熱い思いが蘇る深夜特急

こんにちは。今日もアクセスありがとうございます。

6月25日、今朝のバンコク(の端っこ)は曇り。

昨日も終日曇り空でした。もう数日太陽が出ていない気がします。

さて、皆さんはこの本をご存知でしょうか「深夜特急」

筆者沢木耕太郎氏の旅行体験に基づく紀行小説で、インドのデリーから、イギリスのロンドンまでを、乗り合いバスだけを使って一人旅をする主人公を描いています。

デリーに行く途中ストップオーバーで香港とバンコクに立ち寄り、バンコクからは鉄道でマレー半島を下りシンガポールへ・・・途中様々な人々に出会う物語で、ある時期多くのバックパッカーが影響を受けた本です。(画像は新潮文庫ホームページから拝借です)
Book

初版が1986年ですから、小説の舞台としてはちょうど私が最初にドンムアン空港に降り立った頃と同じです。

飛行機を出たとたんに南国の香りに包まれ、赤色電球がなぜか印象に残る空港内を歩くうちに、暑さと重たく感じるほどの湿気が見にまとわりつく。税関を出たとたんに圧倒的な出迎えの人たちに囲まれ、タクシー?と何人にも聞かれる中をかき分けるようにターミナルの外に出た日を思い出します。

1996年には主人公を大沢たかおが演じてテレビ化されました。全てドキュメンタリー風に描かれていて、まるで主人公と一緒に香港の路地裏を歩き、タイの長距離列車に乗っているかのように思えたものです。

本とテレビでは若干異なりますが、私もテレビの映像を通してバンコクの熱気や匂いすら感じ取ろうとしたものです。それと切なく旅愁を歌う井上陽水の「積み荷のない船」が印象的でした。

画像は2002年のファランポーンです。
Station

この本やテレビと出会ったのがもう少し若かったら・・・私もバックパッカーになったかも知れないです。バックパッカーこそなれませんでしたが、その後の空港ターミナル、バスターミナル、列車、路線バス、運河ボート・・・それらの人々が行き交う所が好きなのは間違いなく影響を受けたからでしょう。

バンコクではドンムアン空港から路線バスで移動、パッポンの安ホテルにうんざりしてカオサンへ。運河ボートにトゥクトゥク、市場や食堂で街の人と触れ合う主人公が出てきます。しかしそんなバンコクでの日々も香港で感じた熱気を感じられないのか、ある日マレー半島を列車で南下する事を決心するのです。

そのシーンの(本来したくない)キャプチャー画像です。1995年頃のファランポーンでしょうか。
TV 1

画像は2003年のタイ国鉄南本線で見た夕暮れです。同じ景色が続きますが、背景の夕焼けの色だけが変わっていくのを飽きずにずっと見ていました。
Train

主人公はバンコク中央駅(ファランポーン)からチュムポーンへ三等列車で向かいます。ファランポーンでは駅前の食堂に入り小さな男の子との会話にならないやり取りも描かれています。そのシーンのこれもキャプチャー画像です。
TV

テレビで観たその食堂の建物はファランポーン駅のすぐ横に今でもあります。画像はGoogleストリートビューからです
Restaurant

画像は2001年のタイ国鉄南本線。真夜中に停まった駅ですが、テレビに出てきたチュムポーンだったか?真夜中で寝静まった田舎町なのに、駅だけが活気にあふれ不思議な感覚を覚えました。
South

ところで主人公は旅の中で恋人に手紙を書き続けています。
私がずっと旅の中でこだわって来た・・・まさに以前のエントリーでも紹介した「旅先通信」です。

世界を旅しながら通信をする。旅をしながら、その時その場から、他の人に伝えたい熱い思いを送る・・・そんな旅先通信の原点のように思えます。

旅が好きで、タイが好きで、旅先から熱い思いを伝えることにこだわった自分の若い時、もしこの本やテレビの主人公と同じようにもっと自由な旅が出来たら・・・そう今でも思わずにはいられないのです。

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2015.06.25 | コメント(8) | タイ・トラベル

コメント

サワッディー・カー

ロングステイ、いいですね。わたしは以前2回ぐらいですが貴方のブログにコメントしたイノダコーヒー好きの主婦です。
夫の定年後海外ロングステイする予定だったのですが、義母(95才)とわんこ(もうすぐ18才)の介護に追われ今は実現不可能になって、たま~に落ち込む時があります。
面白くてディープなタイ情報楽しみにしています!
お体に気をつけてくださいね。

2015-06-25 木 15:41:59 | URL | てっちゃん #- [ 編集 ]

列車の旅

「深夜特急」早速買って来て読んでみたいと思います。私も海外(特にアジア)を舞台にした小説が好きなのですが、どちらかというとノンフィクションよりもフィクションが好きです。最近は本をまとめ買いすると、中に昔読んだことのある本がまぎれる事が度々あり、自分を情けなく思います。(今週またやってしまいました)私はバスはあまり好きではなく自分で車を運転する自由な旅が好きです。飛行機はできればあまり乗りたくない口ですが、列車や船は好きです。昔、ユーロパスを使ってヨーロッパを列車で回ったのが懐かしく思い出されます。英国や東欧の田舎、スイスやオーストリアの高原列車が特に強烈な記憶に残っています。

2015-06-25 木 16:41:14 | URL | SUIKYO #- [ 編集 ]

本日放送

初めまして。
よく読ませて頂いてます。
昔のホアランポーン懐かしいです。
駅前の食堂の向いかと思いますが、ティップさんの店でよく呑んでいました。
先日久しぶりに、駅前のスリクロンホテルに友達を訪ねた所、何やら騒がしい。
よく見ると中村雅俊さんが、、、。
少しお話させて頂きました。5/18
今日BS日テレで19:00から放送です。
タイトルは一人旅なんて書いてありますが、
大勢いました。
当たり前ですね。
タイムリーなブログ記事で思わず筆、いやキーボードを叩きました。

2015-06-25 木 18:37:15 | URL | ken #rrKXxwoA [ 編集 ]

Re: サワッディー・カー

てっちゃんさん

コメントありがとうございます。

きっと以前のブログかホームページでスレッドを交わした事があるのですね・・・ 
今後ともよろしくお願いします。

きっと私とイノダコーヒの縁はご存知かと思います。京都老舗の社長と赤い糸で結ばれ、京都花街研究を二人でしていました(笑)
懐かしいなぁ・・・無性に行きたくなりました。京都! そろそろ祇園や上七軒でハモですねねぇ~

2015-06-25 木 21:11:39 | URL | ALSTER #- [ 編集 ]

Re: 列車の旅

SUIKYOさん

コメントありがとうございます。

この本もテレビ(たぶんDVDがあるはず)も濃いですよ~!
埃、熱気、匂い、砂、汗、安宿、砂漠、野宿、喧騒・・・すべてがびんびんに感じられます。
ブログでは書いていませんが、インドでのガンジス川での生死一緒の信仰がショックでもあります。

もう本当にそんな旅が出来なくなりましたが・・・

2015-06-25 木 21:18:00 | URL | ALSTER #- [ 編集 ]

Re: 本日放送

kenさん

コメントありがとうございます。

あの食堂(って言っても定かではありませんが)って、ティップさんの食堂って言うのですか・・・知りませんでした。
駅舎の正面出口の横ですよね・・・ 今度私も入ってみます。

私は日本の放送を観る術がないのですが、その放送も観てみたい気がします。

ありがとうございます。

2015-06-25 木 21:22:44 | URL | ALSTER #- [ 編集 ]

深夜特急

こんばんは。深夜特急は大好きでした。その影響だったと思うのですが88年からバックパッカー癖が始まり、最初の鑑真号での上海上陸から社会人になって以降も1994年ぐらいまでバックパッカーを繰り返していました。確かバンコクのジュライホテルにも泊まったのですがインドや中国の印象が強すぎてよく覚えていないのが残念です。
その後 初めて会社の出張で香港に行ったときにこんな立派なホテルに泊まっていいのかとびっくりしたことをよく覚えています。
また時間ができたらどこかへ行きたいのですがもう体力的に無理でしょうね。バックパッカーにとって一番大事なのは体力ですね。(後はトイレットペーパーも大事です!)

2015-06-25 木 23:18:03 | URL | オバカチ #- [ 編集 ]

Re: 深夜特急

オバカチさん

コメントありがとうございます。

やはりいらっしゃいましたね。影響を受けた方が・・・
もっとも私は影響を受けた時に、もうバックパッカーにはなれない歳でしたけど。

「深夜特急」特にインド、パキスタン、アフガニスタンあたりの旅は壮絶で、私自身はインドで少し同じような経験をしました。

2015-06-25 木 23:34:16 | URL | ALSTER #- [ 編集 ]

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Author:ALSTER
 
ALSTER(アルスター) 東京深川出身。アジア・ヨーロッパ・アメリカなど海外在住28年超。55歳で日本企業を早期定年退職後アメリカで現地採用され2014年末退職。その後タイでロングステイし2018年帰国。90年代前半からパソコン通信・PC改造・ホームページ運用を行い世界中からアクセス。そんな趣味から海外アクセス術、旅先通信本などの出版にも関わる。ヨーロッパ、北米、東南アジアの国々はほとんど訪れ、旅行にお酒・食べ歩き大好き人間です。

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