ベンジャロン村へ②絵付け工房

私は不器用です。物を創ったり絵を描くなんて全く想像も出来ません。

せっかちなのでじっくり物事に取り組むのが苦手です。ろくろを回し(ひく?)たら成形など出来るはずはなく、癇癪を起してぐにゃぐにゃになった粘土を投げつけてしまうでしょう。

自分に絵心が無いのを知ったのは小学生の時で、クラスの皆と同じ対象を描いていても「何描いているの?」とたくさん聞かれて以来、絵とは縁を切りました。

絵どころか字も超下手で人前で書くのがすごく嫌でした。加えて、漢字の書き順と言う概念が全く頭に入りません。それで黒板やホワイトボード的なものから、結婚式や葬式などでの記帳も含めて人前で字を書くのが大の苦手です。

それで逃げたのが「英語」だったし「パソコン」でした。本当の話です(汗)

漢字を書かないで済む英語は中学から好きになったし、70年代には機械式タイプライターを毎日使うようになり、技術屋だった事もあってパソコンは80年代半ばから使うようになり、1990年には最初の個人用PC(画像下の下)を抱えてドイツに渡りました。パソコンを使うようになって30年ですねぇ~ ちょうど初めて訪タイしたのも30年ちょっと前の事です。

Ramington

ちなみにスティーブ・ジョブズがアップル社を興しガレージで製造を始めたのが1976年。電動タイプライター(一番長く使っていました)を作っていたIBM社がコンピューターを出したのが1981年。80年代半ばから90年代半ばまでは色々な規格が乱立し、Windows登場が1985年ですが、これはMS-DOS上で動く簡単なGUIでした。

MAC PB-150

話を戻しましょう(汗)

考えてみると私はすごい音痴でもあります。だからカラオケも大嫌いで人前で字を書くのと同じで避け続けています。

感性や感覚を司る機能私の右脳はきっとスカスカなのでしょう。その代わり思考や論理を司る左脳が働いているのかも知れません。理屈っぽくて、何でもてきぱきしないと気が済まないし、計画性や正確性が無いのも、曲がった事も嫌いです。

そんな私が陶芸なんて興味を持つ事すらあり得ないのですが、前回エントリー「ベンジャロン村へ① 食遍歴と陶器」のように「食」への拘りから陶磁器も趣味の一つになっています。

さて、やっと本題でベンジャロン焼きの工房が集まっているベンジャロン村です。

20171012 Benjarong

バンコク都西隣のサムットサコーン県ドン・カイ・ディーにベンジャロン村はあります。ターチン川の左岸(東側)で、河口の町マハーチャイの北になります。

20171012 Map

20171017 Map

一番簡単に行く方法はBTSバンワー駅から「クラトゥムバンKrathum Baen」行きの路線バス189番に乗る方法です。バンワー駅4番出口で降りて少し先に行ったバス停から乗りますが、本数が少ないのが難点です。

Bus189 Bang Wa

クラトゥムバン~ザ・モール・バーンケーの189番短区間運転車もあるので、私ならバンワーで来たバス(146と147番を除く)に乗ってザ・モール・バーンケーの西側(カンチャナピセーク通りを越えた)のペットカーセーム通りで189番を待ちます。

189番は終点に近い3190号線で「テーサバーン4 Thetsaban 4」の交差点(角にセブンで画像下)手前で降りると、私の足で徒歩11分でベンジャロン村に着きます。

Bus189 Thetsaban 4

他の方法はペットカセーム通りオームノイOm Noiの交差点南(画像下)からソンテウ6011番で、テーサバーン4 のパクソイまで行けます。オームノイへは路線バス81番84番123番157番170番が通り、ロットゥー143B番が戦勝記念塔から出ています。6011番は行先が途中止まりもあるので注意です(汗)

20171017 Songthew

もう一つの方法はマハーチャイから地方バス402番(ナコーンパトム行)がテーサバーン4 のパクソイ手前まで行きます。ちょうど402番が3190号線上でUターンした所からバス停1個分西へ行くとテーサバーン4です。マハーチャイまでは国鉄以外にBMTA路線バスで委託エアコンバス7番68番でも行けます。402番は渡し船船着場前の通り(画像下)で出発待機をしています。

20171001 Bus 1

まぁ、文字で書くと分かり難いと思うのですが、タイ語の読み書きは出来ないしスマホも地図も持たない年寄りが一人で行けるのですから大丈夫。都心部からだと(まして私のアパートからだと)遠いのですが、複数の選択肢があるので私にとっては交通便利とも言えます(苦笑)

バスでもソンテウでも降りるのは3190号とテーサバーン4の交差点。ここからテーサバーン4を南に行けば、10分もかからず画像下の丁字交差点に出ます。

Don Kai Di 1

20171017Indicator

ベンジャロン村の入口はこの丁字交差点すぐ南です。「入口」と言っても何か特別な門などがあるわけでなく、「村」と言っても工房が点在しているので分かり難いかと思います。その中でもテーサバーン4(通り)に面した画像下の店が目印になるかと思います。

20171017 Benjarong 1

最初行った時は日本の陶器で有名な地のように窯元がいくつかあるのか思っていましたが、そうではないようです。この通りに面した店が周辺で一番大きいと思います。

20171017 Benjarong 2

20171017 Benjarong 3

通りから離れて路地奥に工房が多くあるエリアがあるようです。中に入ってみました。

20171017 Benjarong 4

全てを見たわけではないと思いますが、周辺の民家に溶け込むように緑多い所に家内工業的な工房が数軒集まっている・・・それがここの実態かと思います。なかなか面白いです。

20171017 Benjarong 5

20171017 Benjarong 6

そして観光土産のように製造販売をしている店もあれば、下請けの作業で絵付けだけしている所も見かけました。焼き窯は見る事が無かったのですが、分業化が進んでここでは絵付けが主な作業に見えます。

20171017 Benjarong 7

こうした小さな工房は窯を持たずに、どこかで本焼きと絵付け後の焼きをする工場があると思うのですが、この村を歩いて表面上はそうした工場に気が付きませんでした。

20171017 Benjarong 8

20171017 Benjarong 9

平日は閑散としていますが、週末だと観光ツアーがあるのではないかと思われます。大型バスではなくて小グループがバンで訪ねるような・・・そうした場合は絵付け体験も出来て、仕上げの焼き後に送ってくれるのではないかと思います。日本でもよくありますよねぇ~

Don Kai Di 2

工房があるエリアから少し離れた所を歩いていたら、路地に面して開け放った土間で絵付けをしている人を見かけました。

20171017 Benjarong 10

「作業を見ても良いですか?」と聞けば「どうぞ、どうぞ」と言われて中へ。下請けなのか、普通の家の土間?で作業して感じです。

20171017 Benjarong 11

作業を見ているうちに・・・子供たちとお婆さんも出て来て、一緒に遊びはじめ、最後は甘いコーヒーまで頂いてしまいました。

20171017 Benjarong 12

きっともっと路地奥へ入れば、お店では見られないこうした内職的な作業が多く行われているのではないかと思います。一見、ゴージャスな磁器に見えますが、土産物の小物からピンキリで底辺ではこうしたご家族が支えているのかも知れません。

「ベンジャロン」とは古語で5色を意味するとどこかの店で聞いた気がします。アユタヤ時代に中国から伝わった白磁へ多色な上絵具を焼き付ける技法が、王室用に変化して行き金彩が施されたものに変わっていたのでしょう。

細かな絵付け作業を黙々と手作業でしている方達を見て・・・中国やヨーロッパでもない、タイらしい磁器が創られて来たことが少しは分った気がしました。

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2017.10.17 | コメント(1) | タイ・トラベル

コメント

Re: タイトルなし

非表示設定でコメントを頂いています。

ブログ内の全てのコメントに関して言えるのですが、ブログの事はブログ内でやり取りをしています。非表示設定の場合はハンドル名や引用もせずに、内容も何か特定出来るような事は避けるので、もどかしいかも知れませんがご理解ください。

その上で・・・私に分かる事であれば何でもお聞きくだされば、一生懸命お答えします。ただ件の事は趣味で焼き物(特にボーンチャイナ)が好きなだけで、私が何かお役に立つ事はないように思えてなりません。

件の地は行けばお分かりになるかと思いますが、絵付けをしている方々が多くいる地で、窯が多くある地とは異なっているのはブログ記載の通りです。


いずれにしても具体的にご質問頂けたらと思います。

2018-06-24 日 22:03:21 | URL | ALSTER #- [ 編集 ]

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ALSTER(アルスター) 東京深川出身。アジア・ヨーロッパ・アメリカなど海外在住28年超。55歳で日本企業を早期定年退職後アメリカで現地採用され2014年末退職。その後タイでロングステイし2018年帰国。90年代前半からパソコン通信・PC改造・ホームページ運用を行い世界中からアクセス。そんな趣味から海外アクセス術、旅先通信本などの出版にも関わる。ヨーロッパ、北米、東南アジアの国々はほとんど訪れ、旅行にお酒・食べ歩き大好き人間です。

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