バンコク運河物語

シンガポールが洗練過ぎて居心地が良くなく、お江戸、ドイツに次いで第三の故郷と言えるタイ・バンコクに逃げ帰り、日本へ戻るまでの休みを過ごしました。

タイは2000年からたった3年間しか在住していませんが、1980年代に最初に訪れて以来、海外の中では一番入手国のスタンプが押されている国かと思います。
特に2005年にアメリカ在住になってからも30時間近くかけて毎年必ず訪れています。

在住時はタイはもちろんアジア各国の遺跡を訪ね歩きました。同時に美しいビーチや珊瑚を求め秘島巡りもしていました。
それがアメリカに住むようになってからは路地歩きや市場巡りと言った、庶民の生活感たっぷり感じる街中が好きになりました。

そんな遺跡、秘島、そしてバンコクを中心とした私が本当に納得したレストランを私のホームページに在住時から紹介しています。
最近では上述のように路地歩きや市場巡りを中心に紹介しているのですが、特にこの1~2年はタイ国内でブームといえるバンコク周辺の地方都市にある百年市場に注目しています。

今でもバンコクに隣接したエリアでこんな光景が見られます。
Bangphli Boat bridge

同時にバンコク都に残る運河にも興味が尽きません。
古くから「水の都」と呼ばれるバンコク。道路が整備されていない時代は舟での交通が主で、運河が網の目のように張り巡らされていました。多くの町は交通の要所となるメインの運河や川に面し、家々は運河に沿って建てられました。

そして水上マーケットに代表されるように、運河沿いの家々に対しての日々の商いも舟が利用されました。家の前の運河に来た物売りの舟から今日使う野菜を買う・・・そんな日常が繰り返されていました。

それが車での移動がメインとなると、特にバンコク都では運河が埋め立てられ道路になり、庶民の生活の中の運河の役割も排水に使われるぐらいで、汚れ悪臭すら立つ運河になってしまいました。

昔はバンコク都内でも各地で見られた地域密着型の水上バス(あるいは運河ボート)や渡し舟が消えていこうとしています。

Samrong Boat

お江戸・深川で隅田川まで歩いて1分の所で育ち、今では高層マンションが建ち並ぶ隅田川河口近くに「佃の渡し」があった時代を知っている自分。そんな私には変わることを急ぎ過ぎるバンコクに今も残る運河、運河沿いの生活などに接する事が旅の目的にもなるのです。

2013年時点でバンコクに残っていると言われる運河ボートで、観光客や駐妻と呼ばれる方々には無理としても、ディープなタイ好きには有名なのが「センセーブ運河ボート」。
バンコク郊外の学生さんが多い庶民の町ラムカーヘンから、日本人の多くが住むスクムビット地区(の裏側)を通り、伊勢丹デパートもあり観光客密集度が高いプラトナームへのルート。そしてプラトナームから旧市街とも言える地区で民主記念塔にも近いパンファー船着場までの2系統があります。

このセンセーブ運河ボートはラムカーヘン地区の一泊20ドル台の安ホテルに泊まる事が多い私には非常に便利な存在。バスなら軽く1時間はかかる距離を渋滞なしでラムカーヘンからプラトナームまで30分でTHB20(約60円)。

Senseb Boat

このセンセーブ運河は本数も多いし速度も速く、一隻あたり50人以上乗れそうな大型のボートですが、ただ時に悪臭がするのと、速度が速いので波が立って水しぶき浴びる可能性が高いです。また、それを避けるために舟の両サイドでビニールシートを上げるので、実際には運河沿いの景色を楽しめないのが残念です。

バンコクには前述のセンセーブ運河以外に決まった路線と時間で運用されているのは(私が知る限り)・・・今回私が楽しんだプラカノン運河、そして難易度が非常に高いがバンコクノーイ運河があります。

プラカノン運河ボートはプラカノン市場や運河沿いのお寺を結んだ生活密着型の路線。小舟でゆっくり運河を行く今も残る古いタイプの乗り合いボートで、お坊さんの利用が多いのも特徴的。私的にすごく楽しい路線でした。

Phurakanong Boat Monk

王宮近くのチャオプラヤー川ター・チャーン船着場からバーンヤイと結びますが、私の在住時に通勤時に一方方向のみの運用だったのです現在もあるか不明。
早くバンコクに戻り、この運河ボートに乗りたいものです。

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2013.07.11 | コメント(0) | トラックバック(0) | 旅先通信

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プロフィール

ALSTER

Author:ALSTER
 
ALSTER(アルスター) 深川生まれの江戸っ子。アジア・ヨーロッパ・アメリカなどで海外在住28年超。55歳で日本企業を早期定年退職後アメリカで現地採用され2014年末退職。その後3年半タイでロングステイ。90年代前半からパソコン通信・PC改造・ホームページ運用を行い世界中からアクセス。そんな趣味から海外アクセス術、旅先通信本などの出版にも関わる。ヨーロッパ、北米、東南アジアの国々はほとんど訪れ、旅行にお酒・食べ歩き大好き人間です。

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