホームページ運用を行い世界中からアクセス。そんな趣味から海外アクセス術、旅先通信本などの出版にも関わる。ヨーロッパ、北米、東南アジアの国々はほとんど訪れ、旅行にお酒・食べ歩き大好き人間です。

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