東京下町今昔物語

日本~タイ~シンガポール~タイ~日本と旅しながら過ごした夏休みも終わり、アメリカに戻っています。夏休み中の出来事を綴ったブログも今回が最後になります。

さて、このブログで何度も書いているのですが、私はお江戸・深川の出身です。ちょっと・・・いや、かんり自慢げに思っている部分があります。誰もがそうでしょうが、郷土愛みたいなものがあるからでしょう。それに私が育った頃の深川はちょうど映画「三丁目の夕日」のような時代でしたから、昭和の下町そのものだった深川を懐かしんでいる部分が多いのです。

私にとっての東京の下町はそんな深川だけなのですが、世間一般には江東区の北側にある墨田区、そしてその北西で浅草がある台東区あたりを示すようです。
私的には神田なんて都会すぎて絶対に下町じゃないし、江戸川区は畑が広がっているイメージしかありません。

深川は今で言う東京都江東区・・・って、私が生まれた時からそうなのですが、江東区全部が深川ではなく、江東区の西側で北も南も入らないエリア。別に地図上で線引きしているわけではなく漠然と別けている程度。でも古くから深川の住む人達はどこが深川で、どこが深川で無いかを頭の中では理解しているのです。

そして、ちょうど深川の真ん中あたりが私の出た深川二中だと思うのですが、私が住んでいたのが西の端で隅田川に面した佐賀町。この町は隅田川と深川に多くあった運河を利用した運送業が盛んで、墨田川や運河に面して倉庫が並ぶ町でした。

佐賀町にあった家(借家)からは両国の花火はよく見えたものですし、勝鬨橋が開いたのを見えた記憶がかすかにあります。佃には佃大橋が出来る前で隅田川の渡し舟もありました。

その佐賀町の家から学校に行くまで何度も運河(堀と言っていたけど)を渡ったものですが、今ではその多くが埋め立てられ、無粋な高速道路が走ったりしています。

深川で有名な門前仲町とか木場なんかは深川の端のように私は思えますが、中学では近くの製材所から木を切る音と木の匂いがいつもしていましたし、学校帰りはいつも門前仲町の深川不動尊と八幡様の境内を通っていたので、案外と深川は狭いエリアだったのかも知れません。

その木場あたりから北に伸びた大横川が北十間川にぶつかる辺りに出来たのがスカイツリーです。スカイツリーは江東区ではなく北隣の墨田区にありますが、なんとなく地元に出来たように思っています。もっともスカイツリーが出来る前までの墨田区は深川の北にある両国のさらに北の遠い所だと思っていたのですが・・・

さて、今回夏休みで日本へ戻った時に行きたい所が二つありました。
一つはもうエントリー済みの渋谷で、もう一つがスカイツリーだったのです。日本へ一時帰国する度に成田エキスプレスの車窓から伸びているのを見ていたのですが、行くのは今回が初めて。珍しく子供が忙しい平日に家内と二人で行きました。

Skytree Outside

行きは横須賀線(総武線乗り入れかな)で横浜から乗換えなしで錦糸町まで行って、錦糸町からは下町の風景を楽しむために都バスでスカイツリーまで行きました。
帰りは押上から京急線の乗り入れで地下をずっと走り、品川で東海道線に乗り換えて横浜に戻りましたが、やはりバスのように地上をのんびり走るほうが好きですねぇ~

えっと、スカイツリー! 2000円プラス1000円で450mの天望回廊まで行ってきましたが、エレベーター待ちが1時間。天気は晴れながら空気が夏の暑さでよどんで、驚くような展望ではなかったものの、たぶん人生初で最後だろうスカイツリーを楽しみました。

450mの天望回廊は高すぎて景色がのっぺりしていたのに比べ、350mの天望デッキは低い分だけ建物など立体感があって見えるのに気づきましたが、この日の天気が晴れのわりには今ひとつかすんでいたからかも知れません。

天望回廊やデッキから私が育った深川を見下ろし、もやと高層ビルに囲まれてしまい本当は見えないのに、家があった場所、学校の場所、遊んだ場所、そして母が通った病院などを探してしまったのは言うまでもありません。

ところで驚いたのは人の多さと、エレベーターの技術のすごさでした。速さだけではなく、ゆれをまったく感じさせず、停止位置も床と寸分狂わずぴたりと停めるなど、これは間違いなく世界一の技術力ですね。地震などへの安全対策も万全でしょうから、日本が世界に誇る技術だと確信しました。

なんだかスカイツリーの高さより、スカイツリーを可能とした色々な技術力に興味を持ったし、天望回廊での人の流れの処理やエレベーターの待ち時間の処理方法とか、ハード以外の技術にも感心しました。

ここでの食事はソラマチ30Fにある「ブラッスリーオザミ」 
このお店の特徴は何と言ってもスカイツリーを展望ですが、フレンチと身構えたものの結構コストパーフォーマンスが良いのに驚きました。もちろん食事もサービスも満足で思わず嬉しくなってしまい、フランスワインを知らない私でも名前だけは知っているMeurault と Gevrey- Chambertin まで飲んでしまいました。

逆さスカイツリーがグラスの中に・・・
Skytree in Glass

フランスワインのことですから、一概にMeuraultやGevrey- Chambertinと言っても色々あるのでしょうが、Meuraultは過去飲んだ中でも妖艶さが足りないように思えました。Gevrey- Chambertinの方はいかにもブルゴーニュのピノのイメージ通り。ただもっと次元が違う美味しさが本来あるはずだとは思いましたが・・・やはりフランスのワインは語れないですね(笑)

Skytree Restaurant

いずれにしても、スカイツリーから見た景色より、スカイツリーを目の前にしてゆったり過ごしたランチの方が印象に残ったのは、ただの食いしん坊だからでしょうか・・・

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2013.07.17 | コメント(0) | トラックバック(0) | 旅先通信

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プロフィール

ALSTER

Author:ALSTER
 
ALSTER(アルスター) 深川生まれの江戸っ子。アジア・ヨーロッパ・アメリカなどで海外在住28年超。55歳で日本企業を早期定年退職後アメリカで現地採用され2014年末退職。その後3年半タイでロングステイ。90年代前半からパソコン通信・PC改造・ホームページ運用を行い世界中からアクセス。そんな趣味から海外アクセス術、旅先通信本などの出版にも関わる。ヨーロッパ、北米、東南アジアの国々はほとんど訪れ、旅行にお酒・食べ歩き大好き人間です。

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