日本でロングステイ中、6月を追い③ 北鎌倉

タイでのロングステイを終えて16日。海外在住28年超で13年ぶりに日本在住になった私にとって、今は日本にロングステイしているような感じです。

そんなロングステイ中の日本(笑)7月に入りましたし関東では梅雨が明け、毎日タイ以上に暑く思える日々が続いています。6月の最後の日にはセミの鳴声すら聞きました。

ところでこのシリーズでは横浜のホタル、そして隣町は鎌倉のアジサイを書いていますが、同じように家の近所で楽しめる光景があります。それは家の近くにある丘を上がった所で見える富士山ですが、四季それぞれの姿を楽しませてくれます。

20180706 Yokohama

さて、去り行く6月を惜しむように先月20日過ぎになって蛍と紫陽花を追いかけたこのシリーズ、今までのエントリーは以下の通りです。

日本でロングステイ中、去り行く梅雨を惜しみ① ホタル
日本でロングステイ中、去り行く梅雨を惜しみ② 明月院

前回はアジサイ寺とも呼ばれる明月院に行き、素晴らしい紫陽花もさることながら鎌倉の谷戸奥に佇む院自体の持つ雰囲気が好きになりました。画像下は明月院の「悟りの窓」と呼ばれる丸窓ですが秋も見たいものです。

20180706 Kamakura 1

そんな素晴らしい明月院を後にして「淨智寺(じょうちじ)」に行きました。JR横須賀線の踏切を渡り反対側すぐが淨智寺です。踏切の南側は「扇ヶ谷(おうぎがやつ)トンネル」で、電車はトンネルで三方を山に囲まれた鎌倉中心部へと入ります。

この鎌倉を囲む山に人馬を通すために掘削した道は「切り通し(きりどうし)」と呼ばれて、鎌倉の一つの特徴になっている事はよく知られているかと思います。私的好物(笑)の城壁こそありませんが、鎌倉は三方が山で残った一方が海の城塞都市だったわけですねぇ~

20180706 Kamakura 2

このJRのトンネルに並行するように昔からある細い道があって、そこには「亀ヶ谷切通し(かめがやきりどうし)」があります。一説によると亀もひっくり返るほど急な坂だった事が謂れとか・・・

話を鎌倉とアジサイに戻しましょう(汗)

踏切を渡るとすぐに淨智寺へ通じるパク・ソイ・・・いやいや(汗)路地の入口です。路地を少し行くと惣門とその前に湧き水を溜めた「甘露の井」があって、説明板によると「鎌倉十井」の一つだそうです。

20180706 Kamakura 3

そう言えば明月院にもそんな説明の井戸がありました。こうしたご当地ベストテンみたいなものに弱くて(苦笑)こうしたいつか全ての井戸を回りたいものです。

惣門には私でも読める文字が掲げられています。「寶所在近(ほうしょざいきん)」宝は近くにあるがなかなか手に入らず気が付かないもの、修行を積んで得られる悟りがその宝・・・そんな意味でしょうか。

20180706 Kamakura 4

その惣門の先には時の経過を感じさせる石段が山門まで続いています。アジサイはこの石段横に数朶見られるだけでした。

20180706 Kamakura 5

20180706 Kamakura 6

この山門は鐘楼を兼ねている事と、中国風である事で二重の意味で珍しいと思うのですが、どうなんでしょうか・・・この鐘楼門には「山居幽勝」の書が掲げられていますが、どんな意味なのか見当もつきません(汗)山とはお寺の事でしょうが・・・

20180706 Kamakura 7

現地で頂いた説明書では、ご本尊は「木造三世仏坐像」で三世とは過去・現在・未来を表わす(向かって左から)阿弥陀如来・釈迦如来・弥勒如来の三体だそうで、15世紀半ば頃に再興された像らしいです。タイならアユタヤ王朝がスコータイ王朝を吸収した頃ですねぇ~ そう考えると仏像に残る美意識の違いにあらためて驚きます。

20180706 Kamakura 8

このお寺全体が谷戸奥を背にするように建てられており、お寺の奥へ行くほど岩肌がむき出しになっています。そう言えば明月院も同じ様でしたが、鎌倉の寺院の多くに共通する点かもしれません。画像下は明月院、その下は淨智寺です。

20180706 Kamakura 10

20180706 Kamakura 9

淨智寺は鎌倉五山第四位の寺ながらそう観光客が多い所ではないでしょう。北鎌倉で静かに散策を楽しむには良いかと思います。創建は1281年でタイならクメール王朝の支配が弱まりスコータイ王朝の初期になります。(画像下は淨智寺の書院です)

20180706 Kamakura 11

さて、淨智寺を後にしてJR北鎌倉駅へ向かうと途中にあるのが「東慶寺(とうけいじ)」です。女性から離婚できなかった時代、この寺に駆け込めば離婚できる女性救済の寺として明治までの約600年間、縁切寺法を守った「縁切寺」として知られています。

20180706 Kamakura 12

現在は尼寺でなく男僧寺だそうで、それが意外に思えるのはこの寺の佇まいと強い縁切寺のイメージからでしょう。創建は1281年でここもタイではスコータイ王朝の初期になります。

20180706 Kamakura 13

東慶寺は梅が有名ですが、紫陽花はもちろんその端正な庭では四季折々の草花が楽しめそうです。ちなみに頂いたパンフレットには花暦があって、紫陽花の後は「なでしこ」が8月中旬まで見ごろになっています。是非、四季ごとに行きたいものです。

20180706 Kamakura 14

ところでこのアジサイを求めて鎌倉に行ったのは6月26日でしたが、浴衣を着られた女性を多く見かけました(画像下は東慶寺です)。平日で花火があったわけではないのですが、浴衣で鎌倉散策が流行っているのでしょうか・・・

20180706 Kamakura 15

いやぁ~ 鎌倉で紫陽花に浴衣姿の女性たち・・・お美しいです。そう言えばタイではテレビドラマの影響で、アユタヤ遺跡には多くの民族衣装の方達が集まっています。遺跡ならどこでも良いのかクメール遺跡でも見かけましたねぇ・・・

20180418 Ayutthaya 6

そんなタイを思い出しながら北鎌倉を離れ、江ノ電に乗るために鎌倉駅へと向かいました。次回に続きます。

20180706 Kamakura 16

20180630 Kamakura 2

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2018.07.06 | コメント(2) | 日本生活

コメント

バンコクのアパートの解約時のお話など聞きたいです。家具の処分等・・・

2018-07-07 土 06:50:27 | URL | 老人 #mQop/nM. [ 編集 ]

Re: タイトルなし

ご質問の件、すでにエントリー予定で書き始めていますが、10日ぐらい後のアップになります。

2018-07-07 土 07:16:16 | URL | ALSTER #- [ 編集 ]

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プロフィール

ALSTER

Author:ALSTER
 
ALSTER(アルスター) 深川生まれの江戸っ子。アジア・ヨーロッパ・アメリカなどで海外在住28年超。55歳で日本企業を早期定年退職後アメリカで現地採用され2014年末退職。その後3年半タイでロングステイ。90年代前半からパソコン通信・PC改造・ホームページ運用を行い世界中からアクセス。そんな趣味から海外アクセス術、旅先通信本などの出版にも関わる。ヨーロッパ、北米、東南アジアの国々はほとんど訪れ、旅行にお酒・食べ歩き大好き人間です。

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