チャオプラヤー元流を歩く④オームノン運河

タイ中央部を南北に流れるチャオプラヤー川はタイの歴史、経済、文化、庶民の暮らしまで大きく影響を与えながらも、その流れを変えるショートカット「捷水路(しょうすいろ)」が多くの湾曲部に造られて今の姿は昔と異なります。

そのチャオプラヤー川の元の流れを追う事は、チャオプラヤー川左岸(東側)ラッターナコシン島の現チャクリー王朝、チャオプラヤー川右岸(西側)のトンブリー王朝、そしてアユタヤ王朝へと時代をも遡る事になります。(画像下はオームノン運河です)

20180609 Om Non 1

そんな「チャオプラヤー元流を歩く』シリーズの第4回です。今までのエントリーは以下の通りです。

第1回「チャオプラヤー元流を歩く①序章
第2回「チャオプラヤー元流を歩く②カトリック教会歴史地区
第3回「チャオプラヤー元流を歩く③ バンクルアイと船形の寺

前回はバンクルアイ運河が一番古い捷水路であるバンコクノイ運河、そして元流であるオームノン運河と丁字状に交わる所まで来ました。そこには船の形をしたお寺ワット・チャローがありました。

20171218 Wat 1

ワット・チャローが面しているバンコクノイ運河の対岸には風情ある家々が並んでいます。運河沿いによくある乱雑に建てられたバラックとは異なります。人とバイクが渡れる橋があったので向かいました。

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狭い路地を方向感覚だけで進みます。家々は水辺の中に柱を立ててその上に家を建て、その間に道を造っているのですねぇ~ それは路地の奥に進んでも湿地帯で路地からそれる事は出来ません。

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細い路地が続きますが車が通らないので静かですし、時たまバイクが来ても遠くから音で分かります。湿地の上に渡したコンクリート板すら外さなければ安心です。

都市部では歩道を歩いていても道はデコボコで穴があったり、下ばかり見ていると至る所で上から垂れ下がる電線で首を吊る事になります。しかも人が歩く事を完全に無視するように段差や歩行を防ぐ看板もあります。絶え間ない騒音の中で歩道上を前からも後ろからもバイクが真横を通るので気が抜けません。

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ここでの路地歩きの大敵は・・・アレです。日本語も英語も私のタイ語もまったく通じないし、年寄りに敬意を払わないお犬様です。バンコク都心部はもちろん住宅密集地の野良犬はそう怖くはないのですが、周辺部で野原が多い所の野良犬は縄張り意識が強く本当に怖いです。どんなに可愛く見える犬も同じで、画像下のような場合は引き返して別な道を探すしかありません。

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ウロウロしていたら湿地帯を抜けてオームノン運河沿いのお寺「ワット・タノー Wat Tanod」に出ました。小さなベル型の仏塔が並んでいるお寺の裏のような所です。都心部を離れたお寺ではよく目にしますが、故人の写真や名を記したものもあってお墓のように見えますが、タイの人々は墓を持たないし中華系の墓とも異なっています。お寺への寄贈なのか?分かりません。

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この辺りは民家が少なく荒れた林が多いのですが、この寺のものなのか、お隣のお寺なのか・・・かなり古そうな仏塔もありました。気になりますが、謂れを知る術がなく残念です。

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隣にもお寺があるのでそちらへ向かう途中、まるで発掘されたような木をくり抜いて作った舟が祀られていました。謂れがあったのですが、全てタイ語なのでこれも理解できないのが残念です。目の前がチャオプラヤー川元流ですし、近くには一番古い捷水路なので何か関係ありそうですが・・・

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オームノン運河沿いを上流に向かうように林の中の小道を歩くと、ワット・タノーのお隣の「ワット・ポー・バンオー Wat Pho Bang O」に出ました。小さなお寺ですが何か気品があって、(後で分かりましたが)タイ観光庁のサイト(英語版)にも書いてありました。

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そのタイ観光庁によるとアユタヤ時代に建立されたお寺だそうで、(専門用語を知りませんが日本だと)切妻屋根の「人」形の間に施された彫刻、本堂入口のフレームの彫刻にも見るべきものがあるそうです。残念ながら訪問後に知りましたし、本堂は扉が閉まったままで入れませんでした。

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地図で見るとオームノン運河沿いにまだお寺があるようですが、運河に近づける道が無いように思えます。チャオプラヤー川元流であるオームノン運河は川幅も広く、この辺りから運河沿いに続く風景も魅力的なのですが、いったん戻ってソンテウに乗る事にしました。

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ワット・チャロー前からソンテウでバンクルアイ・サイ・ノイ通りを北上し、終点のナコーンイン通りでソンテウを乗り換えて西に向かう事で、再度オームノン運河に近づく作戦です。

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ワット・チャロー前からバンクルアイ・サイ・ノイ通りを北へ向かうには何番のソンテウでも良いのですが、幸いすぐに1010番(前回のエントリーでルート図を書いています)が来ました。このソンテウはちょうどナコーンイン通りとの交差点が終点です。

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次はバンクルアイ・サイ・ノイ通りとナコーンイン通りの交差点でソンテウを待ちますが、これがなかなか来ません。画像下がその交差点ですが、画像奥がラマ5世橋で来るソンテウは右折したり左折してしまいます。

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待ったソンテウはオレンジ色に白いライン(番号が書いてなく分かりません)の「ワット・ボートボン Wat Botbon」行きです。ノンタブリー船着場(東側)からラマ5世橋を渡り、水上マーケットで賑やかな「ワット・タキアン Wat Ta Khian」を経由してオームノン運河沿いのワット・ボートボンまで行くソンテウで、ワット・タキアン(画像下)やノンタブリーから何度か乗った事があるのですが・・・

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まぁ、路線バスやソンテウを使う限り、なかなか来ないのはよくある事で仕方ないです(汗) 次回に続きます。

20180428 Map 1

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2018.06.09 | コメント(0) | タイ・トラベル

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プロフィール

ALSTER

Author:ALSTER
 
ALSTER(アルスター) 深川生まれの江戸っ子。アジア・ヨーロッパ・アメリカなどで海外在住28年超。55歳で日本企業を早期定年退職後アメリカで現地採用され2014年末退職。その後3年半タイでロングステイ。90年代前半からパソコン通信・PC改造・ホームページ運用を行い世界中からアクセス。そんな趣味から海外アクセス術、旅先通信本などの出版にも関わる。ヨーロッパ、北米、東南アジアの国々はほとんど訪れ、旅行にお酒・食べ歩き大好き人間です。

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