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アメリカでリタイアしバンコク片隅へ。アパート・ビザ・生活と街歩きのロングステイ3年半の日々
2018年5月12日
これはバンコク首都圏でのBMTA(バンコク大量輸送局)管轄以外の路線バス(以下、地方バス)についてのエントリーです。路線案内だけではなく、周辺の見所などを書いています。バンコクっ子と同じ目線で街を行くショートトリップ、路線バスの旅です。
バンコク首都圏の路線バスは非常に複雑です。BMTA管轄路線バスは直営と委託があって(私の経験で)205の系統番号があります。同じ番号でも短区間運転や枝線もあり、直営と委託会社、バスの種類別、行きと帰りルートが異なるのは普通です。全く同じ番号で行先が5カ所と全く異なるケースすらあって、それらを数えたら300以上の路線があると私は思っています。
何の資料も見る事無く、その路線全てを全区間・行き帰り・会社別・ルート別で全て乗って、それをブログで全て書くのに2年半かかりました。複雑で変化が激しいタイの路線バスだからこそ自らが実際に全ての区間に乗って経験する事に拘りました。
BMTA管轄路線バス以外に、首都圏には地方バスもあります。
ネットで調べるのを避けている私にとって地方バスは暗闇で手探り状態です。BMTA管轄路線バス以上に自由ですし、地方バス故になかなか乗ること自体が難しく、乗ったら何もない田舎の野原に着いた・・・なんて事もあって、「分からない」「乗れない」「つまらない」の三重苦でブログに書かないつもりだったのですが・・・
地方バス全ての路線を書けません。全区間・往復乗らない路線もあります。中途半端になるのは分かっていますが、私の経験をブログと言う形で記録に残せたら・・・もしかしたら他人様の何かのお役に少しはなるかも知れないと思うようになりました。
地方バスは特にですが、変更も多く交通事情や運転手の気分でも変わります。時間帯による運行の違いもあるかと思います。ですからこれはいつまで経っても不完全バスガイド、路線の概略ぐらいにお考えください。
路線番号順のインデックスを作っています。このブログ画面左にある「カテゴリー」から「バンコク路線バス・番号別インデックス」を選ぶと、目次のように番号順表示されます。地方バスはBMTA管轄路線バスの下にあります。
また、入門編「路線バスの初歩」、そして「ご質問専用室」も作ってあります。どこで質問してよいか分からない時、バスでの行き方、バスに限らバンコクの公共交通機関に関するなら何でも構いません。ご利用下さい。ブログ画面左にある「カテゴリー」からアクセス出来ます。
基本情報
行先表示:
ターナムノン(ノンタブリー船着場) ท่าน้ำนนท์ ~ バンヤイ บางใหญ่ かバンヤイ・カオ บางใหญ่เก้า
ルート:
バンシムーアン船着場Bangsrimuang Pier(ノンタブリー西側船着場) ~ バンシムーアン通りBangsrimuang ~ バンクルアイサイノイ通りBang Kruai Sai Noi ~ バンヤイ-バンクーラッ通りBang Yai-Bang Khu Lat ~ バンヤイ・カオBang Yai Kao
ノンタブリー県ノンタブリー船着場西側からバンヤイ・カオまでの短い路線です。
バンヤイ・カオはバンヤイ運河がオームノン運河に接する所で、正式地名で無いように思えます。ただ地元の方々に地名を聞くとバンヤイ・カオとどなたも言いますし、バスの行先表示もバンヤイ・カオと書かれたバスも多いです。カオは数字の「9」でガオとも聞こえます。
本数は少なく日中だと30分に1本程に思えます。度料金は一律7バーツです。
バス車種
ノンエアコンバス
ルート周辺
バスの出発はノンタブリー船着場の西側でバンシムーアン船着場ですが、バスの行先表示は「ターナムノン(ノンタブリー船着場)」です。船着場から真っすぐ西へ延びるバンシムーアン通りの(船着場を背にして100mぐらい先の)左側からです。画像下で奥が船着場です。
この船着場から徒歩15分で「チャルーム・カンチャナピセーク公園Chaloem Kanchanaphisek Park」へ行けます。この公園はチャオプラヤー川に面した大変美しい所で、私的公園ベスト3に必ず入ります。「ぶらり散策ノンタブリー④ 私的ベスト3に入る公園」に詳しく書いています。
3.5バーツ
またバスが停車している反対側(通り右側)から画像下のように屋根下から出る赤茶色ソンテウに乗ると、船着場から近くの「ワット・タノー水上マーケットWat Tanod Floating Market」http://alsterusa.blog.fc2.com/blog-entry-1369.htmlへ行けます。
船着場から3.5バーツで対岸(東側)へ渡ると賑わいが一気に増します。西側に住む多くの方々も買い物や通勤通学でこの渡し船を使われますので、複数の渡し船がいつでも行き来しています。
ノンタブリー船着場(東側)はチャオプラヤー・エクスプレス・ボートの日中の起点になり、周辺はいつも大変な賑わいです。チャオプラヤー・エクスプレスに関するエントリーは大変多いのですが、このエントリー時で一番新しいのは「激変のチャオプラヤー・エクスプレス最新事情」です。
船着場のすぐ前には「ノンタブリ県旧庁舎Nonthaburi's Old Provincial Hall」があって、一部はノンタブリー・ミュージアムになっています。ラマ6世時代の貴重な建物ですが、痛みが目立ち保存が待たれます。
船着場目の前の通りにある人気のパン屋さんノンベーカリー横の短い路地奥がノンタブリー県刑務所で、面会の人が時間になると多く待っています。実は、その北側は「バンクワン刑務所Bangwang Central Prison」で重罪受刑者用の刑務所です(入口は別で離れています)。
そして船着場から東に400mほど行った所にあるノンタブリー市場はこの周辺で最も混む市場でしょう。ノンタブリーの渡し船を見ていても市場帰りの人を多く見かけます。町の中心部に刑務所があるのですが、この市場がエネルギッシュな町の中心です。
さて、船着場の西側に戻ってバスに乗車ですが・・・西側はチャオプラヤー川の元流であるオームノン運河が大きく弧を描く湾曲部に内側になり、基本的には新旧の住宅地に見えます。
バスはその湾曲部の中央をバンシムーアン通り、バンクルアイサイノイ通り、バンヤイ-バンクーラッ通りと東西に走っています。その中央で南北に走るラチャプルック通りを陸橋で越えます。
全線で8.5Kmの短い路線で、激しい渋滞とは無縁ですから、ちょこちょこ停まっても端から端まで40分程度でバンヤイカオに着きます。バンヤイ-バンクーラッ通りがオームノンを渡る手前東側が終点です。画像下のように通り上でUターンし、路駐で復路への待機となります。
ここからノンタブリー船着場に向かう時は、オームノン運河上の橋から東へ200mほど行った左側に路駐しているバスから出発です(画像下でも左のバス)。
バンヤイカオは冒頭に書いた通りで地名としては正式でないように思えますが、ノンタブリー県バンヤイ郡でも古い町です。
バンヤイと言えば・・・アウターリングことカンチャナピセーク通りとラッタナーティベット通りの幹線道路が交差し、2016年8月に開業したMRTパープルラインでさらに賑わいが増した「タラート・バンヤイ駅 Talat Bang Yai」周辺を誰もが思うでしょう。
タラート・バンヤイ駅前には大型ショッピング・モールの「セントラルプラザ・ウエストゲート」。そしてそのすぐ裏にはつい最近2018年3月にIKEAがオープンしました。タイではバンナー店に次いで2号店になります。
そんなタラート・バンヤイ駅周辺は陸上交通の主役である幹線道路と都市型鉄道が通る所ですが、バンヤイ・カオはその対極に位置した水上交通が主役だった時代に賑わっただろう所で、直線距離でも5~6㎞は離れています。バンヤイ運河とチャオプラヤー川元流だったオームノン運河が交差する所で、周囲には多くのお寺があります。
何でバンヤイの後にカオ(あるいはガオ)タイ語で「9」を付けたのか分からないのですが、最近(2017年)チャオプラヤー川の元流を追って歩いた時に「バンヤイ・カオ9寺巡り」をしました。
このバンヤイ・カオではBMTA路線バスとの接続はありません。少し西側のカンチャナピセーク通りまでは徒歩25分ぐらいでしょうか。ただ、オームノン運河の反対側を起点とする地方バス1023番でカンチャンピセーク通りへ出られます。
短い路線で本数も少ないのですが、交通便利なノンタブリー船着場からバス1本で好きなバンヤイカオに行けるので、何度も乗ったバスです。
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2018.05.14 | コメント(0) | 首都圏地方路線バス
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Author:ALSTER
ALSTER(アルスター) 深川生まれの江戸っ子。アジア・ヨーロッパ・アメリカなどで海外在住28年超。55歳で日本企業を早期定年退職後アメリカで現地採用され2014年末退職。その後3年半タイでロングステイ。90年代前半からパソコン通信・PC改造・ホームページ運用を行い世界中からアクセス。そんな趣味から海外アクセス術、旅先通信本などの出版にも関わる。ヨーロッパ、北米、東南アジアの国々はほとんど訪れ、旅行にお酒・食べ歩き大好き人間です。