最高のお気に入り、ルアンペーン百年市場④時が流れるまま

観光地や日本人が多い所にメディアやネットで書かれているだろう事とは距離を置き、街を歩くだけで多くのお気に入りの地を紹介して来ましたが、その中でも最も気に入っている「ルアンペーン百年市場 Luang Phaeng Market 108Years」です。

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バンコク都内(東の端っこですが)ながらネットでは書かれた事がないでしょう。その雰囲気は独特で『賑わっていた時が去ったのを受け入れている』と私は思うのですが、寂れているのとは異なります。ただ、寂れていると感じる人が大半でしょうし、そう思う方はここは面白くないはずです。

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それでは、そんな寂れた所が私には面白いのでしょう? それを書く前に今までのこのシリーズのエントリーは以下の通りです。

第1回「最高のお気に入り、ルアンペーン百年市場①
第2回「最高のお気に入り、ルアンペーン百年市場② アクセス術
第3回「最高のお気に入り、ルアンペーン百年市場③ここに暮らす人々

前回はこの市場の半分まで歩き、そこに暮らす人達と触れ合いながら運河の反対側へ危なげな木橋で渡った所まで書きました。

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橋を渡り終えると・・・そこはこの市場全体で唯一賑わっている?所で、私が苦手なカラオケを昼から楽しまれていました。その真ん中に飛び込んでしまいましたねぇ~

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橋を渡った所は集会所なのか、ただの食堂なのか、いずれにしてもこのルアンペーン市場で唯一賑わいある所です。早々にカラオケに誘われましたが、丁重にお断りしながらも立ち去りがたくクイッティアオを食べながら話には加わりました。

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お菓子やつまみはあるのですが、昼食となるのはクイッティアオぐらいしかないのが残念でしたが、普通に美味しく頂きました。

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ここで初めて若い方にお会いしました(笑) なぜなのか、どこへ行っても皆さん話しかけて来ます。きっと皆さんがそうして毎日暇をつぶされているからなのでしょう。この市場のゆったりした感じがそうさせるのかも知れませんねぇ~

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クイッティアオを食べ終えて周囲を見回しました。画像下で看板の真ん中のタイ語「クローン คลอง(運河)」とタイ数字の「百八年 ๑๐๘ ปี」はパターン認識済みなので、おそらく『ルアンペーン運河百八年』でしょう。上のタイ語は認識してないので分かりません(汗) 

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こうした所は無理に古い物を集めて飾っている感がするのですが、ここは本当にほったらかしのまま時が過ぎて行ったような感じがします。賑わいがあった時の写真だけは、今見るとちょっと寂しく・・・

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画像下のような全て木で出来ている仕組みがありました。自転車のチェーンで動力を伝えるような仕組みなのですが、何をするのか?? 何人かに聞いたのですが、私のタイ語レベルではまったく理解不能でした。

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さて、また危なげな木橋を渡り反対側に行って、今度は東側に向かいました。大きめのモスクが建っているので、それを見たかったのです。木橋の上から撮った画像下で左上のモスクです。

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橋を渡り終えて東に向かうと、とっても素通り出来ない薬局がありました。店の前は運河上の船から直接荷揚げが出来て仕分け作業など出来るようになっていて、店外で作業保存する漢方もあるのですかねぇ~

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店内もすごく良い雰囲気です。もちろん現役の薬局屋さんで、お断りをして写真を撮らせて頂きました。

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今までここでお会いしたタイの人々とは違って・・・シャキッとされていますねぇ~ 店や仕事に誇りがあるのでしょう。でも店の隅々を案内してくれて、実際の作業も見せてくれて、すごく優しい人でした。

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画像上は漢方薬の原料を細粉にする『薬研』と言う道具ですが、私だと(何の映像だったか)徳川家康が晩年これで漢方を押し砕いてのが思い出します。若い人なら「千と千尋の神隠し」の「釜爺」を思い浮かべるのかも知れませんね。そう言えばこの作業場も釜爺の部屋に似ているような・・・

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漢方の匂いが染みついたようなお店で、至る所に漢字が書かれている道具があります。ざるにさえ・・・。それは飾りでなく今も使われているように私に思えます。いったいどんなストーリーがこの薬局屋さんにあるのでしょうか。

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百年市場と呼ばれる所は多くあります。バンコク周辺だけで言えば、そこは観光用であって観光客が入ってお金を落とす店なのですが、ここは今でもそこに住む人達が日常の生活で使い、時を過ごす店ばかりです。

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ふと運河を見ると、モスリムのご老人が舟で寄って来ました。舫うのと舟から上がるのに手を貸してから話し始めました。

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タイ語が分かりませんでしたが、何かを買いに来たようです。どこへ行くにも舟を使うとの事、しばらく話してから雑貨屋さんに消えて、戻って来た時には小さなビニール袋が下げられ、その中には赤牛の栄養剤が見えました(笑)

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ルアンペーン市場の東端はかなり荒れています。注意深く板の上を歩いてモスクに通じる橋の近くまで行きました。橋はきっとモスクからお金が出ているのでしょう。立派なもので、そこまでの市場の朽ちようと対照的です。

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橋の上にあがりモスクを見ると・・・祈りの時間なのかモスリムの人達が集まっていました。好奇心だけでそれ以上先へ行くのは良くないように思え、ここで引き返す事にしました。

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何やら声が聞こえたので市場の方をよく見ると・・・途中で話したオバサンが「橋の向こうに行けるよ!」と言っているようです(そう思えた)。きっと橋を渡ってモスクに行けるか私が聞いたからでしょう。橋の上で引き返した理由が分からず、声をかけた・・・そう思えます。

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そう言えば、「本当にこの中に入っていいのだろうか?」と心配になりながらも、アウエー感いっぱいの中に足を踏み入れてからずっと・・・誰かに見られていたように思えます。車もバイクも通らない静けさの中だけにそうした感覚も強くなるのかも知れません。

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帰りは運河沿いを歩き西へ向かうと・・・またきっと話しかけられるでしょう(笑)嫌ではないものの今日はもうたくさん人と触れ合ったので、これ以上は重たい気がしたのはあまりにも長い一人暮らしだからでしょうか。

東端にあった中華祠(画像下の赤と緑の建物)の裏へ出て戻る事にしました。ここが車でアクセスする場合の限界のようですねぇ~ そしてバンコク都の都標がありました。そう言えば、さっき見たモスクはチャチェンサオ県で、これから向かうソンテウが通るトゥータイ市場の裏はサムットプラカーン県です。

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都境と県境を見に来たのが最初の目的でしたねぇ・・・そんな事を思い出しながらソンテウを降りた交差点まで歩き、来た時と同じようにソンテウとバスでアパートへ戻りました。

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さて、これが本シリーズの最終回です。

ブログランキングも参加せず、検索にも出来る限りかからないような工夫をしているブログです。これを読まれて・・・(普通の人が見たら)こんな寂しい所へ行かれる事はいないかと思いますが、もし行かれるならお上品な恰好でタクシーか車で物見遊山気分で踏み込んで欲しくないって言うか・・・間違ってもそれで「日本人の知らないローカルな古市場へタクシーで」なんてネットに書かないで欲しくないような・・・いけないかも知れませんが、私はそう思います。

そして、このルアンペーン百年市場や近くのフアタケー古市場が大好きだった年寄りの日本人がいて、何を思い感じながら歩いたのかを思い出して頂けたら幸いです。

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2018.06.19 | コメント(0) | マーケット

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プロフィール

ALSTER

Author:ALSTER
 
ALSTER(アルスター) 深川生まれの江戸っ子。アジア・ヨーロッパ・アメリカなどで海外在住28年超。55歳で日本企業を早期定年退職後アメリカで現地採用され2014年末退職。その後3年半タイでロングステイ。90年代前半からパソコン通信・PC改造・ホームページ運用を行い世界中からアクセス。そんな趣味から海外アクセス術、旅先通信本などの出版にも関わる。ヨーロッパ、北米、東南アジアの国々はほとんど訪れ、旅行にお酒・食べ歩き大好き人間です。

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